ダリア/Daria
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− | [[ウルグローサ/Ulgrotha]]出身の[[人間]]女性で[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。[[テイザー/Taysir]]の養女。[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]]の一員。活動的で無邪気な若者であり、感情表現豊かでころころと表情を変え、時に生意気に、明るく元気によく喋る。 | + | [[ウルグローサ/Ulgrotha]]出身の[[人間/Human]]女性で[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。[[テイザー/Taysir]]の養女。[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]]の一員。活動的で無邪気な若者であり、感情表現豊かでころころと表情を変え、時に生意気に、明るく元気によく喋る。 |
黒髪を肩まで伸ばし、肌はすべすべ表情は生き生きとしてしている。養父テイザーと並ぶと娘と言うより、玄孫(やしゃご)のように歳が離れて見える(ダリアを描いたといわれる[[オーラの旋風/Aura Blast]]の{{Gatherer|id=26382}}では、黒髪の若い女性の姿を確認できる)。プレインズウォーカーのダリアにとって、肉体は精神の投影に過ぎないとは言え、その内面が良く現れた姿である。 | 黒髪を肩まで伸ばし、肌はすべすべ表情は生き生きとしてしている。養父テイザーと並ぶと娘と言うより、玄孫(やしゃご)のように歳が離れて見える(ダリアを描いたといわれる[[オーラの旋風/Aura Blast]]の{{Gatherer|id=26382}}では、黒髪の若い女性の姿を確認できる)。プレインズウォーカーのダリアにとって、肉体は精神の投影に過ぎないとは言え、その内面が良く現れた姿である。 | ||
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− | ダリアはラヴィデルの[[Mox Beacon]]に導かれ[[コロンドール/Corondor]]に到来した最初のプレインズウォーカーであり、ここでは赤毛の年端もゆかない少女の姿(少なくともローティーンより上には見えない)で描かれている。絶体絶命の[[ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion]]に導きの言葉を授け、プレインズウォーカーの力に目覚めるきっかけを与えた。また、それと同時に父のかつての想い人クリスティナの命も救っている。 | + | ダリアはラヴィデルの[[Mox Beacon]]に導かれ[[コロンドール/Corondor]]に到来した最初のプレインズウォーカーであり、ここでは赤毛の年端もゆかない少女の姿(少なくともローティーンより上には見えない)で描かれている。絶体絶命の[[ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion (ストーリー)|ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion]]に導きの言葉を授け、プレインズウォーカーの力に目覚めるきっかけを与えた。また、それと同時に父のかつての想い人クリスティナの命も救っている。 |
*The Story of the Battlemage Ravidelでは「ダリアあるところテイザーあり、だが衰えたる賢者は未だ姿を見せず」と養父の存在をほのめかされてはいるが、直後に勃発したPlaneswalker War(プレインズウォーカー戦争)の詳細は明かされておらず、そこでのダリア親子の役割も不明のままである。 | *The Story of the Battlemage Ravidelでは「ダリアあるところテイザーあり、だが衰えたる賢者は未だ姿を見せず」と養父の存在をほのめかされてはいるが、直後に勃発したPlaneswalker War(プレインズウォーカー戦争)の詳細は明かされておらず、そこでのダリア親子の役割も不明のままである。 | ||
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2022年9月10日 (土) 21:48時点における版
ダリア/Dariaはホームランドの登場人物。アメコミに登場後、インベイジョン・ブロックのストーリーでも活躍した。
