嵐の目/Eye of the Storm
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*取り除かれたソーサリーを、インスタントを用いることによって、擬似的に[[インスタント・タイミング]]でプレイすることができる。 | *取り除かれたソーサリーを、インスタントを用いることによって、擬似的に[[インスタント・タイミング]]でプレイすることができる。 |
2009年3月26日 (木) 06:41時点における版
Eye of the Storm / 嵐の目 (5)(青)(青)
エンチャント
エンチャント
プレイヤー1人がインスタント・カードかソーサリー・カードを唱えるたび、それを追放する。その後、そのプレイヤーは嵐の目によって追放された各インスタント・カードと各ソーサリー・カードをコピーする。各コピーについて、そのプレイヤーはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
インスタントやソーサリーがプレイされるたびにそれを飲み込み、溜め込まれたカードがそれに付随してプレイされる。青にもかかわらず、混沌を象徴する赤の如く複雑な挙動で混乱を呼ぶカード。
例えを変えれば、複雑さやインスタント・ソーサリーへの傾倒ぶりはギルドパクトのイゼット的である(ただしこれはラヴニカ:ギルドの都収録)。
利用
すべてのプレイヤーに平等に影響するため使いづらそうに感じるかもしれないが、専用にデッキを組むとかなり強力。軽いインスタントとソーサリーをデッキに満載しておけば相手よりもプレイできる回数が増えるため、圧倒的に優位に立てる。カウンター呪文を使っておけば、相手の呪文をほとんど打ち消すことも可能。
欠点として、7マナと重く、出してからもコントロール確立までは少し手間がかかる。また非常に処理が面倒であり、デッキの調整もしづらい。使うのをためらってしまうプレイヤーが多いのも当然と言えるだろうか。
- 取り除かれたソーサリーを、インスタントを用いることによって、擬似的にインスタント・タイミングでプレイすることができる。
- 呪文をプレイする呪文、具体的には過去の罪/Sins of the Pastや呪文変容/Spellshiftとコンボになる。詳細は過去の罪の項目を参照。
- ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirで相手のコピーのプレイを阻害できる。新たにインスタントやソーサリーをプレイすることも敵わないため、こちらの行動のみ決め放題に。
- ストームとの相性も良い。ストーム数を稼ぎやすいだけでなく、ストーム自体の誘発回数も多くなるため。
- 嵐の目が何も取り除いていない状態でストーム呪文を使ったとしても、最初にプレイしたときと発生したコピーをプレイするときで、ストームを2回誘発させることができる。
- また、それ以降ストーム呪文のコピーをプレイするときももちろん誘発する。
- 特に凄まじいシナジーを誇るのが精神の願望/Mind's Desire。これで精神の願望がコピーされ、効果でプレイされた呪文でこれの能力がまた誘発され、という風に繰り返せる。デッキを全てプレイし切る事も可能だろう。
ルール
挙動を具体的に説明すると以下のようになる。(以下「カード」とは「インスタント・カードかソーサリー・カード」を指すとする)
- プレイヤーAがカードAをプレイしたとする。
- 1のあと、プレイヤーBがカードBをプレイしたとする。
- その解決前に嵐の目によりカードBは取り除かれ、即座にカードAとカードBのコピーが生成される。
- プレイヤーBはこのカードAとカードBのコピーをプレイすることができる。
- 2のあと、プレイヤーBがカードCをプレイしたとする。
- その解決前に嵐の目によりカードCは取り除かれ、即座にカードAとカードBとカードCのコピーが生成される。
- プレイヤーBはこのカードAとカードBとカードCのコピーをプレイすることができる。
ここで、呪文が取り除かれてからコピーのプレイを完了するまでが1つの効果であり、途中で対応して何かすることはできない。
- このカードの能力は、カードをゲームから取り除く部分も含めて誘発型能力であり、スタックに乗って処理される。よって、カードをプレイしてから実際に取り除かれるまでにはタイムラグがある。
- プレイしたインスタントやソーサリー呪文が嵐の目によって取り除かれる前に他の効果によって打ち消されたり取り除かれたりした場合は、嵐の目はそれを取り除けないため、そのカードのコピーも発生しない。
- ただし、カードをゲームから取り除くことに失敗しても、可能な限りコピーは生成される。
- 取り除かれたカードを願いなどでゲーム外から持ってきた場合、それは既に「嵐の目によってゲームから取り除かれた」という条件を満たさないため、以降そのカードのコピーが生成されることはない。
- 嵐の目があるときにフラッシュバックで墓地から呪文を唱えた場合、ゲーム外にいったそのカードは「嵐の目によってゲームから取り除かれた」カードになる。
- 能力が誘発してから嵐の目が場を離れた場合、最後の情報を参照してコピーを作る。よって、場を離れる時点でその嵐の目によって取り除かれていたものだけ、コピーが作られる。
- 嵐の目が場に2つ以上ある場合、1回のカードのプレイですべての嵐の目が誘発する。
- 実際にゲームから取り除くのに成功するのは最後にスタックに乗った能力だけだが、コピーの生成はいずれも問題なく行われる。結局は、場に1つだけあった場合とほぼ同じことが起こる。
- マナ・コストにXを含むインスタントやソーサリーを使う場合には注意。
- 最初にプレイしたときは解決前にゲーム外に行くため、効果が発揮されない。
- コピーをプレイするときはマナ・コストが支払えないため、自動的にX=0となってしまう。
- コピーは好きな順番でプレイできるが、刹那を持つインスタントやソーサリーのコピーがある場合、それを先にプレイすると残りのコピーをプレイすることはできなくなる。