「白緑ビートダウン」を編集中

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'''白緑ビートダウン'''(''WG Beatdown'')は、[[クリーチャー]]に特化した[[色]]である[[白]]と[[緑]]による[[ビートダウンデッキ]]。
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'''白緑ビートダウン'''(''WG Beatdown'')は、[[クリーチャー]]に特化した[[色]]である[[白]]と[[緑]]による[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。
  
 
==概要==
 
==概要==
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[[ステロイド]]と比べると、クリーチャーの[[コスト・パフォーマンス]]と展開力の高さが強みであり、単純な[[殴り合い]]には強い。また、時代にもよるが[[白]]は[[パーマネント]]への干渉や[[回復]]を得意とするため、ある程度の[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]力を擁することもできる。
 
[[ステロイド]]と比べると、クリーチャーの[[コスト・パフォーマンス]]と展開力の高さが強みであり、単純な[[殴り合い]]には強い。また、時代にもよるが[[白]]は[[パーマネント]]への干渉や[[回復]]を得意とするため、ある程度の[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]力を擁することもできる。
  
反面、直接[[対戦相手]]の[[ライフ]]に干渉できないため、やや速度に難があったり、[[戦場]]だけで計算を立てられてしまうなど[[コントロールデッキ]]に対して弱点を持つ。
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反面、直接[[対戦相手]]の[[ライフ]]に干渉できないため、やや速度に難があったり、[[戦場]]だけで計算を立てられてしまうなど[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対して弱点を持つ。
  
==スタンダード==
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==イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期==
下記の時期の[[スタンダード]]においても、活躍を見せる。
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[[基本セット2013]]で再録された[[怨恨/Rancor]]、[[イニストラード・ブロック]]の[[人間]]勢力、[[ラヴニカへの回帰]]の[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]の[[カード]]を組み合わせた[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]が登場した。
  
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]
+
{{#card:Loxodon Smiter}}
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期]]
+
{{#card:Rancor}}
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期|エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期]]
+
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期]]
+
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期]]
+
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期|タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期]]
+
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期]]
+
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期]]
+
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期]]
+
*ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
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**[[イニストラード]]の追加で古くからの[[トークン]]戦略が復活を果たし、'''[[緑白トークン#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|緑白トークン]]'''が登場した。
+
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期]]
+
*ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
+
**[[白黒トークン]]などの流れを汲む'''[[緑白トークン#ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期|緑白トークン]]'''が登場した。
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*ラヴニカ・ブロック期
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**[[制圧の輝き/Glare of Subdual]]による[[ボードコントロール]]を狙った'''[[セレズニア対立]]'''が登場した。
+
*[[白緑ビートダウン/スタンダード/オデッセイ・ブロック期|オデッセイ・ブロック期]]
+
*マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
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**[[マスクス・ブロック構築]]と同様に'''[[メロン]]'''と呼ばれるタイプが流行した。
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**[[第7版]]に変わるまでは[[ハルマゲドン/Armageddon]]を採用した'''[[ブラストゲドン]]'''も存在した。
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*黎明期
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**[[クロニクル]]以前は、[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]と[[ハルマゲドン/Armageddon]]を主軸にした、'''[[アーニーゲドン]]'''が活躍した。
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==ブロック構築==
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大きく分けて2種類のタイプが存在する。1つは[[ミッドレンジ]]タイプで、[[マナ・クリーチャー]]から[[アタッカー]][[展開]]し、怨恨で[[強化]]して殴り切るのが基本方針である。[[クリーチャー]][[ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter]][[銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin]]が定番だが、その他の部分は様々で、[[絡み根の霊/Strangleroot Geist]][[ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart]]といった[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]性能の高いものであったり、[[修復の天使/Restoration Angel]]とそれと相性のよい[[スラーグ牙/Thragtusk]]などであったりと、バリエーションは幅広い。
下記の時期の[[ブロック構築]]においても、活躍を見せる。
+
*[[白緑ビートダウン/ブロック構築/ラヴニカへの回帰|ラヴニカへの回帰ブロック構築]]
+
*[[白緑ビートダウン/ブロック構築/アラーラの断片|アラーラの断片ブロック構築]]
+
*時のらせんブロック構築
+
**[[未来予知]]の参入後、強力な[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]をベースにした[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]の'''[[緑白ゴイフ]]'''が登場した。
+
*[[白緑ビートダウン/ブロック構築/神河|神河ブロック構築]]
+
*オデッセイ・ブロック構築
+
**[[白緑ビートダウン/スタンダード/オデッセイ・ブロック期|スタンダードのもの]]をベースに、[[マッドネス]]に特化した'''[[白緑マッドネス]]'''が活躍した。
+
*マスクス・ブロック構築
+
**非常に強力な[[ブラストダーム/Blastoderm]]を主力とした'''[[メロン]]'''と呼ばれるタイプが登場した。
+
*[[白緑ビートダウン/ブロック構築/ミラージュ|ミラージュ・ブロック構築]]
+
  
