ウルザの激怒/Urza's Rage
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2023年12月4日 (月) 22:56時点における版
インスタント
キッカー(8)(赤)(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で(8)(赤)を支払ってもよい。)
この呪文は打ち消されない。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ウルザの激怒はそれに3点のダメージを与える。この呪文がキッカーされていたなら、代わりに、これはそれに10点のダメージを与え、そのダメージは軽減されない。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
通常状態では3マナ3点の打ち消されない火力。さらに膨大なキッカーコストを支払えば破壊的な威力を得る上に、軽減も不可能となる。
序盤はクリーチャー除去として、終盤はゲームを終わらせるとどめとして、幅広く活躍した。青が強力だった当時はキッカーしなくとも強力で、赤いデッキには必須のカードであったといえる。このカードの蔓延により、多くの青いデッキが誤った指図/Misdirectionなどの採用を余儀なくされた。
前後のブロックには誤った指図/Misdirectionや方向転換/Divertなど、このカードへの対抗策もあったのだが、インベイジョン・ブロック内では苛酷な審判/Harsh Judgmentなど、あまり使い勝手の良くない対策カードしかなかった。そのため、インベイジョン・ブロック構築ではさらに確実な勝利手段であった。
当時は火力を弱めにデザインする傾向があり、そのような状況で登場した珍しく有用な3点火力であったことから、スタンダードの頃は多くのタフネス3のクリーチャーを環境から追い払った。ちなみにプレーンシフト以降は火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuの登場でタフネス4以下のクリーチャーが駆逐されたのは周知の事実。
- インベイジョンのトップレア。ファイアーズら赤いデッキの隆盛も相まって当時の価格の暴騰ぶりは古参プレイヤーの間では語り草である。
- 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、2000年を代表するカードとして展示された[1]。
- ゲームぎゃざ誌上での投稿ネタを元についた俗称が「ファンネル」。インベイジョン版のイラストがガンダムシリーズの同名の兵器に酷似していることから。
再録
時のらせんタイムシフトとして再録が検討されたが、環境には打ち消されない火力として悪魔火/Demonfireや突然のショック/Sudden Shockが存在するため、昔ほど強力なカードとして見られず、デッキから抜け落ちていく可能性が高いのではないかと危惧された。最終的には「往年の名カードが(相対的に)弱体化してしまった姿」を目の当たりにするのは誰も望まないだろうとのことで再録は見送られた[2]。
ファイレクシアvsドミナリア連合に神話レアとしてJim Murrayによる新規イラストで収録された。
モダンホライゾンにアンコモンとして再録された。これによってモダンでも使用可能になった。
ストーリー
インベイジョン版のイラストはタイタン・エンジン/Titan Engineから放たれたウルザ/Urzaの火球魔法。ファイレクシアvsドミナリア連合版のイラストは手から魔法を放つウルザ本人を描いている。
参考
- ↑ ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース(マジック・ザ・ギャザリング日本公式facebook)
- ↑ Not Their Time(Latest Development 2006年10月6日)