クウィリーオンステイシス
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2008年8月3日 (日) 21:44時点における版
クウィリーオンステイシス(Quirion Stasis)は、クウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerを利用したステイシスデッキ。最新のキーカードの初出はビジョンズ。
クリーチャー — エルフ(Elf) レインジャー(Ranger)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
1/1クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
クウィリーオン・エルフが戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
(T):(緑)を加える。
(T):選ばれた色のマナ1点を加える。
ビジョンズで登場したクウィリーオン・レインジャーは、そのアンタップ能力と森/Forest回収能力によって停滞/Stasisのロックを打破し、ステイシスデッキにとってはまさに天敵とも言える存在になった。 だが、その能力を逆にステイシスデッキに利用できないか?と考えるプレイヤーが現れ、その結果生まれたのがこのデッキである。
具体的には、極楽鳥/Birds of Paradiseにクウィリーオン・エルフ/Quirion Elvesといった青マナが出せるマナ・クリーチャーを用い、これらをクウィリーオン・レインジャーでアンタップして停滞のアップキープ・コストを支払い続ける。 マナ・クリーチャーをアンタップしてアップキープ・コストを支払うという点では、黎明期のエナジーステイシスの後継といえるかも知れない。
なお、上記の通りマナ・クリーチャーとクウィリーオン・レインジャーを場に出すため、他のステイシスデッキと比べてクリーチャーを並べるようになっている。 そのため、後のテンペストで貿易風ライダー/Tradewind Riderが登場した際にこのデッキへの投入が試みられ、それが後の貿易風ステイシスの原型となったのだ。 つまり、貿易風ステイシスの前身とも言えるデッキでもある。
さらに当時のエクステンデッドでは、クウィリーオン・レインジャーが戻せる森であり青マナを生み出せる島/IslandでもあるTropical Islandの存在によりマナ・クリーチャーがいなくても停滞を維持できるタイプのものが登場した。 フェッチランドの恩恵で速やかにTropical Islandを場に出すことができる。 今ならエターナルでスクリブのレインジャー/Scryb Rangerと計8体のレインジャーを投入したタイプも可能である。