==ヒストリック==
+
もう1つは、[[教区の勇者/Champion of the Parish]][[アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck]]を採用し[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]の形を取る緑白人間。前者とは共通する部分も多いが、こちらは1,2[[マナ]]のクリーチャーも多用され、[[ウィニー]]デッキとしての性質が強くなっている。詳しくは[[人間 (デッキ)#イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|人間]]を参照。
[[ヒストリック]]では、[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]][[精鋭呪文縛り/Elite Spellbinder]]を、[[ヒストリック・アンソロジー|ヒストリック・アンソロジー5]][[ドロモカの命令/Dromoka's Command]]を獲得したことで環境に登場するようになった。
+
  
{{#card: Collected Company}}
+
===サンプルレシピ===
{{#card: Elite Spellbinder}}
+
*備考
{{#card: Lovestruck Beast}}
+
**[[グランプリボーフム12]] 第13位 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpboc12/welcome 参考])
 +
**使用者:[[Svetoslav Ivanov]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]])
  
[[集合した中隊/Collected Company]]から[[精鋭呪文縛り/Elite Spellbinder]]や[[エメリアのアルコン/Archon of Emeria]]といった妨害要素をもつ[[白]]の[[クリーチャー]]や、[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]や[[カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth]]といった打点に優れる[[緑]]のクリーチャーを展開する。集合した中隊を強く使うために、非常に3マナ域が多いのが特徴。
+
{{#magicfactory:df307440}}
  
===サンプルリスト===
+
*中速タイプ。[[CIP]][[能力]]重視の構成で、修復の天使に加えて[[雲隠れ/Cloudshift]]まで採用されている。
 +
 
 +
==ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期==
 +
 
 +
[[イニストラード]]の追加で古くからの[[トークン]]戦略が復活を果たす。
 +
 
 +
{{#card:Elspeth Tirel}}
 +
{{#card:Gavony Township}}
 +
 
 +
詳細は[[緑白トークン#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|緑白トークン]]のページを参照のこと。
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 +
==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期==
 +
[[聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic]]+[[アージェンタムの鎧/Argentum Armor]]の[[コンボ]]を搭載した[[白単アーマー]]に、相性の良い[[復讐蔦/Vengevine]]や[[獣相のシャーマン/Fauna Shaman]]を採用した[[緑白]]のデッキも登場した。
 +
 
 +
{{#card:Quest for the Holy Relic}}
 +
{{#card:Vengevine}}
 +
 
 +
[[新たなるファイレクシア]]で[[出産の殻/Birthing Pod]]が登場して以降は、[[CIP]][[能力]]や[[PIG]]能力を持つ[[クリーチャー]]と組み合わせて[[アドバンテージ]]を稼ぐタイプが登場した。
 +
 
 +
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ]] 第36位、ヒストリック部門6勝1敗([https://magic.gg/events/strixhaven-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/stxchamps/ 参考])
+
**[[日本選手権11]] 準優勝(予選ラウンド[[スタンダード]]部門7-1)([http://coverage.mtg-jp.com/jpnats11/ 参考])
**使用者:[[Fiona Wei]]
+
**使用者:[[藤本知也]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[ヒストリック]](~[[ヒストリック・アンソロジー|ヒストリック・アンソロジー5]])
+
**[[スタンダード]][[基本セット2011]]+[[基本セット2012]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]])
  
{{#MagicFactory: df320581}}
+
{{#MagicFactory:df305177}}
==エクステンデッド==
+
[[エクステンデッド]]には、'''[[ファントム・メナス (ビートダウン)|ファントム・メナス]]'''と呼ばれる[[デッキ]]が存在する。
+
  
