グルール一族/The Gruul Clans

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(スカルグ/Skarrg)
55行: 55行:
 
===スカルグ/Skarrg===
 
===スカルグ/Skarrg===
 
グルール一族の本拠地とも言える巨大な宮殿の残骸。グルールの各部族は定期的にスカルグへと足を延ばすが、休戦の場所というわけではなく、過去の遺恨によって血闘が起こる事は珍しくない。それでもグルールはここで仲間意識とも呼べる何かを見つける。[[スカルガンの火の鳥/Skarrgan Firebird]]や[[スカルグの大巨獣/Skarrg Goliath]]など巨大生物も棲んでいる。
 
グルール一族の本拠地とも言える巨大な宮殿の残骸。グルールの各部族は定期的にスカルグへと足を延ばすが、休戦の場所というわけではなく、過去の遺恨によって血闘が起こる事は珍しくない。それでもグルールはここで仲間意識とも呼べる何かを見つける。[[スカルガンの火の鳥/Skarrgan Firebird]]や[[スカルグの大巨獣/Skarrg Goliath]]など巨大生物も棲んでいる。
 +
 +
*''Skarrgan''は「スカルグの」を意味する語だが、[[ラヴニカ・ブロック]]のいくつかの[[カード]]では「スカルガンの」と訳されている。
  
 
===ウトヴァラ/Utvara===
 
===ウトヴァラ/Utvara===

2013年2月8日 (金) 21:39時点における版

おおうずのグルール一族/The Gruul Clansは、ラヴニカ/Ravnicaにおける10のギルド/Guildの1つ。赤緑

目次

主義

グルール一族は、文明は欲望を抑圧し、弱者を強者であるかのように見せかける、一種のまやかしや檻だと感じている。彼らにとって、文明は彼らに対する侮辱に他ならない。グルールはその場その場の感情で生き、彼らは他のものにもそうであるよう「勧告」している。昔は強力なギルドであったが、今では物乞い、ならず者、そして略奪者の緩い集まりに成り下がっている。グルールのならず者達は、近辺の略奪と放火を行い、その廃墟と灰燼の上に居座ることで生き延びている。そして、あらかた略奪が終わり、食料や資源が尽きると、また新たな略奪が始まるのである。

ギルドパクトが締結される前のグルールは、今とは違い都市社会の抑制と、ラヴニカの(当時の)多くの野生生物達の住処となる原生地域の保護を謳う高貴なギルドだった。だが都市の進歩と発展、他の9つのギルドによって彼らは都市の隅へと追いやられていった。シミックは自然の未来の管理者の役割を主張し、セレズニアはラヴニカに残された自然を自らの内に囲い込んだ。ギルドパクトが定める公務から彼らは遠ざけられた。役目が無い彼らを他のギルドは野蛮な未開人とみなした。アゾリウスは法の制定や公的ギルド集会から彼らを締め出した。ボロスは自身の役割を固めるため彼らを扇動者とみなした。オルゾフは彼らの立場が危うい事を利用し多くを労働力や奴隷として扱った。彼らは新しい法から村八分にされ、散り散りとなっていった。いまや彼らはギルドと呼ぶにはあまりにバラバラだが、文明への報復という点ではどのギルドよりも一致団結する。

組織

グルールは幾つもの部族に分裂しており、公的に認知されたリーダーは存在しないが、誰もが敬意を払うグルールの族長が居る。それが巨大なサイクロプス腹音鳴らしである。彼はグルール一族のパルンズ/Paruns(創始者)、Cisarzim の子孫を自称しているが、真偽のほどは明らかではない。ラヴニカへの回帰の時代でも彼はグルール最強の族長ではあるが、その強さには老いが見え始めている。

グルール内では戦闘が日常的に行われており、ほとんど儀式化してしまっている。弱肉強食こそグルールの信条であり、部族が盛衰しまた部族間でも族長の入れ替えの機会が常に起こっている。だが下記の六部族はそれなりの期間に渡って安定して存在し続けている。

どうやら文字の概念が無いらしく、ギルド門侵犯プレリリースで配布されたギルド・プレリリース・パックに入っている「ギルドマスターの手紙」には絵が描いてあるだけである。(参考

