パワー9
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| − | + | まさしく、マジック創世記の混沌の象徴たるカード群であると言えるだろう。 | |
| − | + | これらは後のマジック界にも影響を与えており、多くのカード・デザインの基礎（と言っても、反面教師的な立場ではあるが）となり、また数多くの調整版・リメイク版の亜種も生まれた。[[Time Walk]]に対する[[時間のねじれ/Time Warp]]、[[Ancestral Recall]]に対する[[渦まく知識/Brainstorm]]など。 | |
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| + | 出現から長い月日が経ち、[[カード・プール]]の拡大に従って、これらよりも高いパワーを持つカードも生まれつつある。例えば[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]などがそうであるが、それらが上記9枚に取って代わったり、数に加わって新しく「パワー10（後述）」「パワー11」を名乗ったりする事は無い。 | ||
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| + | *9枚の内6枚は[[マナ・アーティファクト]]、他の3枚は[[青]]の[[呪文]]。この露骨な[[色]]の偏りも魅力の一つだ。 | ||
| + | **これらに[[Library of Alexandria]]を加えて[[パワー10]]と呼ぶ（[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/432 参考]）ことがある。10枚目は[[土地]]という徹底ぶり。 | ||
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| + | *その全てが、現在の認定[[トーナメント]]では[[ヴィンテージ]]でのみ使えるが、そのヴィンテージでも[[制限カード]]に指定されている。 | ||
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| + | *前述の[[時のらせん/Time Spiral]]は、[[Timetwister]]の修正版であるにも関わらず、オリジナルと同等以上の能力を持ってしまった。その為か現在では、9枚の内、[[Timetwister]]一枚だけが格下として扱われがち。事実として他8枚に比べて使用率も低く、また取り引きされる際の値段も一回り安い。 | ||
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| + | *[[パワー]]'''の値'''の高い[[クリーチャー]]上位9枚の事ではない。これはただのジョーク。 | ||
**[[クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper]] | **[[クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper]] | ||
**[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]] | **[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]] | ||
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**[[地ならし屋/Leveler]] | **[[地ならし屋/Leveler]] | ||
**[[スカイシュラウドのビヒモス/Skyshroud Behemoth]] | **[[スカイシュラウドのビヒモス/Skyshroud Behemoth]] | ||
| − | <!-- 氷河屠りのせいで少々やっかいなことになりました。 | + | ***さらにこれに[[暗黒の深部/Dark Depths]]のマリット・レイジ[[トークン]]を加えてパワー10、とも言わない。 |
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| + | 氷河屠りのせいで少々やっかいなことになりました。 | ||
一応キリが良い見た目にするために銀枠を外しておきますが、異論などございましたらどんどん修正してください。 --> | 一応キリが良い見た目にするために銀枠を外しておきますが、異論などございましたらどんどん修正してください。 --> | ||
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==参考== | ==参考== | ||
| − | *[ | + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/432 The Power Nine](WotC) |
*[[カードの俗称]] | *[[カードの俗称]] | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] | ||
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<!-- 削除する人は理由をつけること。 --> | <!-- 削除する人は理由をつけること。 --> | ||
2008年2月25日 (月) 13:07時点における版
パワー9（パワーナイン,Power 9）
マジックの黎明期とも言えるアルファ・ベータ・アンリミテッド環境当時に存在した、あまりに強大な力をもった9枚のカードの総称。
具体的には以下の9枚のこと。
- Black Lotus
- Time Walk
- Timetwister
- Ancestral Recall
- Mox Pearl
- Mox Sapphire
- Mox Jet
- Mox Ruby
- Mox Emerald
その壊れた強さ故、誰もが当たり前のようにデッキに投入し、終いには「デッキに投入しないと勝てない・入れなければならない」という誤まった認識さえ生まれるほど。
また、取引価格も、ニアミントであればどれも数万円を下回らず、プアのものですら取引対象となる。
まさしく、マジック創世記の混沌の象徴たるカード群であると言えるだろう。
これらは後のマジック界にも影響を与えており、多くのカード・デザインの基礎（と言っても、反面教師的な立場ではあるが）となり、また数多くの調整版・リメイク版の亜種も生まれた。Time Walkに対する時間のねじれ/Time Warp、Ancestral Recallに対する渦まく知識/Brainstormなど。
なおこの言葉は「高いパワーを持つカード上位9枚」の事では無く、マジック史においても重要な意味を持つ上記9枚に対する尊畏である。
出現から長い月日が経ち、カード・プールの拡大に従って、これらよりも高いパワーを持つカードも生まれつつある。例えばヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willなどがそうであるが、それらが上記9枚に取って代わったり、数に加わって新しく「パワー10（後述）」「パワー11」を名乗ったりする事は無い。
- 9枚の内6枚はマナ・アーティファクト、他の3枚は青の呪文。この露骨な色の偏りも魅力の一つだ。
- これらにLibrary of Alexandriaを加えてパワー10と呼ぶ（参考）ことがある。10枚目は土地という徹底ぶり。
- 前述の時のらせん/Time Spiralは、Timetwisterの修正版であるにも関わらず、オリジナルと同等以上の能力を持ってしまった。その為か現在では、9枚の内、Timetwister一枚だけが格下として扱われがち。事実として他8枚に比べて使用率も低く、また取り引きされる際の値段も一回り安い。
参考
- The Power Nine(WotC)
- カードの俗称
- 用語集
- Mox
