過酷な裁き/Harsh Justice
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
細 |
|||
3行: | 3行: | ||
[[クリーチャー]]からの[[戦闘ダメージ]]をその[[コントローラー]]にも同じだけ喰らわせる、「痛み分け」を強制する[[カード]]。 | [[クリーチャー]]からの[[戦闘ダメージ]]をその[[コントローラー]]にも同じだけ喰らわせる、「痛み分け」を強制する[[カード]]。 | ||
− | 状況により[[エンドカード]] | + | 状況により[[エンドカード]]にもなりうる。例えば、[[あなた|自分]]の[[ライフ]]が8、[[対戦相手]]のライフが5のときに、対戦相手が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するクリーチャーによって6点の戦闘ダメージが自分に与えられる場合、過酷な裁きを[[唱える]]ことで対戦相手にも6点ダメージが与えられ、こちらの[[勝利]]である。 |
− | しかし、自分も対戦相手もライフが5点であるとき、相手のクリーチャーから自分に5点の戦闘ダメージが与えられる場合にこのカードを使っても、[[引き分け]] | + | しかし、自分も対戦相手もライフが5点であるとき、相手のクリーチャーから自分に5点の戦闘ダメージが与えられる場合にこのカードを使っても、[[引き分け]]にはならず、自分の[[敗北]]となる。何故ならば、このカードがダメージを与えるのは[[遅延誘発型能力]]であり、[[スタック]]に乗るからである。そのため、このカードの[[能力]]がスタックに積まれてから[[解決]]される前に[[状況起因処理]]のチェックがあり、そのとき自分のライフが0であることによって敗北してしまう。 |
+ | |||
+ | *ポータル系列であるため、印刷時は[[ソーサリー]]であったが、2004年10月の[[オラクル]]更新で[[インスタント]]に変更された。 | ||
+ | **[[ポータル]]のカードが公式オラクルに追加される前は、当時[[NetRep]]の[[Stephen D'Angelo]]によって、「非ポータルのルールではインスタントで『このターン、攻撃クリーチャー1体があなたに戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーはそのコントローラーに同じ点数のダメージを与える。』として扱う」という裁定が出されていた([http://www.crystalkeep.com/magic/rules/changes/rule-cards-chg-0600.txt 参考])。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ポータル]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ポータル]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]] |
2010年12月12日 (日) 13:26時点における最新版
Harsh Justice / 過酷な裁き (2)(白)
インスタント
インスタント
この呪文は攻撃クリーチャー指定ステップの間で、あなたがこのステップで攻撃されているならば唱えられる。
このターン、攻撃しているクリーチャーがあなたに戦闘ダメージを与えるたび、それらのクリーチャーはそれのコントローラーに、同じ点数のダメージを与える。
クリーチャーからの戦闘ダメージをそのコントローラーにも同じだけ喰らわせる、「痛み分け」を強制するカード。
状況によりエンドカードにもなりうる。例えば、自分のライフが8、対戦相手のライフが5のときに、対戦相手がコントロールするクリーチャーによって6点の戦闘ダメージが自分に与えられる場合、過酷な裁きを唱えることで対戦相手にも6点ダメージが与えられ、こちらの勝利である。
しかし、自分も対戦相手もライフが5点であるとき、相手のクリーチャーから自分に5点の戦闘ダメージが与えられる場合にこのカードを使っても、引き分けにはならず、自分の敗北となる。何故ならば、このカードがダメージを与えるのは遅延誘発型能力であり、スタックに乗るからである。そのため、このカードの能力がスタックに積まれてから解決される前に状況起因処理のチェックがあり、そのとき自分のライフが0であることによって敗北してしまう。
- ポータル系列であるため、印刷時はソーサリーであったが、2004年10月のオラクル更新でインスタントに変更された。
- ポータルのカードが公式オラクルに追加される前は、当時NetRepのStephen D'Angeloによって、「非ポータルのルールではインスタントで『このターン、攻撃クリーチャー1体があなたに戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーはそのコントローラーに同じ点数のダメージを与える。』として扱う」という裁定が出されていた(参考)。