炎樹族/Burning Tree clan

腹音鳴らしが率いるグルール最大規模の部族。ラヴニカ各地に分派が存在している。一般市民が認識しているグルールのシンボルとは、実際は炎樹族のシンボルである。

登場カード

ゴーア族/Ghor clan

腹音鳴らしと戦って唯一生き残った戦士と自称する双頭のオーガ、ルーリク・サー/Ruric Tharを族長とする部族。彼らは最も頻繁に野蛮な襲撃を行う部族としてラヴニカ市民に知られている。よって彼らの宿営地は人口の多いラヴニカの近辺に存在する事が多い。

登場カード

瘡蓋族/Scab clan

九本指のナールブルグ/Narbulg Nine Fingersを族長とする、ミノタウルスケンタウルス、オーガ、ゴブリンを含む様々な種族から構成されている部族。その名の通り、残忍な傷痕と切断された身体部位から彼らは容易に見分けが付く。

登場カード

ボーラク族/Bolrac clan

サイクロプス、オーガ、トロール、巨人族で構成されている部族。権力争いが激しく一定の指導者を持たない。ボーラクはラヴニカの古い言葉で「重い槌」を意味し、ボーラク族は巨大な構造物をハンマーや破城槌として使用し振り下ろすことに長けている。

スリーツ族/Slizt clan

ヴィーアシーノで構成された部族だが、人間(彼らは『桃色肌』と呼ぶ)も受け入れる事で知られている。瓦礫帯の中央に存在する廃墟の集合郡である鞘家/The Huskを根城にしている。

登場カード

ザル・ター族/Zhur-Taa clan

グルール本来の教義である「旧き道/The Old Ways」に従うと主張する唯一の部族。旧き道のニーキャ/Nikya of the Old Waysを族長とする。野生動物達を従え、戦いの相棒や乗騎として扱う事に長けた部族である。ラクドスが瓦礫帯で起こした虐殺で部族の赤ん坊を殺され、彼らに報復を始めた。

登場カード

拠点

スカルグ/Skarrg

グルール一族の本拠地とも言える巨大な宮殿の残骸。グルールの各部族は定期的にスカルグへと足を延ばすが、休戦の場所というわけではなく、過去の遺恨によって血闘が起こる事は珍しくない。それでもグルールはここで仲間意識とも呼べる何かを見つける。スカルガンの火の鳥/Skarrgan Firebirdスカルグの大巨獣/Skarrg Goliathなど巨大生物も棲んでいる。

ウトヴァラ/Utvara

公的な所有権はオルゾフが主張しているが、未だ未開発の地域が多く残っている。

瓦礫帯(残骸地帯)/Rubblebelt

ラヴニカの第10地区/the Tenth Districtの一部に広がるスラム。多くのグルールの部族が入植しており、この地の支配権を得ようとする他のギルドとの争いが絶えない。

その他

ラウク・シャウフ/Rauck-Chauv

グルール達の数少ない慣例的な伝統行事。これは数日に及ぶ暴動、饗宴、略奪、破壊が特徴の、不定期で暦を無視した祝祭である。

ラウク=シャウフは祝日みたいなもんさ! 違うのは、暦に載ってないことと、相手と踊る代わりに相手を叩きのめすことと、贈り物をする代わりに物をぶち壊すことだけだ。

埋葬/the Burying

グルールに加わりたいと望む全ての者に訪れる通過儀礼。これを経た後は都市での生活を全て捨て、明確な目的を持ってグルール一族としての人生を始めるという。体験した者はその内容について口を閉ざすため、グルールの若者は皆埋葬に秘密と恐れを感じている。

ゲームでの特徴

ステロイドに代表される二色の組み合わせという事で、非常に攻撃的なギルド/Guild。クリーチャーも暴力的で激情に任せるような能力を持ったものが多い。

独自の能力として狂喜湧血を有する。

関連カード・関連デッキ

ラヴニカ・ブロック

ラヴニカへの回帰ブロック

デッキ

参考

MOBILE