{{#card:Phantom Centaur}}
+
*[[極楽鳥/Birds of Paradise]]、[[巣の侵略者/Nest Invader]]、[[水蓮のコブラ/Lotus Cobra]]という11枚の[[マナ加速]]によって、3[[ターン]]目に4[[マナ]]まで到達することを意識している。ここから[[刃砦の英雄/Hero of Bladehold]]や[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]につなげることで、[[トップメタ]]である[[ヴァラクート#スタンダード|赤緑ヴァラクート]]の「最速4ターン目[[原始のタイタン/Primeval Titan]]」に対抗する。
{{#card:Armadillo Cloak}}
+
*大元のコンセプトは[[藤田剛史]]によるもの。[[鍛冶友浩]]による[http://coverage.mtg-jp.com/jpnats11/article/001867/ 解説]も参照。
  
[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]]を[[幻影 (俗称)|幻影]][[クリーチャー]]につけることで対[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に優位に立つ。詳細は[[ファントム・メナス (ビートダウン)|ファントム・メナス]]を参照のこと。
+
==アラーラの断片ブロック構築==
  
==パイオニア==
+
[[アラーラの断片ブロック構築]]には、[[マナ加速]]から[[大型クリーチャー]]につなぐタイプの[[デッキ]]が存在する。
[[パイオニア]]では、[[太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned]][[デッキ]]の一種として、[[緑白]]のものが存在する。
+
  
{{#card:Heliod, Sun-Crowned}}
+
{{#card:Noble Hierarch}}
{{#card:Walking Ballista}}
+
{{#card:Thornling}}
{{#card:Collected Company}}
+
  
[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]][[エルフの神秘家/Elvish Mystic]]から[[マナ加速]]し、[[民兵のラッパ手/Militia Bugler]][[集合した中隊/Collected Company]]も駆使して[[クリーチャー]]を並べていく。最後はそれらによる[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]か、太陽冠のヘリオッド+[[歩行バリスタ/Walking Ballista]]の[[無限ダメージ]][[コンボ]]で[[勝利]]する。
+
[[貴族の教主/Noble Hierarch]]から加速して[[茨異種/Thornling]]などを高速召喚、[[忘却の輪/Oblivion Ring]]などでサポートする。[[キーカード]]の貴族の教主は[[イーオスのレインジャー/Ranger of Eos]]から集める。
  
同じ環境に存在する[[白単信心#パイオニア|白単ヘリオッド]](特に[[タッチ]][[緑]]のもの)と比較すると、[[マナ・クリーチャー]]や[[召喚の調べ/Chord of Calling]]を採用できるのが強み。
+
[[ジャンドコントロール]]に強いとされ、[[プロツアーホノルル09]]でも好成績を収めた。
  
===サンプルリスト===
+
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリ名古屋20冬]] 準優勝([https://mtg-jp.com/coverage/mfnag20jan/ 参考])
+
**[[プロツアーホノルル09]][http://coverage.mtg.ne.jp/pthon09/ 参考])
**使用者:[[三上由朗]]
+
**使用者:[[斎藤友晴]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[パイオニア]](~[[テーロス還魂記]])
+
**[[アラーラの断片ブロック構築]][[アラーラの断片]]+[[コンフラックス]]+[[アラーラの再誕]])
  
{{#MagicFactory:df319623}}
+
{{#MagicFactory:df301988}}
*[[サーチ]]や[[濾過]]を行う[[カード]]の存在から、1枚[[挿す|挿し]]の多い構成になっている。
+
  
==モダン==
+
==ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期==
[[モダン]]では、特定の[[デッキ]]を[[メタる|メタった]][[クリーチャー]]を中心に構成される'''ヘイトベアー'''(''Hate Bears'')が存在する。
+
  
{{#card:Leonin Arbiter}}
+
[[白黒トークン]]などの流れを汲む[[緑白トークン]]が登場。
{{#card:Thalia, Guardian of Thraben}}
+
  
詳細は[[ヘイトベアー]]を参照。
+
{{#card:Spectral Procession}}
 +
{{#card:Overrun}}
  
また[[ラヴニカへの回帰]]参入後には、[[呪禁]][[オーラ]][[シナジー]]を中心とする'''緑白呪禁'''(''GW Hexproof'')も登場した。
+
[[幽体の行列/Spectral Procession]]などで[[トークン]]を並べ、[[踏み荒らし/Overrun]]などで[[全体強化]]して押し切る。詳細は[[緑白トークン]]を参照のこと。
  