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解説
容姿・性格
ウルグローサ/Ulgrotha出身の人間/Human女性でプレインズウォーカー/Planeswalker。テイザー/Taysirの養女。ナイン・タイタンズ/Nine Titansの一員。活動的で無邪気な若者であり、感情表現豊かでころころと表情を変え、時に生意気に、明るく元気によく喋る。
黒髪を肩まで伸ばし、肌はすべすべ表情は生き生きとしてしている。養父テイザーと並ぶと娘と言うより、玄孫(やしゃご)のように歳が離れて見える(ダリアを描いたといわれるオーラの旋風/Aura Blastのイラストでは、黒髪の若い女性の姿を確認できる)。プレインズウォーカーのダリアにとって、肉体は精神の投影に過ぎないとは言え、その内面が良く現れた姿である。
対人関係
- テイザー
- テイザーは義理の父親であり師匠である。幼いダリアを引き取り愛情を込めて育て上げた。親子はとても仲が良い。
- クリスティナ
- クリスティナ/Kristinaはダリアの友人である。遥かな昔テイザーと非常に親しい関係にあり、結婚の話題も上がったことがある魅力的な女性。ダリアとテイザー、クリスティナの3人が揃った様子はまるで本当の家族のように見えると言う。
- フレイアリーズ
- フレイアリーズ/Freyaliseもダリアと親しい女性である。まだ若いダリアを見守り保護者のように振舞っている。森の女神として近づきがたい雰囲気を漂わせるフレイアリーズだが、無遠慮に跳びついて来たダリアを優しく抱き締め返す、など普段からは想像がつかないほどダリアには甘い。
- ウルザ
- ウルザ/Urzaは厄介者。ダリアはウルザの来訪に不快な意思を隠さなかった。ウルザが結成したナイン・タイタンズはダリア親子を破滅させてしまった。
- テヴェシュ・ザット
- テヴェシュ・ザット/Tevesh Szatは裏切り者。ナイン・タイタンズの仲間ではあるが、テイザーやクリスティナ、フレイアリーズの仇敵の一人である。クリスティナとダリアはこの悪魔の手にかかって殺されてしまう。
- パーチャー
- Parcher(パーチャー)はナイン・タイタンズのメンバーに予定されていた人物。変人のようで、「彼はちょっとおかしいかも知れない」というウルザの評価に、ダリアとフレイアリーズは「ちょっとどころじゃない」と声を揃えて反発した。パーチャーの替わりにクリスティナがメンバーに加わっている。
戦闘能力
ファイレクシア/Phyrexiaを生身で探索中には、髪の毛を兜に変形させ、戦闘服(battle vest)は分厚い耐熱性の帷子(hauberk)となり、地肌は黒ずみ硬質化、瞬膜(nictitating membranes)によって眼球を保護している。肉弾戦では左腕の袖を盾に変え、右手に輝く剣(blazing sword)を出現させ、兜には微光を放つ面頬(めんぼお。visor)を追加して戦う。この剣は長槍(pike)に可変でき、その一撃は並のドラゴンなら死に至らしめ、ドラゴン・エンジン/Dragon Engineすらも屠ることができる(テヴェシュ・ザットには致命傷とならなかった)。
その他の魔法の能力については、次元移動(planeswalk)の使用が多く、炎を投じる描写も見られる。
タイタン・エンジン
タイタン・スーツ/Titan suitsとも呼ばれるタイタン・エンジン/Titan Engineはナイン・タイタンズが搭乗するロボット兵器。操縦者の特性を反映した造りで、9機とも違った形態をしている。
ダリア専用のタイタン・エンジンは9機中、最も俊敏で柔軟な動きが取れる機体である。コイロス/Koilosやアーボーグ/Urborgで戦果を上げ、ファイレクシア第二球層の戦い時点まで活躍した。
経歴
ホームランド
第30世代期(3780AR頃)、フェロッズ/Ferozに敗れてから200年が経ったテイザーが復活した。テイザーは再び探求者となりウルグローサの地図を作成していた。The Great Wood(大森林)地域での作業中、一人の少女を発見する。この少女はその奇妙な能力(強力で制御不能な魔法の才能)を恐れられ、実の両親に捨てられてしまったのだ。これが少女ダリアとテイザーの出会いである。
テイザーはダリアに宿るプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを認めると、可能性を内に秘めたこの少女を弟子に迎える。昔の弟子Ravidel(ラヴィデル)の失敗を顧みたテイザーは、ダリアの生まれ持った善良で無垢な心を伸ばし、本当の娘のように愛情を注ぎ育てる。そうしていつか一緒に多元宇宙を旅することを夢想するのだった。
