提督の命令/Admiral's Order
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数ある取り消し/Cancelの上位互換の一つ。強襲を達成していると青1マナで唱えることができる。
攻撃しているという条件があるとはいえ、1マナでハード・カウンターが撃てるのは破格。コントロールよりもクロック・パーミッション向きのカードである。条件の都合上、レンジストライクやコンバット・トリックに対して有効であり、特に残骸の漂着/Settle the Wreckageに対してはかなり露骨なメタカードとなる。一方でソーサリーの全体除去に対しては基本的に生撃ちするしかないが、それでも最低限取り消しであるため、3マナを構える負担こそあれ腐りきることはない。また戦闘に限らずとも、戦闘後メイン・フェイズの動きへの妨害や終了ステップのドロー呪文を弾く用途でも使える。
クリーチャー主体となり、コンバット・トリックが重要視されやすいリミテッドにおいては強襲を達成して唱えやすく、海賊やマーフォークなら採用して損はない。構築でもクロック・パーミッション寄りのデッキなら採用の余地はある。その手のデッキで競合し得る呪文貫き/Spell Pierceと比較すると、対戦相手のターン等どんな状況でも1マナで唱えられる点ではあちらが勝り、奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkに対応できる点や後半に相手のマナが伸びても打ち消せる点ではこちらが勝る。併用するのも手だろう。
- フレイバー・テキストはアメリカ海軍の軍人、デヴィッド・ファラガットの名言"Damn the torpedoes, full speed ahead!"(機雷がなんだ、全速前進!)のパロディ。ただし実際にこの通り発言されたかは疑わしいという。
"Damn the cannons, mates. Charge!"
「クソ大砲め。野郎ども、突撃!」