ダメージ割り振り順
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ダメージ割り振り順は、[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]において、ブロックが指定された直後に宣言される。これは[[ターン起因処理]]であり、[[スタック]]を用いない。 | ダメージ割り振り順は、[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]において、ブロックが指定された直後に宣言される。これは[[ターン起因処理]]であり、[[スタック]]を用いない。 | ||
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− | [[基本セット2010]]発売に伴うルール変更によって、[[戦闘ダメージ]]が[[スタック]]に置かれなくなるとともに新設されたルールである。これによって[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]と[[戦闘ダメージ・ステップ]]のルールは大きく変更された。 | + | |
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2024年11月10日 (日) 17:09時点における版
ダメージ割り振り順/Damage Assignment Orderとは、廃止されたルールの1つ。
解説
攻撃クリーチャーが複数のクリーチャーによってブロックされていた場合に攻撃クリーチャーが戦闘ダメージを割り振る順番、あるいはブロック・クリーチャーが複数のクリーチャーをブロックしていた場合にブロック・クリーチャーが戦闘ダメージを割り振る順番のこと。
ダメージ割り振り順は、ブロック・クリーチャー指定ステップにおいて、ブロックが指定された直後に宣言される。これはターン起因処理であり、スタックを用いない。
2009年7月の基本セット2010発売に伴うルール変更によって、戦闘ダメージがスタックに置かれなくなるとともに新設されたルールである。これによってブロック・クリーチャー指定ステップと戦闘ダメージ・ステップのルールは大きく変更された。2024年11月のファウンデーションズ発売に伴うルール変更によって廃止され、戦闘ダメージ・ステップで好きなように戦闘ダメージを割り振れるようになった。
ルール
ブロック・クリーチャー指定ステップにおけるブロック指定後、攻撃クリーチャーのダメージ割り振り順、ブロック・クリーチャーのダメージ割り振り順がそれぞれ宣言される。
- ここではあくまでも順序を示すだけで、実際に何点の戦闘ダメージを割り振るかを指定するのは戦闘ダメージ・ステップである。
- ブロック・クリーチャーが与えるダメージの割り振り順指定は、あくまで「自分がブロックしているクリーチャー群の中での順番」であって、ブロックされている攻撃クリーチャー全体に対して順番をつけるのではない。通常はブロック・クリーチャー1体につき1体の攻撃クリーチャーしかブロックしないので、「ブロック・クリーチャーが与えるダメージの割り振り順」の指定はあってもなくても変わらない。明確にする必要があるのは、1体で複数のクリーチャーをブロック出来るような能力を持つ一部のクリーチャーでブロックを行った時のみである。
戦闘ダメージ・ステップにおいて実際に戦闘ダメージを割り振る際、ダメージ割り振り順に従った順序で戦闘ダメージを割り振る。このとき、ダメージ割り振り順で前にあるクリーチャーに致死ダメージを与えるように戦闘ダメージを割り振らなければ、その後ろにあるクリーチャーに戦闘ダメージを割り振ることはできない。
- 例:5/5の攻撃クリーチャーが2/2のクリーチャー3体(A,B,C)にブロックされ、A,B,Cの順でダメージ割り振り順を指定した。この攻撃クリーチャーが選択できる戦闘ダメージの割り振り方は、以下の5通りである。
- Aに5点
- Aに4点、Bに1点
- Aに3点、Bに2点
- Aに2点、Bに3点
- Aに2点、Bに2点、Cに1点
- 接死を持つクリーチャーが0点でない戦闘ダメージを割り振った場合、それはタフネスに関係なく致死ダメージとみなされ、残りのダメージを後ろにいるクリーチャーに割り振ることができる。詳しくは接死を参照。
ダメージ割り振り順の宣言後にクリーチャーが戦闘から取り除かれた場合、そのクリーチャーはダメージ割り振り順から取り除かれる。ただし、その他のクリーチャーのダメージ割り振り順は変わらない。
- 例:1体の攻撃クリーチャーをA,B,Cの3体がブロックし、A,B,Cの順にダメージ割り振り順が指定された。その後、Bが戦闘から取り除かれたとする。この場合、この攻撃クリーチャーのダメージ割り振り順は、A,Cになる。
呪文や能力によって戦場にいるクリーチャーがいずれかの攻撃クリーチャーをブロックする場合、アクティブ・プレイヤーはそのブロック・クリーチャーの、その攻撃クリーチャーのダメージ割り振り順の位置を宣言する。この際、他のブロック・クリーチャーのダメージ割り振り順は変わらない。また、その他の攻撃クリーチャーのダメージ割り振り順を宣言しなおすこともない。これは、ブロックさせる効果の一部として行われる。
クリーチャーがブロックしている状態で戦場に出た場合、(どの攻撃クリーチャーをブロックするか指定されていないならば)そのコントローラーはどの攻撃クリーチャーをブロックするかを宣言し、アクティブ・プレイヤーはそのブロック・クリーチャーの、その攻撃クリーチャーのダメージ割り振り順における位置を宣言する。この際、他のブロック・クリーチャーのダメージ割り振り順は変わらない。
- 例:1体の攻撃クリーチャーをA,B,Cがブロックし、A,B,Cの順でダメージ割り振り順が指定された。その後、この攻撃クリーチャーを対象に瞬間群葉/Flash Foliage唱えられた。瞬間群葉が解決して苗木トークンが戦場に出るに際し、アクティブ・プレイヤーはこの苗木のダメージ割り振り順に置ける位置を宣言する。選択肢は以下の4つ。
- 苗木,A,B,C
- A,苗木,B,C
- A,B,苗木,C
- A,B,C,苗木
ダメージ割り振り順を変更する能力が存在する。
- バンドを持つクリーチャーがブロックに参加した場合、防御プレイヤーがダメージの割り振りを行う。割り振りを行うプレイヤーが異なるだけで、割り振り方は変わらない。
- バンドを持つクリーチャーをブロックした場合、アクティブ・プレイヤーがブロック・クリーチャーのダメージの割り振りを行う。