Vault Control
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+ | **[[日本ヴィンテージ選手権11]] ベスト8 ([http://coverage.mtg-jp.com/jpnats11/decklist/001896/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Nicolas Pujol]] | ||
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+ | **[[ヴィンテージ]](~[[基本セット2012]]) | ||
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==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[ティンカー]] | ||
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+ | *[[インビテーショナルテゼレット]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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+ | [[Category:コントロールデッキ]] | ||
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+ | [[Category:無限コンボデッキ]] | ||
+ | [[Category:ヴィンテージデッキ]] |
2024年12月23日 (月) 23:30時点における版
Vault Controlは、2008年9月24日にエラッタがなされたTime Vaultで無限ターンを発生させるコンボを搭載した、ヴィンテージにおける青系コントロールデッキの総称。Tezzeret's Vaultの流れを汲む。
概要
アーティファクト
Time Vaultはタップ状態で戦場に出る。
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
Time Vaultがタップ状態である間にあなたがあなたのターンを始める場合、代わりにあなたはそのターンを飛ばしてもよい。そうした場合、Time Vaultをアンタップする。
(T):このターンに続いて追加の1ターンを行う。
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
Time Vaultと通電式キー/Voltaic KeyによるVault-Keyの無限ターンギミックに加えて修繕/Tinkerを採用しており、ティンカーデッキの一種でもある。修繕先として攻撃が通ればゲームが終わる荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossusが登場したことでデッキパワーが大きく向上し、2010年代前半のヴィンテージ環境に君臨した。
最初に注目されたのは求道者テゼレット/Tezzeret the SeekerによってVault-Keyが実質1枚コンボとなるTezzeret's Vaultであるが、その後のカードプールの拡大に伴って精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorを搭載したJace Control、瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageを搭載したSnap Vault Control、闇の腹心/Dark Confidantを搭載した腹心コントロールやDark Tezz、瞬唱・腹心を併用したインビテーショナルテゼレット、概念泥棒/Notion Thiefやダク・フェイデン/Dack Faydenを採用したグリクシス・シーフといった様々な亜種が登場していった。また4CC(Keeper)と呼ばれる場合もあるようだ。
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
他に採用されるカードとしては師範の占い独楽/Sensei's Divining Topも定番である。闇の腹心とのシナジーはもちろん、独楽のタップ能力を起動し、解決前に独楽を通電式キーでアンタップしてから再び独楽のタップ能力を起動することで、独楽を手札に回収しつつ1枚ドローできる。
伝説のアーティファクト
あなたはいつでもあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。
あなたはあなたのライブラリーの一番上の土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。あなたがこれにより呪文を唱えるなら、それのマナ・コストを支払うのではなく、それのマナ総量に等しい点数のライフを支払う。
(T),土地でないパーマネント10個を生け贄に捧げる:各対戦相手はそれぞれ10点のライフを失う。
アーティファクト
(1),(T):これでないアーティファクト1つを対象とする。それをアンタップする。
(3),(T):クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
その後メンターが登場すると青系コントロールデッキのメインはそちらになり、メンターとの差別化が難しいティンカー型Vault Controlは勢力を落としたが、僧院の導師/Monastery Mentorの制限カード指定に加えて、師範の占い独楽と相性がいい修繕先としてボーラスの城塞/Bolas's Citadelが登場したことで息を吹き返した。また基本セット2020で多用途の鍵/Manifold Keyが登場すると、通電式キーはおおむねこれに差し替えられた。
エンチャント 土地 — (Urza’s) 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― ウルザの物語は「(T):(◇)を加える。」を得る。
II ― ウルザの物語は「(2),(T):『このクリーチャーは、あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき+1/+1の修整を受ける。』を持つ無色の0/0の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。」を得る。
III ― あなたのライブラリーからマナ・コストが(0)か(1)のアーティファクト・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
そしてモダンホライゾン2で、強力なアーティファクトが大量に存在するヴィンテージ環境そのものとの相性が極めてよいウルザの物語/Urza's Sagaが登場する。Vault Controlは、「III章で多用途の鍵をサーチ可能であり、Vault-Keyコンボ成立が容易になる」「多用途の鍵によってII章で生成されるトークンをアンブロッカブルにできる」といった要素のおかげで、ウルザの物語を最も強く使えるデッキであった。そのため、白単イニシアチブ登場までVault Controlの一強状態が形成されることとなった。