タメシ/Tameshi

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==解説==
 
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[[神河/Kamigawa]]の[[サイバ未来派/The Saiba Futurists]]に所属する[[ムーンフォーク]]の科学者。男性。
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[[神河/Kamigawa]]の[[サイバ未来派/The Saiba Futurists]]に所属する[[ムーンフォーク]]の科学者。男性。眼鏡をかけている({{Gatherer|id=551971}})。
  
 
タメシはサイバ未来派の一員であり、優秀な科学者だ。他のほとんどの未来派は、より広く利用可能な技術と比べて[[神/Kami]]の魔法は時代遅れだと考えている。だがタメシは彼らとは異なり、神が定命の者の領域と精霊の領域を行き来するすべを常に研究したいと思っていた。これは現実の本質に対する新たな洞察をもたらすかもしれないのだ。
 
タメシはサイバ未来派の一員であり、優秀な科学者だ。他のほとんどの未来派は、より広く利用可能な技術と比べて[[神/Kami]]の魔法は時代遅れだと考えている。だがタメシは彼らとは異なり、神が定命の者の領域と精霊の領域を行き来するすべを常に研究したいと思っていた。これは現実の本質に対する新たな洞察をもたらすかもしれないのだ。
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それから九年、タメシは魁渡の友であり続けた。だがあるとき、魁渡は英子から思いもかけぬ情報を伝えられた。皇の失踪に関わったと思しき「金属の腕の男」と会うタメシの姿が目撃されたというのだ。魁渡は信じられない思いだったが、皇の捜索に人生を捧げてきた彼に、友を調べる以外の選択肢はなかった。
 
それから九年、タメシは魁渡の友であり続けた。だがあるとき、魁渡は英子から思いもかけぬ情報を伝えられた。皇の失踪に関わったと思しき「金属の腕の男」と会うタメシの姿が目撃されたというのだ。魁渡は信じられない思いだったが、皇の捜索に人生を捧げてきた彼に、友を調べる以外の選択肢はなかった。
  
魁渡は数週間をかけてタメシを調査した。友を欺くのは辛かったが、調べれば調べるほど疑いは強まるばかりだった。タメシは同僚にも何かを隠し、違法な取引を行い、秘密の研究を進めている。魁渡はタメシの研究所に侵入し、彼に送られた暗号文を解読した。今夜、タメシは下層街/The Undercityで誰かと会う。決定的な証拠を掴むべく、魁渡はそこへ向かった。
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魁渡は数週間をかけてタメシを調査した。友を欺くのは辛かったが、調べれば調べるほど疑いは強まるばかりだった。タメシは同僚にも何かを隠し、違法な取引を行い、秘密の研究を進めている。魁渡はタメシの研究所に侵入し、彼に送られた暗号文を解読した。今夜、タメシは[[都和市/Towashi#下層街/The Undercity|下層街/The Undercity]]で誰かと会う。決定的な証拠を掴むべく、魁渡はそこへ向かった。
  
 
魁渡は波止場の倉庫で、外科手術じみた奇妙な実験の痕跡と、見たこともない金属の怪物を目にした。そして呻き声に振り返り、金属の鉤爪に切り裂かれて倒れるタメシの姿を見た。魁渡は血を流すタメシに駆け寄り、だが彼は死の瀬戸際にあった。タメシはかすかな声で、友を騙し続けてきたことを悔いた。気にしなくていい、そう言って赦してやりたかった。だが魁渡にはもう一人の友が、まだ助けられる友がいる。魁渡は心を鬼にしてタメシに尋ねた。皇について、金属の腕の男について教えてくれと。「[[テゼレット/Tezzeret]]」――最後にそう口にし、タメシは息絶えた。
 
