目抉り/Eye Gouge

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マイナス[[修整]]を付与する[[呪文]]。[[サイクロプス]]に対しては確定[[除去]]になる。
 
マイナス[[修整]]を付与する[[呪文]]。[[サイクロプス]]に対しては確定[[除去]]になる。
  
サイクロプスはそれほど数が多くないため、役立つ場面は限られる。[[構築]]では同じ1[[マナ]]でも修整値の大きい[[肉体のねじ切り/Wring Flesh]]などを優先させるべきだろう。ただし登場時の[[スタンダード]]には、[[クリーチャー化]]したときにサイクロプスにもなる[[変わり谷/Mutavault]]が存在するため、その対策になり得る。
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サイクロプスはそれほど数が多くないため、役立つ場面は限られる。[[構築]]では同じ1[[マナ]]でも修整値の大きい[[肉体のねじ切り/Wring Flesh]]などを優先させるべきだろう。登場時の[[スタンダード]]には、[[クリーチャー化]]したときにサイクロプスにもなる[[変わり谷/Mutavault]]が存在したため、その対策になり得たものの、やはり素の[[効果]]の小ささから目立った活躍は見られなかった。
  
 
[[テーロス・ブロック]]の[[リミテッド]]においては[[タフネス]]1しか対処できない除去は使いにくい傾向にある。[[旅するサテュロス/Voyaging Satyr]]など、[[環境]]の主要な[[システムクリーチャー]]はタフネス2以上であるのがその理由。ただし、[[不機嫌なサイクロプス/Ill-Tempered Cyclops]]を初めとしたサイクロプスは[[コスト・パフォーマンス]]に優れ採用率が高いので、[[赤]]系統の[[アグロ]][[デッキ]]に対する[[サイドボード]]としては検討できる。
 
[[テーロス・ブロック]]の[[リミテッド]]においては[[タフネス]]1しか対処できない除去は使いにくい傾向にある。[[旅するサテュロス/Voyaging Satyr]]など、[[環境]]の主要な[[システムクリーチャー]]はタフネス2以上であるのがその理由。ただし、[[不機嫌なサイクロプス/Ill-Tempered Cyclops]]を初めとしたサイクロプスは[[コスト・パフォーマンス]]に優れ採用率が高いので、[[赤]]系統の[[アグロ]][[デッキ]]に対する[[サイドボード]]としては検討できる。
  
*[[対象]]の[[クリーチャー]]が[[解決]]時にサイクロプスである場合、そのサイクロプスは-1/-1の修整を受けてから[[破壊]]される。[[再生]]した場合でも[[ターン終了時まで]]修整は残る。
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*[[対象]]の[[クリーチャー]]が[[解決]]時にサイクロプスである場合、そのサイクロプスは-1/-1の修整を受けてから[[破壊]]される。[[再生]]や[[破壊不能]]などにより破壊を免れた場合でも[[ターン終了時まで]]修整は残る。
 
**この手の多くのカードと異なり、[[自己置換効果]]ではないので注意。
 
**この手の多くのカードと異なり、[[自己置換効果]]ではないので注意。
 
*通常の生物は片目を抉られれば隻眼になる(マイナス修整を受ける)だけだが、単眼であるサイクロプスは一つ目を抉られると盲目になる(除去される)と言う、フレーバーに基づいたカード。
 
*通常の生物は片目を抉られれば隻眼になる(マイナス修整を受ける)だけだが、単眼であるサイクロプスは一つ目を抉られると盲目になる(除去される)と言う、フレーバーに基づいたカード。
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**ギリシア神話では、英雄[[Wikipedia:ja:オデュッセウス|オデュッセウス]]がサイクロプスの[[Wikipedia:ja:ポリュペーモス|ポリュペーモス]]に捕らわれるも、知略を用い彼の目をつぶして脱出するという一幕がある。このカードのモチーフであるかもしれない。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:神々の軍勢]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:神々の軍勢]] - [[コモン]]

2019年3月2日 (土) 20:48時点における最新版


Eye Gouge / 目抉り (黒)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。それがサイクロプス(Cyclops)であるなら、それを破壊する。


マイナス修整を付与する呪文サイクロプスに対しては確定除去になる。

サイクロプスはそれほど数が多くないため、役立つ場面は限られる。構築では同じ1マナでも修整値の大きい肉体のねじ切り/Wring Fleshなどを優先させるべきだろう。登場時のスタンダードには、クリーチャー化したときにサイクロプスにもなる変わり谷/Mutavaultが存在したため、その対策になり得たものの、やはり素の効果の小ささから目立った活躍は見られなかった。

テーロス・ブロックリミテッドにおいてはタフネス1しか対処できない除去は使いにくい傾向にある。旅するサテュロス/Voyaging Satyrなど、環境の主要なシステムクリーチャーはタフネス2以上であるのがその理由。ただし、不機嫌なサイクロプス/Ill-Tempered Cyclopsを初めとしたサイクロプスはコスト・パフォーマンスに優れ採用率が高いので、系統のアグロデッキに対するサイドボードとしては検討できる。

  • 対象クリーチャー解決時にサイクロプスである場合、そのサイクロプスは-1/-1の修整を受けてから破壊される。再生破壊不能などにより破壊を免れた場合でもターン終了時まで修整は残る。
    • この手の多くのカードと異なり、自己置換効果ではないので注意。
  • 通常の生物は片目を抉られれば隻眼になる(マイナス修整を受ける)だけだが、単眼であるサイクロプスは一つ目を抉られると盲目になる(除去される)と言う、フレーバーに基づいたカード。
    • ギリシア神話では、英雄オデュッセウスがサイクロプスのポリュペーモスに捕らわれるも、知略を用い彼の目をつぶして脱出するという一幕がある。このカードのモチーフであるかもしれない。

[編集] 参考

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