ブルーオーブ
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ブルーオーブ(Blue Orb)は、主にマスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期のスタンダードに存在した、静態の宝珠/Static Orbを用いた青単色か青を主体とするロックデッキ。
静態の宝珠と、ロックを守るためのカウンターは共通しているが、それ以外のカードはデッキによって様々。細かい部分で様々なパターンがあり、「ブルーオーブ」という名称はむしろデッキ群の総称と捕らえた方がいいかも知れない。最初にこのデッキが出た01年当時は対立オーブをブルーオーブと呼んでいた。
具体的には、以下のようなものが存在する。
- 多めのクリーチャーと対立/Oppositionを入れた対立オーブ
- 対立オーブとマーフォークデッキを合わせたフィッシュ対立
- からみつく鉄線/Tangle Wireを入れてより強力な拘束をかけるタングルオーブ
- アグロウォーターの水位の上昇/Rising Watersを静態の宝珠に置き換えたアグロオーブ
ドイツ選手権01で登場し、同大会で活躍した対立オーブが始めと言われている。そこから一気に普及し、その一週間後の日本選手権01では対立オーブやアグロオーブなど、ブルーオーブが一大勢力になっていた。しかし、あまりに勢力が拡大しすぎたためにメタられてしまい、優勝した松尾悟郎のLong Firesではメインデッキにヤヴィマヤの蛮族/Yavimaya Barbarianが4枚積みされていたほどだった。その結果、ブルーオーブ系を用いたプレイヤーの最高順位は阿南剛(フィッシュ対立)の9位に留まり、アグロオーブ系は比較的健闘していたものの、ベスト8に入ったブルーオーブ系のデッキは1つもなかった。とは言えその後もトップメタとしてが一大勢力を保ち、世界選手権01でもブルーオーブvsアンチブルーオーブという構図が続いた。