魁渡は波止場の倉庫で、外科手術じみた奇妙な実験の痕跡と、見たこともない金属の怪物を目にした。そして呻き声に振り返り、金属の鉤爪に切り裂かれて倒れるタメシの姿を見た。魁渡は血を流すタメシに駆け寄り、だが彼は死の瀬戸際にあった。タメシはかすかな声で、友を騙し続けてきたことを悔いた。気にしなくていい、そう言って赦してやりたかった。だが魁渡にはもう一人の友が、まだ助けられる友がいる。魁渡は心を鬼にしてタメシに尋ねた。皇について、金属の腕の男について教えてくれと。「[[テゼレット/Tezzeret]]」――最後にそう口にし、タメシは息絶えた。
  
 
===予期せぬ協調/An Unexpected Alliance===
 
===予期せぬ協調/An Unexpected Alliance===
金属の怪物こと[[ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias]]が後に魁渡に語ったところによれば、タメシは死の直前まで自ら望んでこの研究に関与していたが、あまりに多くを知ろうとしすぎたため始末されたということだった。
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金属の怪物こと[[ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias (ストーリー)|ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias]]が後に魁渡に語ったところによれば、タメシは死の直前まで自ら望んでこの研究に関与していたが、あまりに多くを知ろうとしすぎたため始末されたということだった。
  
 
==登場==
 
==登場==
 
===登場カード===
 
===登場カード===
 
*[[現実の設計者、タメシ/Tameshi, Reality Architect]]
 
*[[現実の設計者、タメシ/Tameshi, Reality Architect]]
 
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====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
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;[[Secret Lair Drop Series/2022年#Introducing: Kaito Shizuki|Secret Lair Drop Series: Introducing: Kaito Shizuki]]
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:[[疑念の影/Shadow of Doubt]]("his friend"として)
 
===登場作品・登場記事===
 
===登場作品・登場記事===
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/kaito-origin-stories-test-loyalty-path-forward-2021-12-16 Kaito Origin Stories: A Test of Loyalty & The Path Forward]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/NEO/0035688/ 魁渡・起源の物語:「忠誠の試練」「その先へ続く道」](Magic Story [[2021年]]12月16日 [[Akemi Dawn Bowman]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/kaito-origin-stories-test-loyalty-path-forward-2021-12-16 Kaito Origin Stories: A Test of Loyalty & The Path Forward]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/NEO/0035688/ 魁渡・起源の物語:「忠誠の試練」「その先へ続く道」](Magic Story [[2021年]]12月16日 [[Akemi Dawn Bowman]]著)

2023年2月23日 (木) 13:47時点における最新版

タメシ/Tameshi神河:輝ける世界のキャラクター。カードとしては神河:輝ける世界の現実の設計者、タメシ/Tameshi, Reality Architectが初出。

目次

[編集] 解説

神河/Kamigawaサイバ未来派/The Saiba Futuristsに所属するムーンフォークの科学者。男性。眼鏡をかけている(イラスト)。

タメシはサイバ未来派の一員であり、優秀な科学者だ。他のほとんどの未来派は、より広く利用可能な技術と比べて神/Kamiの魔法は時代遅れだと考えている。だがタメシは彼らとは異なり、神が定命の者の領域と精霊の領域を行き来するすべを常に研究したいと思っていた。これは現実の本質に対する新たな洞察をもたらすかもしれないのだ。

十代の頃、タメシは高名な科学者であるカツマサ/Katsumasaの天才的な弟子となり、そこで新たな神や迷子の神の住まいとなる折り紙ドローンを制作した。彼はドローンの一つを友の漆月魁渡/Kaito Shizukiに贈り、魁渡は今日に至るまでそのドローンを身に着けている。

タメシが自分自身の研究室を持つようになると、彼は神河の形而上学的本質の研究を始め、現実チップ/The Reality Chipを開発した。それは皮膚に埋め込まれ、この次元/Planeの物理への謎めいた繋がりを使用者に与える風変わりな装置だ。

