トレンチ

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2011年11月6日 (日) 14:28時点における版

トレンチ(Trench)は、インベイジョン・ブロックでアポカリプスが登場してから出現した、ゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesをエンドカードにしたパーミッション系コントロールデッキ。石田格がグランプリ神戸01で使用し、優勝したことにより一躍有名になった(→#インベイジョン・ブロック構築)。名前の由来はゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesから。

もとはインベイジョン・ブロック構築のデッキだが、スタンダードでも使用されていた。またエクステンデッドや、さらにはレガシーでも使用され、かなりの成績を残す事がある。アーキタイプそのものが優れていれば、どのような環境でも生き残れる見本である。

概要

インベイジョン・ブロック前後の環境は優秀な火力、カウンター、ドローカードが数多くあるが、それらのパワーカードをふんだんに投入していることからグッドスタッフに近いと言える。

デッキカラーは赤白青のいわゆるトリコロールカラーであり、神の怒り/Wrath of Godなどのリセット、ウルザの激怒/Urza's Rageや火+氷/Fire+Iceなどの火力、対抗呪文/Counterspellや吸収/Absorbなどの打ち消し、そしてバウンスとドロー、フィニッシャーのゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesで構成される。

基本はノンクリーチャーの構成であり、ゴブリンの塹壕からトークンを生み出さない限りクリーチャーが存在しないため、対戦相手のクリーチャー除去を腐らせることができる。ほぼ全てのデッキが何かしらの形でクリーチャーを使用しており、必然的に殆どのデッキにクリーチャー除去が相当数搭載されていたインベイジョン・ブロック構築ではこのメリットはかなり大きい。それで相手が除去をサイドボードに引き上げた所に、サイドボードから投入した翻弄する魔道士/Meddling Mage、稲妻の天使/Lightning Angel、ラッカボルバー/Rakavolverなどが襲い掛かるという、アグレッシブ・サイドボーディングも使用された。

• 今でこそトレンチにラッカボルバーは常識であるが、元は石田氏が「稲妻の天使3枚入れたいけど2枚しか無いから当日現地でトレードして手に入れよう」→「手に入らなかったので代理で」という経緯で投入されていたと言う逸話がある。結果的にはそれが大正解だったようだ。

インベイジョン・ブロック構築

• 備考
  • グランプリ神戸01 優勝 （参考）
  • 使用者:石田格
• フォーマット
  • インベイジョン・ブロック構築（インベイジョン＋プレーンシフト＋アポカリプス）

• 最初に登場したインベイジョン・ブロック構築仕様のもの。

スタンダード（インベイジョンブロック＋オデッセイ・ブロック期）

• 備考
  • グランプリサンパウロ02 ベスト4 （参考）
  • 使用者:Luis Massaro
• フォーマット
  • スタンダード（第７版＋インベイジョン・ブロック＋オデッセイ・ブロック）

• こちらはスタンダード仕様のもの。

参考

• トリコロール
• デッキ集