ウェザーライト

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'''ウェザーライト'''/''Weatherlight''は、[[ミラージュ・ブロック]]の2番目の小型[[エキスパンション]]。1997年6月に発売された。
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'''ウェザーライト'''/''Weatherlight''は、[[ミラージュ・ブロック]]の2番目の小型[[エキスパンション]]。[[1997年]]6月9日に発売された。
  
 
==概要==
 
==概要==
 
[[ブロック (総称)|ブロック]]制をとるために、元々は前後編だった[[ミラージュ]]&[[ビジョンズ]]に急遽付け足す形で製作された。そのため、前2作とはデザインやイラストの雰囲気など、ややブロックの統一感に欠ける。
 
[[ブロック (総称)|ブロック]]制をとるために、元々は前後編だった[[ミラージュ]]&[[ビジョンズ]]に急遽付け足す形で製作された。そのため、前2作とはデザインやイラストの雰囲気など、ややブロックの統一感に欠ける。
  
ストーリーは[[ビジョンズ]]で完結していたため、次回作([[テンペスト]])に使う予定だった物語の序盤部分を抜き出して利用した。具体的には、今までのカードセットに登場した[[ドミナリア/Dominaria]]各地を巡る物語になっており、[[アポカリプス]]まで続くウェザーライト・サーガの記念すべき第1作目でもある。
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ストーリーは[[ビジョンズ]]で完結していたため、次回作([[テンペスト]])に使う予定だった物語の序盤部分を抜き出して利用した。具体的には、今までの[[カードセット]]に登場した[[ドミナリア/Dominaria]]各地を巡る物語になっており、[[アポカリプス]]まで続くウェザーライト・サーガの記念すべき第1作目でもある。背景ストーリーのドラマが強くカードに反映されるようになった([[一か八か/Desperate Gambit]]から[[恩義/Debt of Loyalty]]など)。
  
このセットで登場した有名なカードは、[[浄火の鎧/Empyrial Armor]]、[[中断/Abeyance]]、[[知恵の蛇/Ophidian]]、[[生き埋め/Buried Alive]]、[[いかづち/Thunderbolt]]、[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]、[[宝石鉱山/Gemstone Mine]]など。墓地という[[リソース]]に注目したセットで墓地絡みのカードが多いが、単純な再利用の強さが認識されていたためか軒並み制限が強い。それの影響というわけではないだろうが、「非常に強力」といえるカードもあまり多くない。その代わり各種デッキを支える有用なカードが多いセットであった。
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このセットで登場した有名な[[カード]]は、[[浄火の鎧/Empyrial Armor]]、[[ジェラードの知恵/Gerrard's Wisdom]]、[[中断/Abeyance]]、[[知恵の蛇/Ophidian]]、[[生き埋め/Buried Alive]]、[[いかづち/Thunderbolt]]、[[ガイアの祝福/Gaea's Blessing]]、[[無のロッド/Null Rod]]、[[宝石鉱山/Gemstone Mine]]など。墓地という[[リソース]]に注目したセットで墓地絡みのカードが多いが、単純な再利用の強さが認識されていたためか軒並み制限が強い。それの影響というわけではないだろうが、「非常に強力」といえるカードもあまり多くない。その代わり各種デッキを支える有用なカードが多いセットであった。
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[[はぐれ象/Rogue Elephant]]など[[緑]]の軽量級[[クリーチャー]]を軸にした[[ファッティ]]に頼らない[[ストンピィ]]が確立したのもこのセットからである。
  
 
また、[[バンド]]、[[生息条件]]が収録された最後の[[エキスパンション]]でもある。[[累加アップキープ]]もこのセット以降[[コールドスナップ]]が登場するまで収録されなかった。[[キャントリップ]]がすぐにカードを引くようになったのもこのセットから。
 
また、[[バンド]]、[[生息条件]]が収録された最後の[[エキスパンション]]でもある。[[累加アップキープ]]もこのセット以降[[コールドスナップ]]が登場するまで収録されなかった。[[キャントリップ]]がすぐにカードを引くようになったのもこのセットから。
  
*2007年12月12日から2009年3月24日までの間、[[Magic Online]]で販売されていた。ミラージュ、ビジョンズ同様、新規に[[テーマデッキ]]が作られた。また、一定確率で[[プレミアム・カード]]が封入されている。ただし現物化はできない。
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*[[2007年]]12月12日から[[2009年]]3月24日までの間、[[Magic Online]]で販売されていた。ミラージュ、ビジョンズ同様、新規に[[テーマデッキ]]が作られた。また、一定確率で[[プレミアム・カード]]が封入されている。ただし現物化はできない。
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**販売開始記念として[https://web.archive.org/web/20071209163327/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1477 壁紙の配布(Internet Archive)]やウェザーライト当時の[[Duelist]]誌の記事の無料公開なども行われた<ref>[https://web.archive.org/web/20071205172535/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/434 Weatherlight Crash Course(Internet Archive)](Feature [[2007年]]12月3日)</ref>。
  
 
==テーマデッキ==
 
==テーマデッキ==
 
[[テーマデッキ]]はMagic Onlineでのみ発売された。
 
[[テーマデッキ]]はMagic Onlineでのみ発売された。
*[[Air Forces]]
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*[[Air Forces]]([[白青]])
*[[Dead and Alive]]
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*[[Dead and Alive]]([[黒]])
*[[Fiery Fury]]
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*[[Fiery Fury]]([[赤]])
*[[Gate Crusher]]
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*[[Gate Crusher]]([[赤緑]])
  
