「赤」を編集中
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==色の特徴== | ==色の特徴== | ||
炎と感情の色であり、[[山]]から[[マナ]]を引き出し[[ゴブリン]]や[[ドラゴン]]を[[召喚]]する。[[黒]]と[[緑]]を[[友好色]]とし、[[白]]と[[青]]を[[対抗色]]とする。略号は'''R'''。 | 炎と感情の色であり、[[山]]から[[マナ]]を引き出し[[ゴブリン]]や[[ドラゴン]]を[[召喚]]する。[[黒]]と[[緑]]を[[友好色]]とし、[[白]]と[[青]]を[[対抗色]]とする。略号は'''R'''。 | ||
− | + | 赤が表すものとして、情緒不安定、衝動、力による解決、暴力、残忍性、破壊、混沌、無作為性、自発性、ユーモア、いたずら好き、火と大地の精霊、乱闘、恋愛、享楽主義、未開状態などがある。 | |
− | + | [[軽量]][[クリーチャー]]を展開しながら[[火力]]で相手クリーチャーを除去しながら[[プレイヤー]]にも撃ち込むという戦略が得意。[[本体火力]]で速攻でプレイヤーを焼き切る[[バーン]]や、相手の行動を封じる[[土地破壊]]といった戦略も存在したが、長年のゲームのバランス調整によってそれらの戦略が取りにくくなり、常に色の役割の変更や拡充が目指されている。<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015188/ 長年の問題](Latest Development 2015年6月19日 [[Sam Stoddard]]著)</ref> | |
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− | + | ==色の役割== | |
+ | [[クリーチャー]]の特異な[[キーワード能力]]は[[先制攻撃]]、[[二段攻撃]]、[[速攻]]、[[威迫]]、[[果敢]]、[[到達]]。[[飛行]]はあまり得意では無いのだが、ドラゴンなら許されるため結果的にセットに1枚は見られることになる。他には[[炎のブレス/Firebreathing]]のような[[パワー]]のみの[[修整]]能力、[[ペナルティ能力]]として[[攻撃強制]]などを有する。[[P/T]]は[[パワー]]偏重の[[頭でっかち]]であることが多い。[[クリーチャー・タイプ]]は、[[種族]]では[[ゴブリン]]、[[巨人]]、[[オーガ]]、[[ミノタウルス]]、[[ドラゴン]]など、[[職業]]では[[戦士]]、[[狂戦士]]などが多い。 | ||
− | + | [[エンチャント]]とは、[[シナジー]]を形成しない。 | |
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− | + | [[アーティファクト]]は、シナジーと破壊双方が得意。 | |
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− | + | [[土地]]については、土地破壊の第一色。[[追加コスト]]として[[山]]を[[生け贄に捧げる]]ことも多い。 | |
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− | + | 直接ダメージを与える呪文が最も得意で、クリーチャー、プレイヤー、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]それぞれに単体ダメージ、全体ダメージ、[[割り振る|割り振り]]ダメージなど多岐に渡るカードが印刷されている。 | |
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− | + | [[インスタント]]、[[ソーサリー]]の非パーマネント呪文とは相性が良く、[[コピー]]や唱えることで[[誘発]]する能力を持つカードが存在する。 | |
− | + | 形があるものを壊すことは得意。クリーチャー、アーティファクト、土地と破壊するのはお手の物。ただし、除去がダメージなので、[[軽減]]や[[タフネス]]が高いクリーチャーを破壊するのには苦労する。(混沌の対極にある、秩序だった存在である[[壁]]([[防衛]]持ち)を壊すことは得意。)反面、形が無い[[エンチャント]]には対処することができず、赤使いの格言として「エンチャントはあきらめろ(無視しろ)」が生まれるほど。しかし、エンチャントには対処できないと致命的なものも多いので、それにより涙を飲むことも少なくない。 | |
− | + | *エンチャント対策として昔は[[黙示録/Apocalypse]]・[[Anarchy]]・[[的外れの激怒/Misguided Rage]]や[[競り]]系呪文といった例外もあったが、混沌ゆえに[[重い]]、[[戦場]]から[[除去]]できない、狙い撃ちにできないと、利便性に欠ける。 | |
− | + | 一時的にクリーチャーの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪うことができる([[反逆の行動/Act of Treason]])。 | |
− | + | [[コピー]]は、インスタントやソーサリーのコピーができる([[余韻/Reverberate]])だけでなく、クリーチャーのコピーもできる。ただしそれらは陽炎のようにターン終了時には消えてしまう([[熱の陽炎/Heat Shimmer]])。 | |
− | + | [[ドロー]]は、[[衝動的ドロー]]([[衝動的な行動/Act on Impulse]])や[[コスト]]として先に[[手札]]を捨てるタイプの[[ルーター]]([[苦しめる声/Tormenting Voice]])ができる。手札をすべて捨てての総入れ替えも特色([[炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller]])。 | |
− | + | 混沌の色らしく、[[コイン投げ]]をしたり、[[競り]]をしたりという変な能力や効果を持ったカードが多い。また、[[歪んだ世界/Warp World]]や[[泥棒の競り/Thieves' Auction]]など[[戦場]]に大混乱をもたらすカードも多い。 | |
− | + | ===色の役割の変更=== | |
− | + | *一時的なコントロール奪取は古くは[[レジェンド]]の[[Disharmony]]があったが、[[オンスロート]]の[[脅しつけ/Threaten]]から定番となった。 | |
− | + | *[[第8版]]で[[ハルマゲドン/Armageddon]]が[[再録]]されず[[燎原の火/Wildfire]]が新規再録されたことで、土地の全体除去が白から移行された。 | |
− | + | *[[ダークスティール]]で登場した[[分流/Shunt]]が[[第10版]]に再録されたことで[[対象の変更]]の単体効果が青から移行したが、[[基本セット2011]]で青に[[移し変え/Redirect]]が登場し役割は戻っている。 | |
