犠牲

提供：MTG Wiki

2022年4月25日 (月) 00:18時点における版

この項目ではキーワード能力について記述しています。 ウルザズ・サーガ初出のソーサリー・カードについては犠牲/Victimizeを、ミラディンのテーマデッキについては犠牲/Sacrificial Bamをご覧ください。

犠牲（ぎせい）/Casualtyはキーワード能力の一種。それを持つ呪文がスタックにある間に機能する常在型能力と誘発型能力である。

定義

犠牲N/Casualty Nは、「この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたはパワーがN以上のクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。」および「あなたがこの呪文を唱えたとき、犠牲コストがこれのために支払われていた場合、これをコピーする。この呪文が対象を取っているなら、あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。」を意味する。

解説

ニューカペナの街角およびニューカペナの街角統率者デッキで初登場した。

貴顕廊一家/The Maestrosに割り当てられたメカニズムであり、青と黒と赤に存在する。敵対するもの、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Adversary以外はインスタントとソーサリーのみが持つ。敵対するもの、オブ・ニクシリスは犠牲Xを持つカードでもある。

他の呪文に犠牲を与えるカードとして画家、アンヘロ/Anhelo, the Painterがある。

ルール

• 呪文1つの犠牲コストを支払うために生け贄に捧げられるクリーチャーは1体だけであり、その呪文は１回しかコピーできない。
• あなたが呪文の犠牲コストを支払ったなら、そのコピーはコピー元の呪文より先に解決する。
• その呪文のコピーはスタック上で生成されるので、これは「唱え」られてはいない。プレイヤーが呪文を唱えたときに誘発する能力は誘発しない。
• 追加コストであるのでマナ・コストを支払うことなく唱えるなど代替コストで唱える場合も犠牲コストを追加で支払ってよい。

参考

• 『ニューカペナの街角』のメカニズム(Daily MTG 2022年4月7日)
• 『ニューカペナの街角』を狙え　その２(Making Magic 2022年4月11日)
• 「犠牲」でテキスト検索
• キーワード能力
• ルーリング

引用：総合ルール 20231117.0

• 7 その他のルール
  • 702 キーワード能力
    • 702.153 犠牲／Casualty
      • 702.153a 犠牲は、2つの能力を表すキーワードである。1つは犠牲を持つ呪文がスタックにある間に作用する常在型能力であり、1つは犠牲を持つ呪文がスタックにある間に作用する誘発型能力である。「犠牲N／Casualty N」は、「この呪文を唱える際の追加コストとして、パワーがN以上であるクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。」と「あなたがこの呪文を唱えたとき、これのために犠牲 コストが支払われていた場合、これをコピーする。この呪文が対象を取っているなら、あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。」を意味する。呪文の犠牲 コストを支払うことは、rule 601.2b と rule 601.2f-h の追加コストの支払いに関するルールに従う。
      • 702.153b 呪文が複数の犠牲を持っていた場合、それぞれは独立に支払われ、他の犠牲とは関係なく、その能力の分の支払いに基づいて誘発する。