 
==パッケージ・イラスト==
 
==パッケージ・イラスト==
 
*[[鋼のゴーレム/Steel Golem]]
 
*[[鋼のゴーレム/Steel Golem]]
  
==デザイン==
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==主な開発スタッフ==
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*'''[[デザイン・チーム]]''' - [[Dan Cervelli]](リード)、[[Mike Elliott]][[Joel Mick]]
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*'''[[デベロップ・チーム]]''' - [[Mike Elliott]](リード)、[[William Jockusch]][[Bill Rose]][[Mark Rosewater]][[Henry Stern]]
|デザイン・チーム||[[Dan Cervelli]] (lead)
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*'''[[アート・ディレクター]]''' - [[Sue-Ann Harkey]]
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|アート・ディレクター||[[Sue-Ann Harkey]]
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|}
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==関連リンク==
 
==関連リンク==
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20071210/index.html 僕のウェザーライトのデッキケース] (文:[[Devin Low]])
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*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/Weatherlight ウェザーライト](マジック英語公式日本語版  セット特設サイト)
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*[https://web.archive.org/web/20071205172459/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr308 Weather(light) Report(Internet Archive)]([[Making Magic]] [[2007年]]12月3日 [[Mark Rosewater]]著)
 +
*[https://web.archive.org/web/20071214053243/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1475 Weatherlight Two-Steppers(Internet Archive)](Arcana 2007年12月5日)
 +
*[http://web.archive.org/web/20090201062704/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20071210/index.html 僕のウェザーライトのデッキケース(Internet Archive)]/[https://web.archive.org/web/20071214053328/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/dl14 My Weatherlight Deck Box(Internet Archive)](Latest Developments 2007年12月10日 文:[[Devin Low]])
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/1477 壁紙] ([[WotC]])
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<references />
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*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/Weatherlight/ カードリスト](Wisdom Guild)
 
*[[カード個別評価:ウェザーライト]]
 
*[[カード個別評価:ウェザーライト]]
 
*[[Rath and Storm]] (小説)
 
*[[Rath and Storm]] (小説)
 
*[[Gerrard's Quest]] (コミック)
 
*[[Gerrard's Quest]] (コミック)
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
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**[[第4版]] - [[クロニクル]] - [[ルネッサンス]]
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**[[アイスエイジ・ブロック]]([[アイスエイジ]] - ([[ホームランド]]) - [[アライアンス]])
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**[[ミラージュ・ブロック]]([[ミラージュ]] - [[ビジョンズ]] - [[ウェザーライト]])
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**[[第5版]]
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**[[テンペスト・ブロック]]([[テンペスト]] - [[ストロングホールド]] - [[エクソダス]])
  
 
[[Category:エキスパンション|うえさあらいと]]
 
[[Category:エキスパンション|うえさあらいと]]

2024年7月2日 (火) 15:20時点における最新版

ウェザーライト/Weatherlight
シンボル 本(スランの秘本/Thran Tome
略号 WL, WTH
コードネーム Mochalatte
発売日 1997年6月9日
MO:2007年12月12日
セット枚数 全167種類

ウェザーライト/Weatherlightは、ミラージュ・ブロックの2番目の小型エキスパンション1997年6月9日に発売された。

目次

[編集] 概要

ブロック制をとるために、元々は前後編だったミラージュビジョンズに急遽付け足す形で製作された。そのため、前2作とはデザインやイラストの雰囲気など、ややブロックの統一感に欠ける。

ストーリーはビジョンズで完結していたため、次回作(テンペスト)に使う予定だった物語の序盤部分を抜き出して利用した。具体的には、今までのカードセットに登場したドミナリア/Dominaria各地を巡る物語になっており、アポカリプスまで続くウェザーライト・サーガの記念すべき第1作目でもある。背景ストーリーのドラマが強くカードに反映されるようになった(一か八か/Desperate Gambitから恩義/Debt of Loyaltyなど)。

このセットで登場した有名なカードは、浄火の鎧/Empyrial Armorジェラードの知恵/Gerrard's Wisdom中断/Abeyance知恵の蛇/Ophidian生き埋め/Buried Aliveいかづち/Thunderboltガイアの祝福/Gaea's Blessing無のロッド/Null Rod宝石鉱山/Gemstone Mineなど。墓地というリソースに注目したセットで墓地絡みのカードが多いが、単純な再利用の強さが認識されていたためか軒並み制限が強い。それの影響というわけではないだろうが、「非常に強力」といえるカードもあまり多くない。その代わり各種デッキを支える有用なカードが多いセットであった。

はぐれ象/Rogue Elephantなどの軽量級クリーチャーを軸にしたファッティに頼らないストンピィが確立したのもこのセットからである。

また、バンド生息条件が収録された最後のエキスパンションでもある。累加アップキープもこのセット以降コールドスナップが登場するまで収録されなかった。キャントリップがすぐにカードを引くようになったのもこのセットから。

[編集] テーマデッキ

テーマデッキはMagic Onlineでのみ発売された。

[編集] パッケージ・イラスト

[編集] 主な開発スタッフ

[編集] 関連リンク

[編集] 参考

  1. Weatherlight Crash Course(Internet Archive)(Feature 2007年12月3日)
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