[編集] 経歴

[編集] 「忠誠の試練」「その先へ続く道」/A Test of Loyalty & The Path Forward

漆月魁渡の忠誠心を疑う氷山勢団/The Hyozan Reckonersの首領、梅澤悟/Satoru Umezawaは、特別な仕事を彼に与えた。未来派のタメシという男の研究成果を手に入れることだ。

魁渡はタメシが大田原/Otawaraを離れて母聖樹地区/The Boseiju Districtに潜んでいることを突き止め、姉の漆月英子/Eiko Shizukiとともにその森へと向かった。魁渡は鶴型ドローンを飛ばして秘密の研究所を見つけ、タメシと戦闘になったが、英子の仲裁で彼を解放した。タメシは自分の師であるカツマサが魁渡にそのドローンを与えたと知って驚き、二人に研究内容を説明した。神と機械を繋げるその研究は、神を守りながら神を学ぶためのもの。そしてこの狸型ロボットは、ある特別な神――皇/The emperor香醍/Kyodaiの繋がりを体現する神のための試作品なのだと。

そして魁渡たちは狸の姿をした神――タメシが探していた神と出会った。英子はタメシに研究が悪用された際の危険性を指摘し、魁渡は梅澤悟のような者たちからこの神を守らなければならないと感じた。そこに、悟の命を受けてずっと魁渡を尾行していた鳴/Nariたち五人の氷山勢団員が姿を現した。激しい戦闘の末、樹海の兵団/The Order of Jukaiの介入を機に、三人は狸の神とともに逃げ出した。

森の出口近くで、タメシは自分が兵団を呼んだことを明かした。恩義を感じた英子は、タメシがこの研究をもう続けないと約束してくれるなら、皇国/The Imperial courtへは彼のことを報告しないでおくと言った。タメシはその交換条件を呑んだものの、次の研究が皇国の喜ぶものになるとは約束できないと付け加え、友情の証として魁渡に狸型ドローンを贈ると、二人と別れた。

[編集] 嘘と約束とネオンの輝き/Lies, Promises, and Neon Flames

それから九年、タメシは魁渡の友であり続けた。だがあるとき、魁渡は英子から思いもかけぬ情報を伝えられた。皇の失踪に関わったと思しき「金属の腕の男」と会うタメシの姿が目撃されたというのだ。魁渡は信じられない思いだったが、皇の捜索に人生を捧げてきた彼に、友を調べる以外の選択肢はなかった。

魁渡は数週間をかけてタメシを調査した。友を欺くのは辛かったが、調べれば調べるほど疑いは強まるばかりだった。タメシは同僚にも何かを隠し、違法な取引を行い、秘密の研究を進めている。魁渡はタメシの研究所に侵入し、彼に送られた暗号文を解読した。今夜、タメシは下層街/The Undercityで誰かと会う。決定的な証拠を掴むべく、魁渡はそこへ向かった。

魁渡は波止場の倉庫で、外科手術じみた奇妙な実験の痕跡と、見たこともない金属の怪物を目にした。そして呻き声に振り返り、金属の鉤爪に切り裂かれて倒れるタメシの姿を見た。魁渡は血を流すタメシに駆け寄り、だが彼は死の瀬戸際にあった。タメシはかすかな声で、友を騙し続けてきたことを悔いた。気にしなくていい、そう言って赦してやりたかった。だが魁渡にはもう一人の友が、まだ助けられる友がいる。魁渡は心を鬼にしてタメシに尋ねた。皇について、金属の腕の男について教えてくれと。「テゼレット/Tezzeret」――最後にそう口にし、タメシは息絶えた。

[編集] 予期せぬ協調/An Unexpected Alliance

金属の怪物ことジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxiasが後に魁渡に語ったところによれば、タメシは死の直前まで自ら望んでこの研究に関与していたが、あまりに多くを知ろうとしすぎたため始末されたということだった。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

Secret Lair Drop Series: Introducing: Kaito Shizuki
疑念の影/Shadow of Doubt("his friend"として)

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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