ティゼルスの果実/Fruit of Tizerus
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+ | 単体での[[カードパワー]]は低く、[[キャントリップ]]等がついていないため[[カード・アドバンテージ]]を失ってしまう。過去の[[夜の衝突/Bump in the Night]]や[[苦難の魔除け/Misery Charm]]と比べても威力や汎用性で見劣りする。[[赤]]と組んで[[バーン]]気味の[[デッキ]]を組むなら検討の余地があり、[[軽い]][[火力]]を[[追放]]しては追撃に使うことで、最後の一押しの役目を果たせるかもしれない。[[静電場/Electrostatic Field]]等の[[ソーサリー]]を[[唱える]]ことで[[誘発]]する[[カード]]と組むのも有効。あるいは[[厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim]]等の墓地からの移動を[[誘発型能力]]に持つ[[カード]]と組み誘発するよう[[追放]]する方法も考えられる。 | ||
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+ | [[リミテッド]]でもあまり採用したくない類の[[カード]]だが、[[シールド]]で他に1枚も脱出持ちがなければ(そしてそれでも[[黒]]を選ぶだけの[[エンドカード|ボム]]があれば)[[墓地]][[リソース]]の有効活用のために採用することもあるだろうか。 | ||
*モチーフはギリシャ神話における[[Wikipedia:ja:ペルセポネー|ペルセポネー]]の物語だろう。冥府の神[[Wikipedia:ja:ハーデース|ハーデース]]に妃として連れ去られたペルセポネーは、解放される直前にザクロの実を12粒中4粒だけ食べてしまう。冥府の食べ物を食べたものは冥府に属するという決まりにより、ペルセポネーは1年の3分の1を冥府で過ごさなければならなくなった。 | *モチーフはギリシャ神話における[[Wikipedia:ja:ペルセポネー|ペルセポネー]]の物語だろう。冥府の神[[Wikipedia:ja:ハーデース|ハーデース]]に妃として連れ去られたペルセポネーは、解放される直前にザクロの実を12粒中4粒だけ食べてしまう。冥府の食べ物を食べたものは冥府に属するという決まりにより、ペルセポネーは1年の3分の1を冥府で過ごさなければならなくなった。 | ||
− | {{フレイバーテキスト| | + | {{フレイバーテキスト|[[死の国/The Underworld#領域|ティゼルス]]にある[[エレボス/Erebos|エレボス]]の宮殿の近くには、棘のある木が生えていて苦い果実をつける。}} |
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[死の国/The Underworld#領域|ティゼルス/Tizerus]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[コモン]] |
2023年4月6日 (木) 12:48時点における最新版
Fruit of Tizerus / ティゼルスの果実 (黒)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失う。
脱出 ― (3)(黒),あなたの墓地から他のカード3枚を追放する。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)
単体でのカードパワーは低く、キャントリップ等がついていないためカード・アドバンテージを失ってしまう。過去の夜の衝突/Bump in the Nightや苦難の魔除け/Misery Charmと比べても威力や汎用性で見劣りする。赤と組んでバーン気味のデッキを組むなら検討の余地があり、軽い火力を追放しては追撃に使うことで、最後の一押しの役目を果たせるかもしれない。静電場/Electrostatic Field等のソーサリーを唱えることで誘発するカードと組むのも有効。あるいは厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim等の墓地からの移動を誘発型能力に持つカードと組み誘発するよう追放する方法も考えられる。
リミテッドでもあまり採用したくない類のカードだが、シールドで他に1枚も脱出持ちがなければ(そしてそれでも黒を選ぶだけのボムがあれば)墓地リソースの有効活用のために採用することもあるだろうか。
- モチーフはギリシャ神話におけるペルセポネーの物語だろう。冥府の神ハーデースに妃として連れ去られたペルセポネーは、解放される直前にザクロの実を12粒中4粒だけ食べてしまう。冥府の食べ物を食べたものは冥府に属するという決まりにより、ペルセポネーは1年の3分の1を冥府で過ごさなければならなくなった。
ティゼルスにあるエレボスの宮殿の近くには、棘のある木が生えていて苦い果実をつける。