モグの狂信者/Mogg Fanatic
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2013年6月11日 (火) 00:24時点における版
クリーチャー — ゴブリン(Goblin)
モグの狂信者を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。モグの狂信者はそれに1点のダメージを与える。
1/1テンペストの強力ウィニークリーチャー。一時期のルール改定も手伝って最強のゴブリン、最強の1マナ・クリーチャーとも謳われたカード。
テンペスト期の環境では、当時全盛を迎えたスライを支えるキーカードとして活躍した。また、赤の速攻系デッキだけでなく、グッドスタッフ系のコントロールや、カウンターバーンにも多数投入された実績がある。
それより遥かのちに、第10版を選ぼうに出場し、密林の猿人/Kird Apeとの対決に勝利。これにより第10版に再録された。それ以降のスタンダードでは、ラクドス・アグロやグルール・ビート、グレーター・ゴイフなどの赤系ビートダウンデッキによく採用された。
その活躍はスタンダードにとどまらずエクステンデッド、レガシーでも頻繁に採用されていたが、近年ケルドの匪賊/Keldon Marauders、ゴブリンの先達/Goblin Guideなどより尖ったクリーチャーが多数輩出された上、戦闘ダメージのルール変更で弱体化し、勢力を大きく失ったというのが実情である。
- 起動型能力ではあるが焦熱の槍/Scorching Spearの上位互換と言って問題ないだろう。
- 第6版のルール改定によって、一時期、大幅に強化されていた。第6版ルールでは戦闘ダメージの割り振りは一度スタックに置かれるため、その割り振りがスタックに置かれた状態で能力を起動することで、それ以前のルールでは不可能だったタフネス2のクリーチャーや、2体のタフネス1と相打ちすることが可能であった。基本セット2010発売に伴うルール改定により、戦闘ダメージの割り振りにスタックを用いなくなったため、現在ではこのテクニックは不可能となっている。
- フレイバー・テキストがゴブリンらしくてよい。第10版で、フレイバー・テキストである「I got it! I got it! I―」の訳が日本語版のみが変更された。
わかったぞ! わかったぞ! わか・・・・・・(出典:モグの狂信者(テンペスト))
やったぞ! やったぞ! やっ・・・・・・(出典:モグの狂信者(第10版))
- 通称はモグファナ。英語版のカード名であるモグ・ファナティック(Mogg Fanatic)の略である。
開発秘話
このカードは、元々自身の生け贄を起動コストとする起動型能力を持つ1マナクリーチャーのサイクルの一部としてデザインされていた。テンペストではそのサイクルから、これとブラッド・ペット/Blood Petのみが収録されることになった。収録されなかった残りの3枚は少し形を変え、ジャッジメントで心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard、不運な研究者/Hapless Researcher、クローサの旅人/Krosan Wayfarerとして収録された。(Card of the Day 2004/07/20(→邦訳)、Ask Wizards 2004/07/23参照)
関連カード
- アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers - 同じく1マナで1点のダメージを飛ばせるクリーチャー。
- 凍らし/Frostling、胆汁小僧/Bile Urchin - 神河謀叛で登場したそれぞれ対象がクリーチャー限定とプレイヤー限定版。これらの登場で、モグの狂信者の強さを改めて噛み締める人も多くいた。
- デュルガーの通り魔/Duergar Assailant - イーブンタイドで登場した白赤混成クリーチャー。クリーチャー限定のレンジストライク。
- ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist - PIGで似たような能力を持つ。
- 燃えさし運び/Ember Hauler - 起動にマナがかかるが、ほぼ上位種。