無害な旅人/Innocent Traveler
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− | 対戦相手に選択権があるとはいえ、毎[[ターン]]1体の生け贄は[[リミテッド]]であればなかなか強烈。かといって生け贄に捧げないと出てくる3/3[[飛行]] | + | 対戦相手に選択権があるとはいえ、毎[[ターン]]1体の生け贄は[[リミテッド]]であればなかなか強烈。かといって生け贄に捧げないと出てくる3/3[[飛行]]も元が4マナとなると厄介で、相手にしてみれば[[システムクリーチャー]]であろうと[[ビートダウン]]要員であろうと厄介な性能。[[変身]]後は対戦相手が人間を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していると[[パワー]]が上がる。人間はポピュラーな[[部族 (俗称)|部族]]で[[セット]]内でもフィーチャーされている上に、飛行する人間は少数なので一方的に強烈な[[クロック]]を発揮する場面が多い、案外汎用性のある能力。 |
− | [[ | + | ただし、人間は横並びさせるのが得意なため、毎ターンの生け贄が大して苦にならず変身を防がれる可能性もある。[[Innistrad: Double Feature]]環境になるとで[[トークン]]の[[生成]]手段が豊富になってますますその傾向が増す上に、[[降霊]]と[[腐乱]]を相手どった際も損害を軽微に抑えられやすいのでかなり弱体化する。 |
[[構築]]だと3/3飛行は4マナ域としても平凡程度で、[[能力]]を含めても見るところは乏しい。[[除去]]も豊富になり、変身したとしても容易に排除されてしまう。生け贄に捧げさせる手段も、味方を巻き込み回数制限こそあるがより確実に生け贄を強制し、[[マナコスト]]も同域の[[ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi]]が存在。変身後の性能も対戦相手に依存せず十分なパフォーマンスを発揮でき、あちらは変身を任意で行えるため融通性でも軍配が上がる。 | [[構築]]だと3/3飛行は4マナ域としても平凡程度で、[[能力]]を含めても見るところは乏しい。[[除去]]も豊富になり、変身したとしても容易に排除されてしまう。生け贄に捧げさせる手段も、味方を巻き込み回数制限こそあるがより確実に生け贄を強制し、[[マナコスト]]も同域の[[ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathi]]が存在。変身後の性能も対戦相手に依存せず十分なパフォーマンスを発揮でき、あちらは変身を任意で行えるため融通性でも軍配が上がる。 |
2022年4月14日 (木) 06:16時点における版
クリーチャー — 人間(Human)
あなたのアップキープの開始時に、どの対戦相手もクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。誰もそうしなかったなら、無害な旅人を変身させる。
1/3Malicious Invader / 害意ある侵入者
〔黒〕 クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行
対戦相手が人間(Human)をコントロールしているかぎり、害意ある侵入者は+2/+0の修整を受ける。
最初は4マナ1/3と文字通り無害な人間だが、あなたのアップキープごとに対戦相手に生け贄を要求し、断れば凶悪な吸血鬼に変身する両面カード。
対戦相手に選択権があるとはいえ、毎ターン1体の生け贄はリミテッドであればなかなか強烈。かといって生け贄に捧げないと出てくる3/3飛行も元が4マナとなると厄介で、相手にしてみればシステムクリーチャーであろうとビートダウン要員であろうと厄介な性能。変身後は対戦相手が人間をコントロールしているとパワーが上がる。人間はポピュラーな部族でセット内でもフィーチャーされている上に、飛行する人間は少数なので一方的に強烈なクロックを発揮する場面が多い、案外汎用性のある能力。
ただし、人間は横並びさせるのが得意なため、毎ターンの生け贄が大して苦にならず変身を防がれる可能性もある。Innistrad: Double Feature環境になるとでトークンの生成手段が豊富になってますますその傾向が増す上に、降霊と腐乱を相手どった際も損害を軽微に抑えられやすいのでかなり弱体化する。
構築だと3/3飛行は4マナ域としても平凡程度で、能力を含めても見るところは乏しい。除去も豊富になり、変身したとしても容易に排除されてしまう。生け贄に捧げさせる手段も、味方を巻き込み回数制限こそあるがより確実に生け贄を強制し、マナコストも同域のヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathiが存在。変身後の性能も対戦相手に依存せず十分なパフォーマンスを発揮でき、あちらは変身を任意で行えるため融通性でも軍配が上がる。
ドラキュラシリーズ・カード
ドラキュラシリーズ・カード版はルーシー・ウェステンラ/Lucy Westenra - 蘇りし吸血鬼、ルーシー/Lucry, Arisen Vampire(イラスト)。
- ルーシー・ウェステンラはブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物。ミナ・ハーカー/Mina Harkerの親友で、ジョン・セワード博士/Dr.John Sewardら三人の男性に同時に求婚されるほどの美貌の持ち主。夢遊病を患っていたことが災いしてドラキュラ伯爵/Count Draculaに襲われ吸血されてしまう。吸血された彼女は奇妙な症状に苦しみ、最後には吸血鬼化の兆候を呈しつつ亡くなった。埋葬されて一週間後にルーシーは吸血鬼として蘇り、人々を襲い始める。その後、アブラム・ヴァン・ヘルシング/Abraham Van Helsingらによって討たれ、安らかな眠りについた。
- ドラキュラシリーズ・カード版でない通常版では、イラストの人物は第1面の時点では吸血鬼であることを隠しているため吸血鬼のクリーチャー・タイプを持たない。それに対してドラキュラシリーズ・カード版のこちらは第1面の時点では本当に「吸血鬼ではない」。
- 本カードの登場より遥か以前に発売の基本セット2012に収録されていた、フレイバー・テキストが吸血鬼ドラキュラからの引用であった血の味/Taste of Bloodのイラストはルーシー・ウェステンラがモチーフではないかという説がある。