それから何年かの後、14歳になったダリアは遂にプレインズウォーカーの力を顕現させる。ダリアとテイザーの出会いがいつ頃か言及されていないが、ダリアは少なくとも3770AR以降の生まれと考えられる。仮にプレインズウォーカーとなって程なくプレインズウォーカー戦争とすると4180AR頃誕生となる。
Dark Eminence
ダリアはラヴィデルのMox Beaconに導かれコロンドール/Corondorに到来した最初のプレインズウォーカーであり、ここでは赤毛の年端もゆかない少女の姿(少なくともローティーンより上には見えない)で描かれている。絶体絶命のジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalionに導きの言葉を授け、プレインズウォーカーの力に目覚めるきっかけを与えた。また、それと同時に父のかつての想い人クリスティナの命も救っている。
- The Story of the Battlemage Ravidelでは「ダリアあるところテイザーあり、だが衰えたる賢者は未だ姿を見せず」と養父の存在をほのめかされてはいるが、直後に勃発したPlaneswalker War(プレインズウォーカー戦争)の詳細は明かされておらず、そこでのダリア親子の役割も不明のままである。
インベイジョン
ウルグローサのアナーバ/Anabaの都市で親子2人で暮らしていたが、4205ARのファイレクシアのドミナリア/Dominaria侵攻戦争において、テイザーの助力を請いにウルザが訪れた際、養父と共にナイン・タイタンズに参加する。テフェリー/Teferiの抜けた穴を埋めるための参入だが実力はテイザーの折り紙つきである。
旧知のフレイアリーズやクリスティナ、その他のタイタンらと合流した後、専用のタイタン・エンジンを操縦しコイロスでファイレクシア軍と戦火を交えている。戦いの波が一旦引くと、父親やリン・シヴィー/Lin Sivviと一緒に丸いグラス(round- bellied glass)でmerlot(メルロー。赤ワイン)をちびちびと飲んで体を休めている。
プレーンシフト
アーボーグなどの戦場を経て、仲間のナイン・タイタンズと共にファイレクシアに直接攻撃を仕掛ける。爆弾で内部から破壊する作戦である。
ファイレクシア第二球層でクリスティナが、テヴェシュ・ザットの攻撃の巻き添えに遭って、タイタン最初の犠牲者になる。残りのタイタンズ8人はタイタン・エンジンを第四球層の集合場所に隠し任務を継続。ダリアは狭くパイプの込み入った第三球層を単独で探索を行っていると、次元移動能力を阻害する機能中枢を発見する。爆弾設置を行っている最中、巨大な黒いドラゴンの姿に変身したテヴェシュ・ザットの奇襲を受ける。ダリアは善戦し、敵の胸板を槍で貫いた上に全身火だるまにするが、ドラゴンのあぎとに噛み砕かれてその命を散らすのだった。
ダリアの亡き骸を喰らって得た力により、テヴェシュ・ザットは傷とやけどを治癒して他のタイタンたちと何食わぬ顔で合流。程なくしてテヴェシュ・ザットの裏切りは露見し、タイタン・エンジンに仕掛けられたthe kill rubric(殺害指令実行装置)で命を絶たれる。ダリアとクリスティナの復讐は果たされた。だが皮肉なことに、ダリアの愛した父親テイザーもまた、同じ装置によってウルザに粛清されてしまう運命だった。
登場
登場カード
フレイバー・テキストに登場
- ホームランド
- 上天の嵐/Aether Storm、フェロッズの封印/Feroz's Ban、原初の秩序/Primal Order、Sengir Bats、Serra Aviary、Willow Faerie
- 第5版
- フェロッズの封印/Feroz's Ban
- プレーンシフト
- オーラの旋風/Aura Blast
- Masters Edition
- 原初の秩序/Primal Order
登場作品
- Homelands on the World of MAGIC:the Gathering(コミック版ホームランド)
- Dark Eminence(コミックWayfarer最終巻)
- Taysir's Journals(Encyclopedia Dominia)
- The Story of the Battlemage Ravidel
- Dominian FAQ(Duelist26号の記事)
- Invasion(小説)
- Planeshift(小説)
- Where Are They Now: Planeswalkers(Internet Archive)(公式記事)
訳語
「Daria」は第5版のフェロッズの封印/Feroz's Banのフレイバー・テキストで「ダリーア」と初和訳された。その後、プレーンシフトのオーラの旋風/Aura Blastで再登場した際に「ダリア」に訳が変更された。