ヘッド・ジャッジ
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(表記揺れ修正) |
|||
1行: | 1行: | ||
'''ヘッド・ジャッジ'''/''Head Judge''は、[[トーナメント]]において[[ジャッジ]]を総括する人で、[[トーナメント]]の[[ゲーム]]に関する最高責任者。 | '''ヘッド・ジャッジ'''/''Head Judge''は、[[トーナメント]]において[[ジャッジ]]を総括する人で、[[トーナメント]]の[[ゲーム]]に関する最高責任者。 | ||
− | [[認定大会]] | + | [[認定大会]]ではヘッド・ジャッジが存在することが義務づけられている。トーナメントの運営に関する最高責任者である「主催者」とヘッド・ジャッジは兼任することができる。 |
[[プレイヤー]]は、[[ジャッジ]]の裁定に不服がある場合にはヘッド・ジャッジに上訴することができる。その場合はヘッド・ジャッジが裁定を下すが、これはその大会における最終決定となる。たとえその裁定が[[ルーリング|ルール]]上間違いだったとしても、その大会ではその裁定が正しいことになる。 | [[プレイヤー]]は、[[ジャッジ]]の裁定に不服がある場合にはヘッド・ジャッジに上訴することができる。その場合はヘッド・ジャッジが裁定を下すが、これはその大会における最終決定となる。たとえその裁定が[[ルーリング|ルール]]上間違いだったとしても、その大会ではその裁定が正しいことになる。 | ||
7行: | 7行: | ||
裁定に問題があると思った場合は、後日[[DCI]]に報告することができる。 | 裁定に問題があると思った場合は、後日[[DCI]]に報告することができる。 | ||
− | *ヘッド・ジャッジの裁定は『その大会においては』絶対で、たとえ本当は間違っているルールでも、ヘッド・ジャッジが正しいと言えば、その大会ではそれが正しいことになる。例えば「[[ショック/Shock]]の[[ダメージ]]は2点ではなく3点だ」というとんでもないルールでも、ヘッド・ジャッジがそう言ったなら(その大会中に限っては) | + | *ヘッド・ジャッジの裁定は『その大会においては』絶対で、たとえ本当は間違っているルールでも、ヘッド・ジャッジが正しいと言えば、その大会ではそれが正しいことになる。例えば「[[ショック/Shock]]の[[ダメージ]]は2点ではなく3点だ」というとんでもないルールでも、ヘッド・ジャッジがそう言ったなら(その大会中に限っては)それが正しいのである。そんな問題のある裁定をするジャッジは、後日DCIに報告することが可能であり、そのジャッジはおそらくジャッジ資格を剥奪されるだろう。しかし、それによって後から勝敗が変更されることはない。それ故の『絶対』であり、ヘッド・ジャッジを務めるにはルールの知識はもちろんとして、それ以上に人間性が必要とされる。 |
**例外として、[[フィーチャー・マッチ]]など「その時の手札・戦場・墓地が完全に再現可能」であれば勝敗が変更される場合もある。詳細は[[日本選手権05]]を参照。 | **例外として、[[フィーチャー・マッチ]]など「その時の手札・戦場・墓地が完全に再現可能」であれば勝敗が変更される場合もある。詳細は[[日本選手権05]]を参照。 | ||
− | *必ずしも認定ジャッジである必要はないが、認定ジャッジであることが望ましい。ただし、[[グランプリ]]や[[プロツアー]] | + | *必ずしも認定ジャッジである必要はないが、認定ジャッジであることが望ましい。ただし、[[グランプリ]]や[[プロツアー]]では定められたレベル以上の認定ジャッジでなければヘッド・ジャッジを務められない。 |
− | * | + | *「ヘッド・ジャッジ」とは資格名ではなく役職名である。そのため資格名でもある「ジャッジ」と違い、大会以外でこう呼ばれることはない。 |
==参考== | ==参考== | ||
*[[ジャッジ]] | *[[ジャッジ]] | ||
*[[トーナメント用語]] | *[[トーナメント用語]] |
2013年1月31日 (木) 15:52時点における版
ヘッド・ジャッジ/Head Judgeは、トーナメントにおいてジャッジを総括する人で、トーナメントのゲームに関する最高責任者。
認定大会ではヘッド・ジャッジが存在することが義務づけられている。トーナメントの運営に関する最高責任者である「主催者」とヘッド・ジャッジは兼任することができる。
プレイヤーは、ジャッジの裁定に不服がある場合にはヘッド・ジャッジに上訴することができる。その場合はヘッド・ジャッジが裁定を下すが、これはその大会における最終決定となる。たとえその裁定がルール上間違いだったとしても、その大会ではその裁定が正しいことになる。
裁定に問題があると思った場合は、後日DCIに報告することができる。
- ヘッド・ジャッジの裁定は『その大会においては』絶対で、たとえ本当は間違っているルールでも、ヘッド・ジャッジが正しいと言えば、その大会ではそれが正しいことになる。例えば「ショック/Shockのダメージは2点ではなく3点だ」というとんでもないルールでも、ヘッド・ジャッジがそう言ったなら(その大会中に限っては)それが正しいのである。そんな問題のある裁定をするジャッジは、後日DCIに報告することが可能であり、そのジャッジはおそらくジャッジ資格を剥奪されるだろう。しかし、それによって後から勝敗が変更されることはない。それ故の『絶対』であり、ヘッド・ジャッジを務めるにはルールの知識はもちろんとして、それ以上に人間性が必要とされる。
- 例外として、フィーチャー・マッチなど「その時の手札・戦場・墓地が完全に再現可能」であれば勝敗が変更される場合もある。詳細は日本選手権05を参照。
- 必ずしも認定ジャッジである必要はないが、認定ジャッジであることが望ましい。ただし、グランプリやプロツアーでは定められたレベル以上の認定ジャッジでなければヘッド・ジャッジを務められない。
- 「ヘッド・ジャッジ」とは資格名ではなく役職名である。そのため資格名でもある「ジャッジ」と違い、大会以外でこう呼ばれることはない。