電結の荒廃者/Arcbound Ravager
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アーティファクト クリーチャー — ビースト(Beast)
アーティファクト１つを生け贄に捧げる：電結の荒廃者の上に+1/+1カウンターを１個置く。
接合１（このクリーチャーは+1/+1カウンターが１個置かれた状態で戦場に出る。これが死亡したとき、アーティファクト・クリーチャー１体を対象とする。あなたはこれの+1/+1カウンターをすべてそれの上に置いてもよい。）
恐らくはダークスティールのトップレア。 そして最強の0/0クリーチャーの1つ。電結親和の基盤。 その名のとおりスタンダード環境を荒廃させてしまった。
大量のアーティファクトを場に出し、アーティファクトを生け贄に捧げる能力と、大霊堂の信奉者/Disciple of the Vaultのシナジーで相手のライフを一気に失わせることができる。 場に出たターンに+1/+1カウンターを次々に載せ、さらに自身を生け贄に捧げて他のアーティファクト・クリーチャーを強化することも出来る。
単純に使ってもとにかくカウンタ−が乗りやすい。 アーティファクトの除去に対応してそれを生け贄に捧げる、クリーチャーが相打ちになる場合ダメージがスタックに乗った後にそれを生け贄に捧げるなど、殆どただ同然でカウンターが乗ることが多い。
自身も生け贄に捧げられるのでゲームから取り除くという手段も使えない。 おかげでこれが場にいるだけで除去を打つ方が損をするというわけのわからない状況になってしまうのである。
- 自分自身を生け贄に捧げた場合すでに場に存在しないので、カウンターを乗せる効果は何も起こさない。
そして、このとき接合で乗せるカウンターの数は自分自身を生け贄に捧げる直前の数だけになる。
同様な能力を持つカードとして、エイトグ/Atogがあるが、こちらは爆発力がある代わりに修整がターン終了時までなので、接合を持つ電結の荒廃者の方がよいとされる。 ただし、アーティファクト破壊を嫌ってエイトグ/Atogが使われる場合もありメタ次第といったところか。
- グレ神話から電結親和へと進化し、難攻不落のデッキになってしまった原因の１つは間違いなくこのクリーチャーである。
- こんなものを生み出してしまったのは近年におけるマジック開発部の最悪の失態といえる。
- これを倒したければ、突然のショック/Sudden Shockがおすすめである。赤マナが使えない場合は、真髄の針/Pithing Needle、無のロッド/Null Rodを。
ブロック内で対策を取りたければ親和メタとして有効利用されていた減衰のマトリックス/Damping Matrixがある。
- 綴りからは分かりにくいが、“Ravager”は「ラヴィッジャー」と読む。
前々から悪い評判が多かったが、2005/03/20からスタンダードで禁止カードになった。 さらに2006/03/20からミラディン・ブロック構築で禁止。
