「毒カウンター」を編集中
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プレイヤーが1個以上の毒カウンターを持っている場合、あるいは双頭巨人戦においてチームが1つ以上の毒カウンターを持っている場合、そのプレイヤー(達)は「'''毒を受けている'''/''poisoned''」と言う。 | プレイヤーが1個以上の毒カウンターを持っている場合、あるいは双頭巨人戦においてチームが1つ以上の毒カウンターを持っている場合、そのプレイヤー(達)は「'''毒を受けている'''/''poisoned''」と言う。 | ||
− | 毒カウンターに関連した[[キーワード能力]]には、[[有毒]]と[[感染 | + | 毒カウンターに関連した[[キーワード能力]]には、[[有毒]]と[[感染]]が存在する。 |
*なお、[[あなた|自分]]が得た毒カウンターを取り除く手段は非常に限られており、[[灯争大戦]]現在で、[[Leeches]]、[[解放された者、カーン/Karn Liberated]]([-14][[忠誠度能力]])の2枚のみ。 | *なお、[[あなた|自分]]が得た毒カウンターを取り除く手段は非常に限られており、[[灯争大戦]]現在で、[[Leeches]]、[[解放された者、カーン/Karn Liberated]]([-14][[忠誠度能力]])の2枚のみ。 | ||
**ほかには[[対戦相手]]からしか取り除けない[[陽光浄化者/Suncleanser]]([[ETB]][[能力]])、[[裏切りの対価/Price of Betrayal]]も存在する。 | **ほかには[[対戦相手]]からしか取り除けない[[陽光浄化者/Suncleanser]]([[ETB]][[能力]])、[[裏切りの対価/Price of Betrayal]]も存在する。 | ||
− | === | + | ===その他=== |
− | 初出は[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]] | + | 初出は[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]。それから[[ビジョンズ]]までいくつかの毒カウンター関連の[[カード]]が作られていた。しかし10回[[攻撃]]を[[通し]]てやっと対戦相手を葬れるような[[クリーチャー]]ばかりであり、それだけ攻撃が通るならば通常のクリーチャーで20点の[[ライフ]]を[[削る|削っ]]ても同じこと。クリーチャーとしての性能も高いとは言えず、まともに活躍した毒関係カードは[[炎の鞭/Fire Whip]]とのコンボで攻撃に頼らずに2個の毒カウンターを置ける[[マーシュ・バイパー/Marsh Viper]]くらいであった。 |
− | + | [[ウェザーライト]]以降は毒関係のカードが収録されず、その後長らくこのルールは半ば忘れ去られていたが、[[時のらせん]]で[[沼地の蚊/Swamp Mosquito]]が[[タイムシフト]]されて復活。[[未来予知]]では新規カードの[[悪性スリヴァー/Virulent Sliver]]も登場し、[[有毒]]という[[キーワード能力]]も作られた。 | |
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− | + | 悪性スリヴァーの活躍は目覚ましく、[[プロツアーサンディエゴ07]]([[双頭巨人戦]][[ブースター・ドラフト]])の準決勝で毒カウンターによる決着が発生した。さらに[[インビテーショナル07]]においても、悪性スリヴァーと[[ハートのスリヴァー/Heart Sliver]]による毒殺システムを組みこんだ[[ヴィンテージ]]の[[ハルクフラッシュ#ヴィンテージ|ハルクフラッシュ]]を使用する[[Tiago Chan]]が見事優勝を飾った。[[時のらせんブロック構築]]でも悪性スリヴァーをフル投入したデッキが構築され、それなりの戦果をあげている。 | |
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− | + | [[ミラディンの傷跡]]では[[感染]]という毒カウンターに関連したキーワード能力がまた新たに作られ、それ以外の毒カウンター関連のカードも多く収録されている。[[ミラディンの傷跡ブロック]]が使用可能な各種[[フォーマット]]では毒殺を狙う[[感染 (デッキ)|感染デッキ]]が一定の戦果を挙げている。 | |
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− | + | [[カルドハイム]]で久々の再登場。[[牙持ち、フィン/Fynn, the Fangbearer]]1枚のみが登場した。 | |
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− | + | [[団結のドミナリア]]でも登場し、[[潜伏工作員、アジャニ/Ajani, Sleeper Agent]]1枚のみがこれを扱っている。 | |
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+ | *[[ミラディンの傷跡]]が出る前は、毒カウンターを与えるカードはいずれも[[黒]]か[[緑]]、または[[アーティファクト]]のカードであった。 | ||
+ | **主に[[青]]のカードに見られる[[増殖]]で毒カウンターを増やすことができる。また、[[ミラディン包囲戦]]で[[白]]の、[[新たなるファイレクシア]]で青、[[赤]]の[[感染]]持ちも登場し、全色に毒カウンター関連のカードが登場することになった。 | ||
*20点のライフ減らすところを10個の毒カウンターで済ませられるので、よく「毒カウンター1個はライフ2点に相当する」と言われる。 | *20点のライフ減らすところを10個の毒カウンターで済ませられるので、よく「毒カウンター1個はライフ2点に相当する」と言われる。 | ||
− | ** | + | **前述の通り、ライフと比べて回復手段が非常に限定的なため、ダメージ以上に効果的なケースも多い。逆に、ライフを減らす手段と併用する意味合いが薄い事が欠点。かといって対戦相手への攻撃手段を毒カウンターのみに頼ると、対戦相手はライフロスのデメリットやコストを19点まで使い放題となる。 |
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*[[Mark Rosewater]]は、ミラディンの傷跡で感染を収録する際、毒カウンターとライフの差別化のために「毒カウンターは決して取り除けなくする」という方針を立てた<ref>[https://web.archive.org/web/20220120081009/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/something-wicked-way-comes-part-1-2010-09-06 Something Wicked This Way Comes, Part 1(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%91-2010-09-06 おかしなことがやってきた その1](Feature [[2010年]]9月6日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。だがその後プレイヤーの反応などから「マジックに毒を乗り越える手段があって良いのかどうか」「ライフと毒を全く違うものとして扱うべきか」を検討する必要があるとの発言を行っている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/state-design-2011-2011-08-22 State of Design 2011]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030976/ デザイン演説2011](Making Magic 2011年8月22日 Mark Rosewater 著)</ref>。 | *[[Mark Rosewater]]は、ミラディンの傷跡で感染を収録する際、毒カウンターとライフの差別化のために「毒カウンターは決して取り除けなくする」という方針を立てた<ref>[https://web.archive.org/web/20220120081009/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/something-wicked-way-comes-part-1-2010-09-06 Something Wicked This Way Comes, Part 1(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%91-2010-09-06 おかしなことがやってきた その1](Feature [[2010年]]9月6日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。だがその後プレイヤーの反応などから「マジックに毒を乗り越える手段があって良いのかどうか」「ライフと毒を全く違うものとして扱うべきか」を検討する必要があるとの発言を行っている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/state-design-2011-2011-08-22 State of Design 2011]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030976/ デザイン演説2011](Making Magic 2011年8月22日 Mark Rosewater 著)</ref>。 | ||
*[[Magic: The Gathering for PC]]の最終ボスはライフが非常に多いので、毒カウンターで倒すのも有効な手段の1つ。 | *[[Magic: The Gathering for PC]]の最終ボスはライフが非常に多いので、毒カウンターで倒すのも有効な手段の1つ。 | ||
− | *[[時のらせんブロック]] | + | *[[時のらせんブロック]]での復活以前に、一度[[インビテーショナルカード]]で危うく(?)復活しそうになった([[闇の腹心/Dark Confidant]]参照)。 |
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*[[2011年]]4月より、[[双頭巨人戦]]ではチームごとに毒カウンターをカウントすることになり、「チームで15個得た場合、そのチームは敗北する」「チームで1つ以上得ている場合、そのチームの各プレイヤーは『毒を受けている』とする」と変更された<ref>[https://web.archive.org/web/20220524040504/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/march-18-2011-dci-banned-restricted-list-announcement-2011-03-18 March 18 2011 DCI Banned & Restricted List Announcement(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0004787/ 2011年3月18日制限禁止リスト告知](News [[2011年]]3月18日 [[WotC]]著)</ref>。 | *[[2011年]]4月より、[[双頭巨人戦]]ではチームごとに毒カウンターをカウントすることになり、「チームで15個得た場合、そのチームは敗北する」「チームで1つ以上得ている場合、そのチームの各プレイヤーは『毒を受けている』とする」と変更された<ref>[https://web.archive.org/web/20220524040504/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/march-18-2011-dci-banned-restricted-list-announcement-2011-03-18 March 18 2011 DCI Banned & Restricted List Announcement(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0004787/ 2011年3月18日制限禁止リスト告知](News [[2011年]]3月18日 [[WotC]]著)</ref>。 | ||
− | *[[ミラディンの傷跡ブロック]] | + | *[[ミラディンの傷跡ブロック]]の各[[エキスパンション]]の[[ブースターパック]]には、[[トークン・カード]]の[[スロット]]に毒カウンター用の[[注釈カード]]が封入されていることがある。エキスパンションごとにそれぞれデザインが異なる。 |
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==毒関係のカード一覧== | ==毒関係のカード一覧== | ||
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===キーワード能力=== | ===キーワード能力=== | ||
− | * | + | *有毒([[悪性スリヴァー/Virulent Sliver]]) |
− | * | + | *感染({{WHISPER検索/カードテキスト|感染}}) |
− | + | ||
− | === | + | ===その他の毒能力を持つクリーチャー=== |
− | + | ||
*[[墓所のコブラ/Crypt Cobra]] | *[[墓所のコブラ/Crypt Cobra]] | ||
*[[マーシュ・バイパー/Marsh Viper]] | *[[マーシュ・バイパー/Marsh Viper]] | ||
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*[[沼地の蚊/Swamp Mosquito]] | *[[沼地の蚊/Swamp Mosquito]] | ||
*[[牙持ち、フィン/Fynn, the Fangbearer]] | *[[牙持ち、フィン/Fynn, the Fangbearer]] | ||
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===毒を受けていることを参照するカード=== | ===毒を受けていることを参照するカード=== | ||
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*[[堕落した決意/Corrupted Resolve]] | *[[堕落した決意/Corrupted Resolve]] | ||
*[[ヴィリジアンの背信者/Viridian Betrayers]] | *[[ヴィリジアンの背信者/Viridian Betrayers]] | ||
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− | + | ===毒能力に関係するその他のカード=== | |
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− | === | + | |
*[[Leeches]](毒カウンターを失い、その分の[[ダメージ]]を受ける) | *[[Leeches]](毒カウンターを失い、その分の[[ダメージ]]を受ける) | ||
− | *[[ | + | *[[毒蛇製造器/Serpent Generator]](毒能力を持つクリーチャー・[[トークン]]を[[生成]]する) |
− | + | *[[蛇教団の聖儀式/Snake Cult Initiation]]([[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]しているクリーチャーに有毒3を与える) | |
− | *[[ | + | *[[潜伏工作員、アジャニ/Ajani, Sleeper Agent]](クリーチャー[[呪文]]を唱えるたび毒カウンター2個を与える[[紋章]]を得る) |
− | *[[ | + | |
==脚注== | ==脚注== | ||
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*[[敗北条件]] | *[[敗北条件]] | ||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
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[[Category:カウンター|とく]] | [[Category:カウンター|とく]] |