墓石の階段/Tombstone Stairwell
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Tombstone Stairwell / 墓石の階段 (2)(黒)(黒)
ワールド・エンチャント
ワールド・エンチャント
累加アップキープ(1)(黒)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
各ターンのアップキープの開始時に、墓石の階段が戦場に出ている場合、各プレイヤーは自分の墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、《屍鬼/Tombspawn》という名前の、速攻を持つ黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体、それぞれのコントロール下で生成する。
各終了ステップの開始時と、墓石の階段が戦場を離れたとき、それによって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。
ワールドの中でもトップクラスのエンチャント。よくトーナメントシーンでも見かけられた。
決して軽くない累加アップキープがあるため数ターンしか維持できないし、事前の準備も必要であるが、大量のクリーチャー・トークンを出し続けることができる。全体除去に強いこともあり、単純に黒ウィニーに入れておくだけでも結構強い。
毎ターン(相手のターンでも)トークンが生成されるため、特にゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentや狂気の祭壇/Altar of Dementiaとの相性がいい。
- 自分の墓地にクリーチャー・カードが5枚あったとすると、2回目の累加アップキープ支払いまでには20点ダメージかライブラリー40枚削りとなりゲーム終了も十分あり得る。
- また、これらは墓地のクリーチャー・カードを増やすのにも役立つ。
相手にもトークンが出てきてしまうが、
- 相手の墓地を掃除しておく
- ノンクリーチャーないしクリーチャーが少ないデッキ相手に使う
などの工夫をすれば問題ない。
通常なら相手は攻撃くらいしかすることが無いだろうから、多少トークンを出されてもこちらのトークンでブロックすればいい。逆に、相手にあまりに多くのトークンが出る状況だと、こちらからの攻撃が通らなくなってしまうので注意。(上記のように直接投げる場合には関係無い話だが)
- 「香港型」と呼ばれる97年のAPACを制した黒ウィニーは、これとKrovikan Horrorを用いたデッキだった。
- 赤を混ぜるなら、同ブロックの血の歌/Song of Bloodとの強烈なシナジーもオススメ。大量のゾンビ・トークンを瞬殺クラスに強化できるばかりでなく、クリーチャーを減らさずに墓地が肥えるため次のターンにはさらにこちらのクリーチャーが増える。
- このカードが使われていた頃は墓地利用系のカードはそれほど多くなかったため、今に比べると墓地の管理がアバウトなプレイヤーが多かった。このカードを使う人でも、出現するトークンとして墓地のクリーチャー・カードを裏返しにして場に並べる、などということを渋谷DCIジャパントーナメントセンターでの認定トーナメントですら普通にやっていた(本当)。
- 直後に墓地利用そのものをテーマにしたウェザーライトが登場して、プレイヤーもジャッジもみんな墓地に気を使う様になった。
- このカードを使うプレイヤーは当然かなりの枚数のトークンを最初から用意することになるが、出来たら対戦相手の分のトークンも用意しておいてあげよう。突然大量のトークンを出す必要に迫られても相手が困ってしまう。
関連カード
- 無の空間/Null Chamber
- 不思議のバザール/Bazaar of Wonders
- 絶望の荒野/Forsaken Wastes
- 墓石の階段/Tombstone Stairwell
- 混沌界/Chaosphere
- 宝石の広間/Hall of Gemstone