墓石の階段/Tombstone Stairwell

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1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
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Tombstone Stairwell / 墓石の階段 (2)(黒)(黒)
ワールド・エンチャント

累加アップキープ(1)(黒)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
各ターンのアップキープの開始時に、墓石の階段が戦場に出ている場合、各プレイヤーは自分の墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、《屍鬼/Tombspawn》という名前の、速攻を持つ黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体、それぞれのコントロール下で生成する。
各終了ステップの開始時と、墓石の階段が戦場を離れたとき、それによって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。


ワールドの中でもトップクラスのエンチャント。 よくトーナメントシーンでも見かけられた。 決して軽くない累加アップキープがあるため数ターンしか維持できないし、事前の準備も必要であるが、大量のクリーチャートークンを出し続けることができる。 全体除去に強いこともあり、単純に黒ウィニーに入れておくだけでも結構強い。

毎ターン(相手のターンでも)トークンが生成されるため、特にゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment狂気の祭壇/Altar of Dementiaとの相性がいい。 自分の墓地にクリーチャー・カードが5枚あったとすると、2回目の累加アップキープ支払いまでには20点ダメージライブラリー40枚削りとなりゲーム終了も十分あり得る。 また、これらは墓地のクリーチャー・カードを増やすのにも役立つ。

相手にもトークンが出てきてしまうが、

  • 相手の墓地を掃除しておく
  • ノンクリーチャーないしクリーチャーが少ないデッキ相手に使う

などの工夫をすれば問題ない。 通常なら相手は攻撃くらいしかすることが無いだろうから、多少トークンを出されてもこちらのトークンでブロックすればいい。 逆に、相手にあまりに多くのトークンが出る状況だと、こちらからの攻撃が通らなくなってしまうので注意。(上記のように直接投げる場合には関係無い話だが)

  • 香港型」と呼ばれる97年のAPACを制した黒ウィニーは、これとKrovikan Horrorを用いたデッキだった。

30体近いクリーチャーを含むこのデッキは、対戦相手の墓地よりも自分の墓地の方が肥えている場合が多いため、容易にゾンビ・トークンを増殖させることが可能であり、そのため当時の日本で大流行していたカウンターポストとの相性は抜群、APAC優勝を実現している。

大量のゾンビ・トークンを瞬殺クラスに強化できるばかりでなく、クリーチャーを減らさずに墓地が肥えるため次のターンにはさらにこちらのクリーチャーが増える。


  • このカードが使われていた頃は墓地利用系のカードはそれほど多くなかったため、今に比べると墓地の管理がアバウトなプレイヤーが多かった。

このカードを使う人でも、出現するトークンとして墓地のクリーチャー・カードを裏返しにして場に並べる、などということを渋谷DCIジャパントーナメントセンターでの認定トーナメントですら普通にやっていた(本当)。 直後に墓地利用そのものをテーマにしたウェザーライトが登場して、プレイヤーもジャッジもみんな墓地に気を使う様になった。

  • このカードを使うプレイヤーは当然かなりの枚数のトークンを最初から用意することになるが、出来たら対戦相手の分のトークンも用意しておいてあげよう。突然大量のトークンを出す必要に迫られても相手が困ってしまう。

関連カード

ミラージュワールド・エンチャント

参考

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