ザルファー/Zhalfir
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ザルファー/Zhalfirは、ジャムーラ/Jamuraa大陸にある強大な軍事国家。シダーと呼ばれる将軍に率いられる、精強な騎士団を擁する。また、プレインズウォーカー/Planeswalkerであるテフェリー/Teferiの生まれ故郷でもあり彼自身もザルファーの宮廷魔術師として仕えていた事がある。
首都はキパム/Kipamu。その他にもテフェムブルー/Tefemburuという都市が存在する。キパムはプロフェシーの時代にキパム連盟/Kipamu Leagueという都市国家同盟の中心的存在にもなった。
AR4205年のファイレクシア/Phyrexiaによるドミナリア侵攻の際、テフェリー/Teferiは大規模なフェイジング呪文を敢行しザルファーを時の流れの彼方にフェイズ・アウトさせるという行動に出る。そのため、その一帯は消失しザルファーの虚空/Zhalfirin Voidと呼ばれる地域になった。
ザルファーはAR46世紀にジャムーラにフェイズ・インする予定であったが、その頃のドミナリア/Dominariaは時の裂け目/Time Riftにより荒廃しておりスムーズな帰還は難しい状況であった。テフェリーは、ザルファーのフェイズ・イン安定化に尽力するも、レシュラック/Leshracに操られたジェスカ/Jeskaがテフェリーの制止を無視してザルファー上空の裂け目を塞いでしまったことが決定打となり、帰還は失敗。ザルファーは時の流れの彼方に置き去りにされてしまった。これが誤解された結果、ベルゼンロック/Belzenlokが陰謀団/The Cabalを再建する頃には、ごく一部の真実を知るもの以外にはテフェリーは「ザルファーを奪った者」として周知されてその名は忌むべきものとされている。
AR4562年頃、テフェリーの時空錨/The Temporal Anchorによる時間遡行中に時空錨が破損し、テフェリーはザルファーに流れ着いた。ザルファーの時間の流れは他の次元とは異なっており、閉じ込められていたマギータ/Magetaやジャバーリー/Jabariが360年の時を経ても存命であり、また女王ウェズナは外見年齢で10年程しか年老いていなかった。テフェリーは新ファイレクシア/New Phyrexiaから敗走した放浪者/The Wandererとザルファーで遭遇したことから多元宇宙とザルファーが繋がったことを知り、ザルファーの人々と共に新ファイレクシアの脅威に立ち向かうことを決心した。