Jason Felix
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| − | [[ゼンディカー]] | + | [[ゼンディカー]]にてマジックのイラストレーターとしてデビューしたが、Felixのアーティストとしてのキャリアは1990年代前半からスタートしており、様々な映画、コンピューターゲーム、書籍など、多彩な分野の仕事にアーティストとして携わり続けてきた大ベテランである。 |
複雑な構造の建造物や不気味な[[クリーチャー]]など、Felixの作風は非常に多岐にわたり、マジックにおいても様々な[[カード・タイプ]]のカードのイラストを幅広く手掛けている。とりわけ[[ゼンディカー/Zendikar]]等の次元に登場する[[エルドラージ/Eldrazi]]の生理的嫌悪感を催すデザインにはFelixのセンスが大いに発揮されている。 | 複雑な構造の建造物や不気味な[[クリーチャー]]など、Felixの作風は非常に多岐にわたり、マジックにおいても様々な[[カード・タイプ]]のカードのイラストを幅広く手掛けている。とりわけ[[ゼンディカー/Zendikar]]等の次元に登場する[[エルドラージ/Eldrazi]]の生理的嫌悪感を催すデザインにはFelixのセンスが大いに発揮されている。 | ||
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2021年4月1日、FelixはTwitterにて本件に触れ、「忙しかったために盗用をしてしまった」「盗用元のアートを手掛けたアーティストへの補償と、命運の核心/Crux of Fateのカードに記載されるアーティスト名に自身でなく盗用元のアーティストの名前を記載することを提案する」「ファンをがっかりさせたことを謝罪する」等の表明を行った<ref>[https://twitter.com/Art_JasonFelix/status/1377356835234058243 Jason Felix Twitter] （2021年4月1日）</ref><ref>[https://twitter.com/Art_JasonFelix/status/1377356971800596484 Jason Felix Twitter] （2021年4月1日）</ref><ref>[https://twitter.com/Art_JasonFelix/status/1377357128986292224 Jason Felix Twitter] （2021年4月1日）</ref>。また、ファンからの「以前にも盗用を行ったことがあるのか」というリプライに対しては「今回が初めて」と返答している<ref>[https://twitter.com/Art_JasonFelix/status/1377361366076383236 Jason Felix Twitter] （2021年4月1日）</ref>。 | 2021年4月1日、FelixはTwitterにて本件に触れ、「忙しかったために盗用をしてしまった」「盗用元のアートを手掛けたアーティストへの補償と、命運の核心/Crux of Fateのカードに記載されるアーティスト名に自身でなく盗用元のアーティストの名前を記載することを提案する」「ファンをがっかりさせたことを謝罪する」等の表明を行った<ref>[https://twitter.com/Art_JasonFelix/status/1377356835234058243 Jason Felix Twitter] （2021年4月1日）</ref><ref>[https://twitter.com/Art_JasonFelix/status/1377356971800596484 Jason Felix Twitter] （2021年4月1日）</ref><ref>[https://twitter.com/Art_JasonFelix/status/1377357128986292224 Jason Felix Twitter] （2021年4月1日）</ref>。また、ファンからの「以前にも盗用を行ったことがあるのか」というリプライに対しては「今回が初めて」と返答している<ref>[https://twitter.com/Art_JasonFelix/status/1377361366076383236 Jason Felix Twitter] （2021年4月1日）</ref>。 | ||
| − | + | 2022年5月現在、本件についての続報はない。ストリクスヘイヴン：魔法学院以降に発売された[[カードセット]]である[[モダンホライゾン2]]、[[フォーゴトン・レルム探訪]]、[[イニストラード：真夜中の狩り]]にはFelixが本件発覚以前に手掛けたであろうアートが収録されていたが、[[イニストラード：真紅の契り]]以降はFelixが新規にアートを手掛けたカードの収録が途絶えた。ただし、[[Terese Nielsen]]や[[Noah Bradley]]とは異なり、Felixが過去にアートを手掛けたカードの[[再録]]についてはアートの差し替え等なく継続して行われている（[[ニューカペナの街角統率者デッキ]]における[[コジレックの職工/Artisan of Kozilek]]など）。 | |
==手がけた有名なカード== | ==手がけた有名なカード== | ||
*[[書庫の罠/Archive Trap]]（{{Gatherer|id=197538}}） | *[[書庫の罠/Archive Trap]]（{{Gatherer|id=197538}}） | ||
*[[全ては塵/All Is Dust]]（{{Gatherer|id=193658}}） | *[[全ては塵/All Is Dust]]（{{Gatherer|id=193658}}） | ||
| − | *[[急速試作機/Rapid Prototyper]]（{{Gatherer|id=439589}} | + | *[[急速試作機/Rapid Prototyper]]（{{Gatherer|id=439589}}）ほか[[Unstable]]の[[小型装置団/Order of the Widget]]の透かしを持つ[[からくり]][[サイクル]] |
