祖先の幻視/Ancestral Vision
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解禁当初はこのカードが抱えるデメリットを理由に採用しない構築が目立ったが、ミラーにおいてノーリスクで相手にカウンターを強要できる点や、未だトップメタの一角に位置する[[ジャンド]]や[[アブザンジャンク]]など消耗戦を強いてくる相手に対して有効打である事などから、現在ではほとんどの青絡みのデッキにフル投入されている。 | 解禁当初はこのカードが抱えるデメリットを理由に採用しない構築が目立ったが、ミラーにおいてノーリスクで相手にカウンターを強要できる点や、未だトップメタの一角に位置する[[ジャンド]]や[[アブザンジャンク]]など消耗戦を強いてくる相手に対して有効打である事などから、現在ではほとんどの青絡みのデッキにフル投入されている。 | ||
同じく青の優秀なドローカードである[[血清の幻視/Serum Visions]]もフル投入した場合「8幻視(8ヴィジョン)」と呼ばれる。 | 同じく青の優秀なドローカードである[[血清の幻視/Serum Visions]]もフル投入した場合「8幻視(8ヴィジョン)」と呼ばれる。 | ||
− | + | *[[グリクシスコントロール]]ではフィニッシャーとなる[[ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers]]から唱える事も可能で、同デッキの台頭に一役買っている。 | |
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*これに関するルールは「[[マナ・コストの無いカード]]」の項も参照。 | *これに関するルールは「[[マナ・コストの無いカード]]」の項も参照。 |
2016年6月3日 (金) 23:08時点における版
待機持ちになって帰ってきたAncestral Recall。
実際にカードを引くまでにタイムラグがあるものの、わずか1マナで3枚引ける驚異のコスト・パフォーマンスは健在。ソーサリーになっているため待機コストをメイン・フェイズに先払いしなければならないものの、非常に軽いためカウンターなどのマナを残しやすく、隙は小さくて済む。使いやすさは抜群で、青を含むデッキなら幅広く採用できる強力な呪文である。
とはいえやはり待機でしか使えず即座に効果を発揮できないのは決して小さくない欠点であり、中盤以降には手札で腐ってしまいやすい。パーミッションデッキなど長期戦を意識したコントロールデッキならばそれほど問題にならないのだが、そこまで時間をかけられないクロック・パーミッション系のデッキではその点を嫌って採用が見送られたり枚数を減らされたりというケースも多い。
待機以外の代替コストを与えて唱えると即座に3枚引けるため非常に強力。特に続唱と相性がよく、コントロール型の続唱デッキにありがちな「軽くて効果の小さいカードの枚数を増やすと続唱の効率が悪くなる、しかし減らしすぎると序盤に動きづらくデッキ全体の安定感が落ちる」というジレンマに対して、待機で唱えてよし、続唱でめくれてもよし、どちらでも有効なこのカードは最適な解答となる。
モダンでは公式フォーマット化と同時に禁止カードであったが、2016年4月8日より解除され各種コンボデッキやコントロールで採用されている。 解禁当初はこのカードが抱えるデメリットを理由に採用しない構築が目立ったが、ミラーにおいてノーリスクで相手にカウンターを強要できる点や、未だトップメタの一角に位置するジャンドやアブザンジャンクなど消耗戦を強いてくる相手に対して有効打である事などから、現在ではほとんどの青絡みのデッキにフル投入されている。 同じく青の優秀なドローカードである血清の幻視/Serum Visionsもフル投入した場合「8幻視(8ヴィジョン)」と呼ばれる。
- グリクシスコントロールではフィニッシャーとなるゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellersから唱える事も可能で、同デッキの台頭に一役買っている。
- これに関するルールは「マナ・コストの無いカード」の項も参照。
- 待機呪文すべてに共通することではあるが、唱えるタイミングを対戦相手に知られてしまうため、カウンターを準備されやすいという弱点がある。特に祖先の幻視の場合は盗用/Plagiarizeや分流/Shuntなどの天敵が存在するため、その弱点が他の待機呪文よりも若干厳しい。