{{#card:Slippery Bogle}}
+
==時のらせんブロック構築==
{{#card:Ethereal Armor}}
+
[[時のらせんブロック構築]]では、[[未来予知]]の参入後、強力な[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]をベースにした[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]が登場した。
  
詳細は[[緑白呪禁]]を参照。
+
{{#card:Tarmogoyf}}
 +
{{#card:Horizon Canopy}}
 +
 
 +
詳細は[[緑白ゴイフ]]を参照のこと。
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==ラヴニカ・ブロック期==
 +
[[ラヴニカ:ギルドの都]]で[[緑白]]の[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave|セレズニア]][[ギルド/Guild|ギルド]]が登場すると、[[制圧の輝き/Glare of Subdual]]による[[ボードコントロール]]を狙った[[セレズニア対立]]が登場した。
 +
 
 +
{{#card:Selesnya Guildmage}}
 +
{{#card:Glare of Subdual}}
 +
 
 +
詳細は[[セレズニア対立]]を参照。
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 +
==オデッセイ・ブロック期==
 +
[[オデッセイ・ブロック]]期は強力な[[クリーチャー]]が目白押しであり、この[[デッキタイプ]]としては最高クラスのパワーを持つ。
 +
 
 +
{{#card:Wild Mongrel}}
 +
{{#card:Anurid Brushhopper}}
 +
 
 +
[[オデッセイ]]の[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]や[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]などに加え、[[ジャッジメント]]が[[緑]]と[[白]]を優遇していたため[[藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper]]、[[幻影のケンタウロス/Phantom Centaur]]、[[象の導き/Elephant Guide]]を獲得。同時期の[[スタンダード]]や[[オデッセイ・ブロック構築]]で活躍した。
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特に[[オンスロート]]以降は[[貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth]]や[[賛美されし天使/Exalted Angel]]も追加され、[[デッキパワー]]は異常な盛り上がりを見せる。同時期の[[ステロイド#オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期|ステロイド]]を[[サイズ]]や貪欲なるベイロス・賛美されし天使による[[ライフ・アドバンテージ]]で圧倒し、はたまた[[青緑マッドネス]]にも[[栄光/Glory]]などで対抗した。
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そんなパワー爆発な反面、めちゃくちゃ大振りな[[デッキ]]でもあるため、[[サイカトグ]]や[[ウェイク]]、[[アストログライド]]などの[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]にことごとく負けてしまう。
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*当時、非常に[[レア]]が多いデッキとしても有名だった。「初手7枚中5枚はレアだ」という言もある。参考までに、下記サンプルレシピでは[[メインデッキ]]60枚中35枚がレア。
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*[[ビースト]]を主軸としたタイプも存在し、その場合は[[争乱の崖地/Contested Cliffs]]のために[[赤緑白ビートダウン|赤緑白]]で[[構築]]され、苦手だったクリーチャー[[除去]]を獲得した。また、デッキ名は区別のために[[ビースト (デッキ)|ビーストデッキ]]とされる場合もある。
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*亜種として[[マッドネス]]の活用に特化した[[白緑マッドネス]]がある。
 +
*後期型は[[生ける願い/Living Wish]]を3枚以上搭載し、かつ30枚前後かそれ以上のクリーチャーで構成されることが多い。特に[[願い]]はデッキに柔軟性をもたらしたため、必要不可欠な[[カード]]となった。
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 +
===サンプルレシピ===
 +
 
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*備考
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**[[The Finals02]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/events/jpfin02 参考])
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**使用者:[[小栗文明]]
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*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[第7版]]、[[オデッセイ・ブロック]]+[[オンスロート]])
 +
 
