虚ろなる匪賊/Hollow Marauder
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Hollow Marauder / 虚ろなる匪賊 (6)(黒)
クリーチャー — スペクター(Specter) ならず者(Rogue)
クリーチャー — スペクター(Specter) ならず者(Rogue)
この呪文を唱えるためのコストは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき(1)少なくなる。
飛行
虚ろなる匪賊が戦場に出たとき、望む数の対戦相手を対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。あなたは、それらのうちマナ総量が4以上であるカードを捨てなかったプレイヤー1人につき1枚のカードを引く。
墓地のクリーチャー・カードの数だけコストが減少し、戦場に出たとき手札破壊を行い、かつ相手がマナ総量が4以上のカードを捨てなかったらドローできるスペクター・ならず者。
相手の手札が0枚の時に唱えれば実質キャントリップが確定、3マナ以下のカードしか無ければ2アドバンテージになる。終盤に出るほど手札破壊の効果が強く出るし、コスト減少効果で序盤に出ても強力なクロックとなる。とはいえ低タフネスなのでダメージ源としての安定性は低く、捨てるカードも相手が選ぶ形なので、クリティカルな1枚にはなりにくい。墓地を肥やしながら積極的に相討ちを取りに行って墓地から回収し、また軽く唱えるのをテンポよく繰り返してじりじりハンド・アドバンテージを広げていく動きが強力。
リミテッドでは除去、到達や飛行持ちが少なくなることもあり、早期に出れば侮れない存在感を発揮する。手札補充の手段が限られることからハンド・アドバンテージの価値が高いため、手札破壊とドロー、どちらもしっかり効いてくる。サンダー・ジャンクションの無法者は継続的な切削手段に乏しいので早期着地の機会は少ないが、黒緑には回収手段が豊富なので連打もしやすい。シングルシンボルでタッチしやすく、ETBで悪事を働ける無法者の一枚としてシナジーが期待できる点もうれしい、非常に強力なアンコモン。
- 呪文を唱える間はどのプレイヤーも優先権は得ない。あなたが虚ろなる匪賊を唱えることを宣言してから総コストが決まるまでの間に、墓地のカードを追放して唱えることを妨害するようなプレイングはできない。
- ETB能力の解決時に、手札が0枚でカードを捨てることができなかった対戦相手についてもあなたはカードを引く。
- 多人数戦の場合、APNAP順で対象に選ばれたプレイヤーが自分の手札からカードを1枚選ぶ。選んだカードは公開する必要はない。全員が選び終えたら、それらは同時に捨てられ、条件に合致したなかったプレイヤーの数だけあなたはカードを引く。4人対戦での最大効率を発揮すると計3ハンデス3ドローという事になる。