漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion
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クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 騎士(Knight)
(2)(黒):ターン終了時まで、漆黒軍の騎士は+3/+3の修整を受け接死を得る。
あなたの終了ステップの開始時に、プレイヤーがこのターンにライフを4点以上失っていた場合、漆黒軍の騎士の上に+1/+1カウンターを1個置く。(ダメージによりライフは失われる。)
自分のターン中にいずれかのプレイヤーが4点以上ライフを失っていれば強化される吸血鬼・騎士。
起動型能力でパワー4になるため、+1/+1カウンターが置かれる条件を自力で満たせる。起動コストも3マナと比較的軽く、3ターン目に4/5のクリーチャーをブロッカーで抑えるのは至難の業であり、接死も付与されるため良くて相打ち、しかし通せばどんどん手がつけられなくなり、1マナながらこれ1枚でライフを削り切ることすらありえる強力なビートダウン要員。もちろん、起動型能力の常として育つ前の段階での対応しての除去には弱い。
吸血鬼・騎士はどちらも部族シナジーが期待できるのも優秀。登場時のスタンダードではローテーション直前のイクサラン・ブロックの存在からもっぱら吸血鬼として利用され、ローテーションと同時にエルドレインの王権で騎士がフィーチャーされたため今度はそちらを活用できるようになった。
アダントの先兵/Adanto Vanguardは非常に良い相方。吸血鬼でありマナカーブ的にも並べやすく、そして何より起動コストでライフをちょうど4点支払うため条件を満たすことができるという強烈なシナジーを持つ。自分のライフが脅かされない状況では、攻撃を通せなかったターンも無駄に支払いをして強化を狙える。
- そのターン中に複数のプレイヤーが4点以上のライフを失っていても、置かれる+1/+1カウンターは1つである。
開発秘話
傲慢な血王、ソリン/Sorin, Imperious Bloodlordとともに、吸血鬼デッキの強化として作られたカード。吸血鬼デッキの欠点であった「マナフラッド受けが無い」「低マナ域の戦力が不足している」という点を受けて起動型能力を持つカードになった。また、初期デザインでは威迫を付与していたが、インスタント・タイミングで付与してもメリットが薄かったため接死に変更された[1]。
参考
- ↑ First Look: Core Set 2020 Vampires/第一印象:『基本セット2020』の吸血鬼(Play Design 2019年7月26日 Andrew Brown著)