 +
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (28)
 +
|-
 +
|4||[[極楽鳥/Birds of Paradise]]
 +
|-
 +
|4||[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]
 +
|-
 +
|4||[[日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla]]
 +
|-
 +
|4||[[藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper]]
 +
|-
 +
|4||[[幻影のケンタウロス/Phantom Centaur]]
 +
|-
 +
|3||[[貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth]]
 +
|-
 +
|3||[[栄光/Glory]]
 +
|-
 +
|2||[[賛美されし天使/Exalted Angel]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (9)
 +
|-
 +
|4||[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]
 +
|-
 +
|3||[[生ける願い/Living Wish]]
 +
|-
 +
|2||[[崇拝/Worship]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (23)
 +
|-
 +
|6||[[森/Forest]]
 +
|-
 +
|4||[[平地/Plains]]
 +
|-
 +
|4||[[吹きさらしの荒野/Windswept Heath]]
 +
|-
 +
|4||[[低木林地/Brushland]]
 +
|-
 +
|3||[[ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery]]
 +
|-
 +
|2||[[サングラスの大草原/Sungrass Prairie]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 +
|-
 +
|3||[[天啓の光/Ray of Revelation]]
 +
|-
 +
|3||[[たい肥/Compost]]
 +
|-
 +
|2||[[帰化/Naturalize]]
 +
|-
 +
|1||[[起源/Genesis]]
 +
|-
 +
|1||[[森を護る者/Sylvan Safekeeper]]
 +
|-
 +
|1||[[雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser]]
 +
|-
 +
|1||[[栄光/Glory]]
 +
|-
 +
|1||[[剛胆な勇士/Intrepid Hero]]
 +
|-
 +
|1||[[クローサ流再利用/Krosan Reclamation]]
 +
|-
 +
|1||[[賛美されし天使/Exalted Angel]]
 +
|}
 +
 
 +
==マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期==
 +
[[マスクス・ブロック]]+[[インベイジョン・ブロック]]期の[[スタンダード]]では、[[マスクス・ブロック構築]]同様[[メロン]]と呼ばれるタイプが流行。
 +
 
 +
{{#card:Noble Panther}}
 +
{{#card:Blastoderm}}
 +
 
 +
[[第7版]]に変わるまでは[[ハルマゲドン/Armageddon]]を採用した[[ブラストゲドン]]も存在する。詳細は[[ブラストゲドン]]を参照のこと。
 +
 
 +
{{#card:Armageddon}}
 +
 
 +
==マスクス・ブロック構築==
 +
[[マスクス・ブロック構築]]では、非常に強力な[[ブラストダーム/Blastoderm]]を主力とした[[メロン]]と呼ばれるタイプ。
 +
 
 +
{{#card:Blastoderm}}
 +
{{#card:Lin Sivvi, Defiant Hero}}
 +
 
 +
もとは[[リベリオン]]の[[ミラーマッチ]]用に[[緑]]を[[タッチ]]したのが始まりである。詳細は[[メロン]]を参照のこと。
 +
 
 +
==ミラージュ・ブロック構築==
 +
[[緑]]の優秀な[[クリーチャー]]に加え[[白]]のサポート[[カード]]が登場したことにより、[[ミラージュ・ブロック構築]]でも成立する。
 +
 
 +
{{#card:Maro}}
 +
{{#card:Abeyance}}
 +
 
 +
[[リバー・ボア/River Boa]]、[[マロー/Maro]]などによる[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を[[中断/Abeyance]]や[[平和な心/Pacifism]]などでサポートするのが基本。[[税収/Tithe]]は[[マナ基盤]]の安定化に加え、[[マロー/Maro]]の増強という役割も併せ持つ。
 +
 
 +
===サンプルレシピ===
 +
*備考
 +
**[[グランプリトロント97]] ベスト8([http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=results/GPTORONTO97 参考])
 +
**使用者:[[Michael Turian]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[ミラージュ・ブロック構築]]([[ミラージュ]]+[[ビジョンズ]]+[[ウェザーライト]])
 +
 
 +
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (25)
 +
|-
 +
|2||[[大カマキリ/Giant Mantis]]
 +
|-
 +
|4||[[ミストムーン・グリフィン/Mistmoon Griffin]]
 +
|-
 +
|4||[[マロー/Maro]]
 +
|-
 +
|4||[[根の壁/Wall of Roots]]
 +
|-
 +
|4||[[シマクマ/Striped Bears]]
 +
|-
 +
|3||[[スケイルベインの精鋭/Scalebane's Elite]]
 +
|-
 +
|4||[[リバー・ボア/River Boa]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (13)
 +
|-
 +
|2||[[解呪/Disenchant]]
 +
|-
 +
|3||[[税収/Tithe]]
 +
|-
 +
|4||[[平和な心/Pacifism]]
 +
|-
 +
|4||[[中断/Abeyance]]
 +
|-
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (22)
 +
|-
 +
|12||[[森/Forest]]
 +
|-
 +
|6||[[平地/Plains]]
 +
|-
 +
|4||[[草原/Grasslands]]
 +
|}
 +
 
