定業/Preordain
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ソーサリー
占術2を行い、その後カードを1枚引く。(占術2を行うには、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードを望む順番で一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)
軽く使い勝手の良いライブラリー操作呪文。占術2を行ってから引くので、かなり選択の幅が広い。予感/Foreseeの下位種ともいえる。
血清の幻視/Serum Visionsのドローと占術の順番を逆にしたカードだが、即座に手に入るカードを選択できる分、定業の方が使いやすいと言えるだろう。
入れ替わりで基本セット落ちした思案/Ponderと比較すると、掘れる枚数の多いあちらはコンボデッキ向け、必要なカードを選びつつ、不要なカードをライブラリーの下に送ることで実質的にデッキ圧縮を行い長期的なアドバンテージを得ることが出来るこちらはコントロールデッキ向けである。もちろん、こちらも思案の存在しない環境で、あるいは思案に次ぐ第二候補として、コンボデッキで使われるだけのスペックは持っている。
いぶし銀のカードとして構築でもリミテッドでも良い働きをする。登場時は青赤昇天を大幅に強化した他、エターナルでもストームを中心に採用されるなど、コンボデッキでの利用が目立ったが、次第に採用するデッキが増え、青黒及び青白コントロールでも4枚積みが標準となった。
- 手練/Sleight of Handの上位互換。また、選択/Optをソーサリーにしたら占術の値が増えた形。
モダンではコンボデッキ弱体化を目的に、エクステンデッドでは直前のスタンダードで猛威を振るった事により、2011年10月1日より禁止カード。
開発秘話
公式記事Scry Havoc(公式翻訳:占術の大混乱)では、血清の幻視を改良する意図で作ったカードだと述べられている。
改良点は2点あり、1つ目は上述の通り「占術と引く順序を入れ替えた」メカニズム面。そして2つ目は、カード名をミラディン/Mirrodinという特定の次元/Planeに縛られないより一般的な名称「Preordain(運命を定めること)」にした点である。
- カード名の命名について、翻訳記事「占術の大混乱」では「Serum Visions is also not a great name, as we aren't always on Mirrodin.」を「ミラディンのカードの例に漏れず、このカード(血清の幻視)の名前もあまりいいとは言えません。」と訳した間違いがある。原文は「we aren't always on Mirrodin(ミラディンにいつもいるわけではない)」ために相応しくない。つまり、血清の幻視がミラディンの設定を反映した名前であることが問題であって、ミラディンのカードは一般的に下手な命名である、という意味ではない。