*[[スランの崩落/Fall of the Thran]]（{{Gatherer|id=442906}}） | *[[スランの崩落/Fall of the Thran]]（{{Gatherer|id=442906}}） | ||
*[[ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis]]（{{Gatherer|id=457327}}） | *[[ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis]]（{{Gatherer|id=457327}}） | ||
2022年5月29日 (日) 17:18時点における最新版
Jason Felixは、かつてマジックのカードイラストを手掛けていたイラストレーター。後述のイラスト盗用疑惑以降、2021年10月現在に至るまでウィザーズ社から新たなアートの発注は受けていないとされる。
マジック以外においても非常に広い分野での功績を持つ人物だが、本ページではマジックとの係わりを中心に記述する。
目次 |
[編集] 概要
ゼンディカーにてマジックのイラストレーターとしてデビューしたが、Felixのアーティストとしてのキャリアは1990年代前半からスタートしており、様々な映画、コンピューターゲーム、書籍など、多彩な分野の仕事にアーティストとして携わり続けてきた大ベテランである。
複雑な構造の建造物や不気味なクリーチャーなど、Felixの作風は非常に多岐にわたり、マジックにおいても様々なカード・タイプのカードのイラストを幅広く手掛けている。とりわけゼンディカー/Zendikar等の次元に登場するエルドラージ/Eldraziの生理的嫌悪感を催すデザインにはFelixのセンスが大いに発揮されている。
レーザー兵器や宇宙船など、SF的なアイテムのデザインにも定評がある。ファンタジー的な世界観のカードが大半を占めるマジックにおいてはFelixのSF的な方面のアートセンスが活かされる機会は多くはなかったが、Unstableにおけるからくりカードのアートにおいてはそのセンスを遺憾なく発揮している。
[編集] ファンアートの盗用疑惑
2021年3月28日、マジックのファンアートをネット上に多数公開しているイラストレーターのscarypetは自身のTwitterアカウントにて、ストリクスヘイヴン：魔法学院の発売前にウィザーズ社が公開したミスティカルアーカイブ版の命運の核心/Crux of Fateのカードイラスト内に描かれているニコル・ボーラス/Nicol Bolasが、かつて自身の描いたファンアートを無断で盗用したものであると告発した[1]。この命運の核心/Crux of Fateのアートを手掛けていたのがFelixであった。
- マジックのキャラクターであるニコル・ボーラスを描いたファンアートを、作者に無断でカードイラストに使用したこと自体には、法律上の問題はない。マジックのファンコンテンツは、制作した時点で誰もが作者に断りなく使用できることに同意したとみなされることがウィザーズ社のファンコンテンツポリシーに盛り込まれているからである[2]。
- しかしながら、法律上の問題がないと言えども他人の制作物を作者に断りなく自身のアートに転用し、それを自分の名前のみを掲載して世に出したことについての倫理的な観点での批判がネットを中心に巻き起こった。マジックプレイヤーの間ではFelixの行為に対する批判だけではなく、マジックに長年携わり続けてきたベテランのアーティストがそのような行為を行ったことに対する落胆の声も上がった。
2021年3月30日、ウィザーズ社は公式サイトにて、この盗用問題について円満な解決がなされるまでの間、Felixへの仕事の発注を中断することを発表した[3]。
2021年4月1日、FelixはTwitterにて本件に触れ、「忙しかったために盗用をしてしまった」「盗用元のアートを手掛けたアーティストへの補償と、命運の核心/Crux of Fateのカードに記載されるアーティスト名に自身でなく盗用元のアーティストの名前を記載することを提案する」「ファンをがっかりさせたことを謝罪する」等の表明を行った[4][5][6]。また、ファンからの「以前にも盗用を行ったことがあるのか」というリプライに対しては「今回が初めて」と返答している[7]。
2022年5月現在、本件についての続報はない。ストリクスヘイヴン：魔法学院以降に発売されたカードセットであるモダンホライゾン2、フォーゴトン・レルム探訪、イニストラード：真夜中の狩りにはFelixが本件発覚以前に手掛けたであろうアートが収録されていたが、イニストラード：真紅の契り以降はFelixが新規にアートを手掛けたカードの収録が途絶えた。ただし、Terese NielsenやNoah Bradleyとは異なり、Felixが過去にアートを手掛けたカードの再録についてはアートの差し替え等なく継続して行われている（ニューカペナの街角統率者デッキにおけるコジレックの職工/Artisan of Kozilekなど）。
[編集] 手がけた有名なカード
- 書庫の罠/Archive Trap（イラスト）
- 全ては塵/All Is Dust（イラスト）
- 急速試作機/Rapid Prototyper（イラスト）ほかUnstableの小型装置団/Order of the Widgetの透かしを持つからくりサイクル
- スランの崩落/Fall of the Thran（イラスト）
- ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis（イラスト）
[編集] 脚注
- ↑ scarypet Twitter （2021年3月28日）
- ↑ Wizards of the Coast's Fan Content Policy （ウィザーズオブザコースト公式サイト 2017年11月15日）
- ↑ STATEMENT ON CRUX OF FATE （ウィザーズオブザコースト公式サイト 2021年3月30日）
- ↑ Jason Felix Twitter （2021年4月1日）
- ↑ Jason Felix Twitter （2021年4月1日）
- ↑ Jason Felix Twitter （2021年4月1日）
- ↑ Jason Felix Twitter （2021年4月1日）