 +
==初期==
 +
[[クロニクル]]以前は、[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]と[[ハルマゲドン/Armageddon]]を主軸にした、いわゆる[[ハルマゲドン|ゲドン]]タイプ。古くから存在し、常に[[メタゲーム]]の中心に存在した。
 +
 
 +
{{#card:Erhnam Djinn}}
 +
{{#card:Armageddon}}
 +
 
 +
詳細は[[アーニーゲドン]]を参照のこと。
 +
 
 +
==エクステンデッド==
 +
[[エクステンデッド]]には、[[ファントム・メナス (ビートダウン)|ファントム・メナス]]と呼ばれる[[デッキ]]が存在する。
 +
 
 +
{{#card:Phantom Centaur}}
 +
{{#card:Armadillo Cloak}}
 +
 
 +
[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]]を[[幻影 (俗称)|幻影]][[クリーチャー]]につけることで対[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に優位に立つ。詳細は[[ファントム・メナス (ビートダウン)|ファントム・メナス]]を参照のこと。
  
 
==レガシー==
 
==レガシー==
以前はこのタイプの[[デッキ]]といえば、3色の[[Zoo#レガシー|Zoo]]や[[バントアグロ#レガシー|バント]]が主流であった。しかし[[ワールドウェイク]]から[[ミラディン包囲戦]]・[[新たなるファイレクシア]]を経て、[[緑白]]の[[クリーチャー]]にサポートを織り交ぜた[[ビート・コントロール]]デッキ、'''[[Maverick]]'''が大きな活躍を見せるようになる。
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以前はこのタイプの[[デッキ]]といえば、3色の[[Zoo#レガシー|Zoo]]や[[バントアグロ#レガシー|バント]]が主流であった。しかし[[ワールドウェイク]]から[[ミラディン包囲戦]]・[[新たなるファイレクシア]]を経て、[[緑白]]の[[クリーチャー]]にサポートを織り交ぜた[[ビート・コントロール]]デッキ、[[Maverick]]が大きな活躍を見せるようになる。
  
 
{{#card:Stoneforge Mystic}}
 
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[ヴィンテージ選手権09]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/53b 参考])
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**[[ヴィンテージ選手権09]] ベスト8([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/53b 参考])
 
**使用者:[[John Donovan]]
 
**使用者:[[John Donovan]]
 
*[[フォーマット]]
 
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==パウパー==
 
[[パウパー]]では黎明期に一定数が存在した。
 
 
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{{#card:Valeron Outlander}}
 
{{#card:Armadillo Cloak}}
 
 
[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]]から'''GW Cloak'''と呼ばれる。[[バントの信刃/Bant Sureblade]]や[[クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage]]などの[[アラーラの断片ブロック]]で加わった優秀なクリーチャーたちを中心に構成される。[[ラノワールの騎士/Llanowar Knight]]と[[ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander]]という2種類の[[プロテクション]]([[黒]])を擁するため、当時の有力デッキだった[[黒コントロール#パウパー|黒コントロール]]に対して相性が良い。
 
 
それ以外の緑白ビートダウンデッキとしては[[緑白呪禁#パウパー|緑白呪禁]]や[[緑白スリヴァー]]なども存在する。
 
 
===初期型===
 
*備考
 
**Pauper Event #603415 on 10/04/2009 2nd Place ([http://archive.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/decks/mol603415 参考])
 
**使用者:Gosu.
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パウパー]](~[[Masters Edition 3]])
 
 
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===後期型===
 
*備考
 
**Pauper Daily #2403065 on 05/24/2011 4-0 ([http://archive.wizards.com/Magic/digital/magiconlinetourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/2403065 参考])
 
**使用者:able
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パウパー]](~[[ウルザズ・デスティニー]])
 
 
{{#MagicFactory:df313756}}
 
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[緑白]]
 
*[[緑白]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 
{{DEFAULTSORT:しろみとりひいとたうん}}
 
[[Category:緑白デッキ|*]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ|*]]
 
[[Category:緑白ビートダウンデッキ|*]]
 
[[Category:スタンダードデッキ]]
 
[[Category:ブロック構築デッキ]]
 
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[[Category:エクステンデッドデッキ]]
 
[[Category:パイオニアデッキ]]
 
[[Category:レガシーデッキ]]
 
[[Category:ヴィンテージデッキ]]
 
[[Category:パウパーデッキ]]
 

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