ルーンのほつれ/Rune Snag
提供:MTG Wiki
マナ漏出/Mana Leakの亜種。最初はマナ漏出より支払わせるマナが少ないが、墓地にたまるごとに効果が上がっていく。
最序盤であれば2マナでも十分に仕事を果たすことができ、後半になってもマナ漏出より無駄になりづらい。3枚目(墓地に2枚)であれば6マナも支払わせる力を持つので、これをすんなりと支払えるデッキはそう多くなく、確定カウンターに近い。
ただし、必ずしも都合よく墓地に置けるわけではないし、また何らかの理由で追放されることもありえるので、安易に期待しすぎるのもよくない。基本的には2マナだと考えておく必要があり、安定性で言えばマナ漏出のほうに分があると言えるだろう。
目安として、長期戦狙いであり自然と消費するカード数が多くなるデッキ、軽量ドローなどを多用するため複数枚手に入れる可能性が高いデッキ、ライブラリーから直接墓地肥やしする動きのデッキなどに適している。
逆に、クロック・パーミッションのように短期決戦を狙うデッキにはあまり向いていないので、マナ漏出を優先したほうがいいだろう。もっともあくまで比較論であって、こちらでも十分な性能はある。スタンダードからマナ漏出が退場していた時期には、クロック・パーミッションであるフェアリーデッキなどにも採用されていた。
- 対戦相手の墓地も参照するため、相手もこのカードを使ってきた場合、支払う量が(10)などにもなりうる。
- 瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageなどでフラッシュバックした場合、唱えた呪文自身はスタックに移るので墓地にはない点に注意。
- この点から、長期戦狙いのデッキでも瞬唱の魔道士を利用している場合は、マナ漏出を優先するケースが多い。
- サイクルの他のカードは墓地の同名カード1枚につき効果が1増すが、これだけは2増す。
関連カード
サイクル
コールドスナップの、墓地にある同名のカードの枚数を参照する呪文のサイクル。似たものにオデッセイの噴出(Burst)サイクルがある他、単体でも同じコンセプトのものが数種存在する。
- キイェルドーのときの声/Kjeldoran War Cry
- ルーンのほつれ/Rune Snag
- 肉体の饗宴/Feast of Flesh
- 炎の儀式/Rite of Flame
- 呼び声の鳴動/Sound the Call