増呪

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(2人の利用者による、間の6版が非表示)
3行: 3行:
 
|英名=Escalate
 
|英名=Escalate
 
|種別=[[常在型能力]]
 
|種別=[[常在型能力]]
|登場セット=[[異界月]]
+
|登場セット=[[異界月]]<br>[[モダンホライゾン3]]
 
|リーガル=legal
 
|リーガル=legal
 
}}
 
}}
14行: 14行:
 
'''増呪''' [コスト]/''Escalate'' [コスト]は「あなたは、あなたが2つ目以降に選ぶこの呪文の[[モード]]1つにつき、[コスト]を追加で[[支払う]]。」を意味する。
 
'''増呪''' [コスト]/''Escalate'' [コスト]は「あなたは、あなたが2つ目以降に選ぶこの呪文の[[モード]]1つにつき、[コスト]を追加で[[支払う]]。」を意味する。
  
増呪能力の使用は、モードの選択のルールと追加コストの支払いのルールに従う({{CR|601.2}})。
+
増呪能力の使用は、モードの選択のルールと[[追加コスト]]の支払いのルールに従う({{CR|601.2}})。
 
+
2つ以上のモードを選択したなら、呪文の[[解決]]時には、カードに書かれている順番に選択した各モードの指示に従う。
+
  
 
==解説==
 
==解説==
追加のコストを支払うことで選べるモードを増やす事ができるキーワード能力。[[白]]、[[黒]]、[[赤]]に割り当てられた能力。
+
追加のコストを支払うことで選べるモードを増やす事ができるキーワード能力。
 +
 
 +
[[異界月]]では[[白]]、[[黒]]、[[赤]]に割り当てられた。[[モダンホライゾン3]]では[[緑]]にも登場した。
  
 
===ルール===
 
===ルール===
*いくつモードを選択するかは呪文を[[唱える]]最初の手順で決定する({{CR|601.2b}})。[[解決]]時に1つのモードの処理を見てから別のモードを選ぶかどうか決めるということはできない。
+
基本的なルールに関しては[[モード#ルール]][[追加コスト]]の項を参照のこと。
*1つのモードを2回以上選ぶことはできない。
+
 
*[[敵意借用/Borrowed Hostility]]のようにそれぞれのモードが[[クリーチャー]]を[[対象]]をとる場合、同じクリーチャーを対象にとってもよい。[[プレイヤー]]などに関しても同様。
+
*増呪は追加コストであるため、[[フラッシュバック]]や「[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]」などの[[代替コスト]]で唱える場合も(モードを増やしたいなら)増呪コストを支払う必要がある。
* 増呪呪文の解決時に、対象のうち1つが[[不正な対象]]になっていたとしても、他の対象は依然として影響を受ける。すべての対象が不正な対象になっていたなら、呪文は[[解決]]されない([[立ち消え]])。
+
*「呪文の[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]」[[効果]]で増呪呪文を唱える場合、増呪は適用できるが増呪コストは[[マナ・コスト]]ではないので支払う必要がある。
+
*スタック上の増呪呪文が[[コピー]]される場合、幾つ、どのモードを選んだかもコピーされる。[[コピー可能な値]]も参照。
+
  
 
===その他===
 
===その他===
 
*[[双呪]]の亜種であり、一括支払い固定ではなくモードごとの個別支払いが可能になった双呪といったところ。日本語訳も意識してか似た訳になっている。
 
*[[双呪]]の亜種であり、一括支払い固定ではなくモードごとの個別支払いが可能になった双呪といったところ。日本語訳も意識してか似た訳になっている。
 
**[[敵意借用/Borrowed Hostility]]のような2つのモードしか持たない呪文の場合、増呪が双呪であっても同じ挙動になる。
 
**[[敵意借用/Borrowed Hostility]]のような2つのモードしか持たない呪文の場合、増呪が双呪であっても同じ挙動になる。
*対象と立ち消えについてプレイヤーを混乱させないためか、異界月で登場した増呪呪文はすべて「全モードが対象を取る」「全モードが対象を取らない」のどちらかになっている。
+
*[[ローウィン]]の[[命令]]での反省を踏まえてか、増呪呪文はすべて「全モードが対象を取る」「全モードが対象を取らない」のどちらかになっており、[[立ち消え]]しづらいデザインになっている。[[モード#ルール]]も参照。
  
 
==参考==
 
==参考==

2024年7月23日 (火) 16:28時点における最新版

増呪/Escalate
種別 常在型能力
登場セット 異界月
モダンホライゾン3
CR CR:702.120

増呪(ぞうじゅ)/Escalateは、異界月で登場したキーワード能力。これを持つ呪文スタック上にある間に機能する常在型能力である。


Borrowed Grace / 恩寵借用 (2)(白)
インスタント

増呪(1)(白)(2つ目以降に選ぶモード1つにつき、このコストを1回支払う。)
以下から1つまたは両方を選ぶ。
・ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。
・ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+0/+2の修整を受ける。



Collective Brutality / 集団的蛮行 (1)(黒)
ソーサリー

増呪 ― カードを1枚捨てる。(2つ目以降に選ぶモード1つにつき、このコストを1回支払う。)
以下から1つ以上を選ぶ。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-2/-2の修整を受ける。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。


[編集] 定義

増呪 [コスト]/Escalate [コスト]は「あなたは、あなたが2つ目以降に選ぶこの呪文のモード1つにつき、[コスト]を追加で支払う。」を意味する。

増呪能力の使用は、モードの選択のルールと追加コストの支払いのルールに従う(CR:601.2)。

[編集] 解説

追加のコストを支払うことで選べるモードを増やす事ができるキーワード能力。

異界月ではに割り当てられた。モダンホライゾン3ではにも登場した。

[編集] ルール

基本的なルールに関してはモード#ルール追加コストの項を参照のこと。

[編集] その他

  • 双呪の亜種であり、一括支払い固定ではなくモードごとの個別支払いが可能になった双呪といったところ。日本語訳も意識してか似た訳になっている。
  • ローウィン命令での反省を踏まえてか、増呪呪文はすべて「全モードが対象を取る」「全モードが対象を取らない」のどちらかになっており、立ち消えしづらいデザインになっている。モード#ルールも参照。

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

MOBILE