森での迷子/Lost in the Woods

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*[[プロツアー「闇の隆盛」]]の[[ブースター・ドラフト]]で『'''このカード+[[森]]40枚少々'''』なる驚愕のデッキテクニックが登場した。実行したプレイヤーは[[Jeremy Neeman]]([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/li/182 参考])。相手のクリーチャーの攻撃を完封し、[[ライブラリーアウト]]によって勝利を目指すという物で、相手に対処手段が無ければこのカードを出した時点で勝利が確定する。ただ、このカードを引けない、破壊・[[バウンス]]される、[[手札破壊]]、ライブラリー破壊・修復、[[呪文]]や[[能力]]によるダメージなど対処方法も多く、安定性は悪い。加えて、非常に早い環境であるイニストラード・ブロックのドラフトは、無防備に5[[ターン]]を晒すだけでライフを削りきられてしまう事さえある。また、単純に[[サイドボード]]でデッキを水増しされればこちらがライブラリーアウトになりかねない。そのリスクを負って、もしこの戦術を狙うなら、軽いカードやエンチャント破壊カードを片っ端からカットして行くと良いだろう。
 
*[[プロツアー「闇の隆盛」]]の[[ブースター・ドラフト]]で『'''このカード+[[森]]40枚少々'''』なる驚愕のデッキテクニックが登場した。実行したプレイヤーは[[Jeremy Neeman]]([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/li/182 参考])。相手のクリーチャーの攻撃を完封し、[[ライブラリーアウト]]によって勝利を目指すという物で、相手に対処手段が無ければこのカードを出した時点で勝利が確定する。ただ、このカードを引けない、破壊・[[バウンス]]される、[[手札破壊]]、ライブラリー破壊・修復、[[呪文]]や[[能力]]によるダメージなど対処方法も多く、安定性は悪い。加えて、非常に早い環境であるイニストラード・ブロックのドラフトは、無防備に5[[ターン]]を晒すだけでライフを削りきられてしまう事さえある。また、単純に[[サイドボード]]でデッキを水増しされればこちらがライブラリーアウトになりかねない。そのリスクを負って、もしこの戦術を狙うなら、軽いカードやエンチャント破壊カードを片っ端からカットして行くと良いだろう。
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**なお、この戦術を用いたNeemanは、2日目を賭けたマッチで[[墓所粛正/Gravepurge]]を打たれ、自分が詰んでしまった。
  
 
{{Gatherer|id=242539|イラスト}}をよく見ると、背景の木の根はイラストの人物の「頭上」にあり、松明の火は彼らの「足下」になびいている。つまり彼らは、[[森]]の中を上下逆さまになった状態で彷徨っているのである([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/916 参考])。
 
{{Gatherer|id=242539|イラスト}}をよく見ると、背景の木の根はイラストの人物の「頭上」にあり、松明の火は彼らの「足下」になびいている。つまり彼らは、[[森]]の中を上下逆さまになった状態で彷徨っているのである([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/916 参考])。

2012年3月16日 (金) 14:38時点における版


Lost in the Woods / 森での迷子 (3)(緑)(緑)
エンチャント

クリーチャー1体があなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃するたび、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それが森(Forest)カードである場合、そのクリーチャーを戦闘から取り除く。その後、その公開したカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。


相手の攻撃を牽制するエンチャント攻撃クリーチャー毎にライブラリーの一番上公開し、それがならば戦闘から取り除くカード名の通り、クリーチャーを深い森に迷い込ませるイメージを表現したカード

設置後は対戦相手の攻撃クリーチャーが何体でもマナはかからず、ファッティだろうが回避能力持ちだろうが関係なく止めて戦闘を撹乱できる。しかし成功確率は枚数にもよるが、完全に土地を森だけで構成した緑単色デッキでも4割程度。複数枚れば可能性は上がるが、それでも完封できるわけではなく、また攻撃を止めた所で直接勝ちに繋がる訳でもない。あくまで「抑止力としての戦闘のサポート」が主な役割となるだろう。

ライブラリー操作を併用すれば確率を高められるため、戦争税/War Tax崇拝/Worship等と同様に相手次第では刺さることもある。しかし使える場面が限定的で速度も5マナと難があり、また相性の良いライブラリー操作の豊富なモダンレガシーといった環境では力不足となる。

選り抜きの記憶/Selective Memoryがあれば目当ての土地を手に入れる確率は上がる。ただし選り抜きの記憶がであること、使った後に森での迷子を割られると致命的になることを考えると、あまり現実的ではない。

クリーチャーでの戦闘がメインになるリミテッドでは、ある程度有効に機能する。迂闊に攻撃できない、という状況を作り出すだけでも十分。しかしイニストラード・ブロックのリミテッドはフラッシュバック両面カードの強力なカードに多色を要求するものも多く、二色はもちろん、タッチ三色以上になる事も少なくない。このカードは緑単に近い構成を要求する為、意識したピック、構築が必要となる。

  • プロツアー「闇の隆盛」ブースター・ドラフトで『このカード+40枚少々』なる驚愕のデッキテクニックが登場した。実行したプレイヤーはJeremy Neeman参考)。相手のクリーチャーの攻撃を完封し、ライブラリーアウトによって勝利を目指すという物で、相手に対処手段が無ければこのカードを出した時点で勝利が確定する。ただ、このカードを引けない、破壊・バウンスされる、手札破壊、ライブラリー破壊・修復、呪文能力によるダメージなど対処方法も多く、安定性は悪い。加えて、非常に早い環境であるイニストラード・ブロックのドラフトは、無防備に5ターンを晒すだけでライフを削りきられてしまう事さえある。また、単純にサイドボードでデッキを水増しされればこちらがライブラリーアウトになりかねない。そのリスクを負って、もしこの戦術を狙うなら、軽いカードやエンチャント破壊カードを片っ端からカットして行くと良いだろう。
    • なお、この戦術を用いたNeemanは、2日目を賭けたマッチで墓所粛正/Gravepurgeを打たれ、自分が詰んでしまった。

イラストをよく見ると、背景の木の根はイラストの人物の「頭上」にあり、松明の火は彼らの「足下」になびいている。つまり彼らは、の中を上下逆さまになった状態で彷徨っているのである(参考)。

参考

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