ウェザーライト
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ウェザーライト/Weatherlight | |
シンボル | 本(スランの秘本/Thran Tome) |
略号 | WL, WTH |
コードネーム | Mochalatte |
発売日 | 1997年6月9日 MO:2007年12月12日 |
セット枚数 | 全167種類 |
ウェザーライト/Weatherlightは、ミラージュ・ブロックの2番目の小型エキスパンション。1997年6月9日に発売された。
目次 |
概要
ブロック制をとるために、元々は前後編だったミラージュ&ビジョンズに急遽付け足す形で製作された。そのため、前2作とはデザインやイラストの雰囲気など、ややブロックの統一感に欠ける。
ストーリーはビジョンズで完結していたため、次回作(テンペスト)に使う予定だった物語の序盤部分を抜き出して利用した。具体的には、今までのカードセットに登場したドミナリア/Dominaria各地を巡る物語になっており、アポカリプスまで続くウェザーライト・サーガの記念すべき第1作目でもある。背景ストーリーのドラマが強くカードに反映されるようになった(一か八か/Desperate Gambitから恩義/Debt of Loyaltyなど)。
このセットで登場した有名なカードは、浄火の鎧/Empyrial Armor、ジェラードの知恵/Gerrard's Wisdom、中断/Abeyance、知恵の蛇/Ophidian、生き埋め/Buried Alive、いかづち/Thunderbolt、ガイアの祝福/Gaea's Blessing、無のロッド/Null Rod、宝石鉱山/Gemstone Mineなど。墓地というリソースに注目したセットで墓地絡みのカードが多いが、単純な再利用の強さが認識されていたためか軒並み制限が強い。それの影響というわけではないだろうが、「非常に強力」といえるカードもあまり多くない。その代わり各種デッキを支える有用なカードが多いセットであった。
はぐれ象/Rogue Elephantなど緑の軽量級クリーチャーを軸にしたファッティに頼らないストンピィが確立したのもこのセットからである。
また、バンド、生息条件が収録された最後のエキスパンションでもある。累加アップキープもこのセット以降コールドスナップが登場するまで収録されなかった。キャントリップがすぐにカードを引くようになったのもこのセットから。
- 2007年12月12日から2009年3月24日までの間、Magic Onlineで販売されていた。ミラージュ、ビジョンズ同様、新規にテーマデッキが作られた。また、一定確率でプレミアム・カードが封入されている。ただし現物化はできない。
テーマデッキ
テーマデッキはMagic Onlineでのみ発売された。
パッケージ・イラスト
主な開発スタッフ
- デザイン・チーム - Dan Cervelli(リード)、Mike Elliott、Joel Mick
- デベロップ・チーム - Mike Elliott(リード)、William Jockusch、Bill Rose、Mark Rosewater、Henry Stern
- アート・ディレクター - Sue-Ann Harkey
関連リンク
- ウェザーライト(マジック英語公式日本語版 セット特設サイト)
- 僕のウェザーライトのデッキケース/My Weatherlight Deck Box(文:Devin Low)
参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- 壁紙 (WotC)
- カード個別評価:ウェザーライト
- Rath and Storm (小説)
- Gerrard's Quest (コミック)
- カードセット一覧