侵略樹、次元壊し/Realmbreaker, the Invasion Tree
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伝説のアーティファクト
(2),(T):対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカード3枚を切削する。そのプレイヤーの墓地にある土地カード1枚を、あなたのコントロール下でタップ状態で戦場に出す。それは「この土地が戦場を離れるなら、これを他のいずこかに置く代わりに追放する。」を得る。
(10),(T),侵略樹、次元壊しを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから望む枚数の法務官(Praetor)カードを探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
新ファイレクシア/New Phyrexiaの計画の中心的存在である紛い物の世界樹。対戦相手のライブラリーを切削して墓地にある土地を奪い取り、10マナと生け贄で法務官を降臨させる。
対戦相手のライブラリーを利用するという不確定要素が絡むとはいえ、一度設置すればインスタント・タイミングで2マナ支払うごとにマナ加速を狙っていける。その性質から、インスタント・タイミングの動きと重いカードの使用を重視するコントロールデッキへの適性があると言える。ライブラリー破壊の性質も持つので、そうしたデッキ同士のミラーマッチではライブラリーアウト勝ちにも貢献できる。
弱点としては、対戦相手の墓地を肥やしてしまうため墓地利用デッキに弱いことや、マナをそれなりに消費する割に戦場への影響力が小さいことからアグロデッキ相手だと起動している暇がないことが挙げられる。伝説のアーティファクトゆえ腐りやすいことも考えると、採用枚数は控えめにした方が良いだろう。
10マナの起動型能力については、法務官の多くが伝説であるため基本的には1種につき1枚呼び出すことになる。法務官の能力はどちらかと言えば長期間維持することで力を発揮するものが多く、また互いのシナジーも薄いためデッキ構築難度も含めた費用対効果に欠けがちなのが難点である。1つ目の能力によりマナ自体は確保しやすいとはいえ、特化したデッキ以外ではこちらの能力はないものとして考えた方が良いだろう。
隠れしウラブラスク/Urabrask the Hiddenを踏み倒し先に混ぜれば呼び出した法務官すべてに速攻を付与できるため、一気にゲームを決めることが狙える。併用可能なフォーマットであれば入れておくと良いだろう。
関連カード
- 侵略樹、次元壊し/Realmbreaker, the Invasion Tree
- レンと次元壊し/Wrenn and Realmbreaker
ストーリー
次元壊し/Realmreakerは新ファイレクシア/New Phyrexiaにより作られた世界樹/The World Tree。他の次元/Planeへと枝を伸ばし、新ファイレクシアの軍勢が侵略するための道を作り出す。
詳細は次元壊し/Realmbreakerを参照。
- 法務官を踏み倒す能力は元の世界樹/The World Treeが持つ能力を意識したものだろう。