− | + | *クリーチャーの一時的なコピーは[[神河物語]]の[[鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker]]から。[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]や[[ヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalker]]の発展形といえる。 | |
− | + | *「衝動」の後先考えない特質から、[[黒]]に代わって一時的な[[マナ加速]]ができるようになった。([[煮えたぎる歌/Seething Song]]) | |
− | + | *カード・タイプを参照する場合、青がインスタントで赤がソーサリーを受け持つことが多かったが、[[ラヴニカ・ブロック]]の[[イゼットのギルド魔道士/Izzet Guildmage]]を最後に区別をするカードは登場していない。 | |
− | + | *ドローに関しては「大量に引いて大量に捨てる」([[ゴブリンの知識/Goblin Lore]])といった効果が少量だが存在した。[[イニストラード・ブロック]]ではそのタイプのカードが多く登場し、さらに[[狂気の預言者/Mad Prophet]]の「コストとして捨て、ドローする」という効果は色の役割として定着した。 | |
− | + | *衝動的ドローは[[基本セット2014]]の[[紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster]]から獲得。 | |
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==その他== | ==その他== | ||
*「憤怒」のような攻撃的感情に限らず、感情全般や芸術性全般をつかさどる色でもある。対戦ゲームである都合上、それがカードに現れることは少ないが、[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]、[[ティボーとルミア/Tibor and Lumia]]、[[アナックスとサイミーディ/Anax and Cymede]]、[[ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar]]、[[メレティスのキナイオスとティロ/Kynaios and Tiro of Meletis]]などパートナーでカード化されるカードが赤を含むことが多いのはその一環と見れるかもしれない。 | *「憤怒」のような攻撃的感情に限らず、感情全般や芸術性全般をつかさどる色でもある。対戦ゲームである都合上、それがカードに現れることは少ないが、[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]、[[ティボーとルミア/Tibor and Lumia]]、[[アナックスとサイミーディ/Anax and Cymede]]、[[ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar]]、[[メレティスのキナイオスとティロ/Kynaios and Tiro of Meletis]]などパートナーでカード化されるカードが赤を含むことが多いのはその一環と見れるかもしれない。 | ||
*「高熱」「火」をイメージさせる色だが、同時に山岳をつかさどる色でもある。そのため、山岳固有の現象であれば「冷気」「水」を伴う現象も赤に割り当てられることがある(例:[[ジョークルホープス/Jokulhaups]](火山活動による洪水)、[[すさまじい吹雪/Unearthly Blizzard]])。 | *「高熱」「火」をイメージさせる色だが、同時に山岳をつかさどる色でもある。そのため、山岳固有の現象であれば「冷気」「水」を伴う現象も赤に割り当てられることがある(例:[[ジョークルホープス/Jokulhaups]](火山活動による洪水)、[[すさまじい吹雪/Unearthly Blizzard]])。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[http://archive.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr133 Seeing Red](Making Magic 2004年7月19日 [[Mark Rosewater]]著) | *[http://archive.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr133 Seeing Red](Making Magic 2004年7月19日 [[Mark Rosewater]]著) | ||
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*[http://archive.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/15 Following Your Heart](Making Magic 2008年12月1日 Mark Rosewater著 [[ジャンド/Jund|ジャンド]]ウィーク記事) | *[http://archive.wizards.com/Magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/15 Following Your Heart](Making Magic 2008年12月1日 Mark Rosewater著 [[ジャンド/Jund|ジャンド]]ウィーク記事) | ||
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/seeing-red-revisited-2015-08-03/ Seeing Red Revisited]/[http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/20150803 またまた真っ赤に](Making Magic 2015年8月3日 Mark Rosewater著 [[米村薫]]訳) | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/seeing-red-revisited-2015-08-03/ Seeing Red Revisited]/[http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/20150803 またまた真っ赤に](Making Magic 2015年8月3日 Mark Rosewater著 [[米村薫]]訳) | ||
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*[[用語集]] | *[[用語集]] | ||
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