北方の精霊/Boreal Elemental
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Boreal Elemental / 北方の精霊 (4)(青)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
飛行
対戦相手が北方の精霊を対象として呪文を唱えるためのコストは(2)多くなる。
氷瀑の執政/Icefall Regentと同じこれを対象とする対戦相手の呪文のコストを増加する能力を持ったエレメンタル。
基本セット2020のリミテッドは飛行の多い環境であり、コモンのフライヤーとしては最大のサイズを持ち除去耐性も持つこれは制空権を取る上で重要であり青を使うならば1枚は採用したい。平和な心/Pacifismや殺害/Murderなど、軽くて強力な除去もコモンにあるため除去されるときはあっさり除去されるが、それでも重い除去に依存しがちな色やアーキタイプはあるため、呪禁を持っているかのように振る舞うこともしばしば。逆に相手にする場合、焼印刃/Bladebrandや立腹/Infuriateのような自軍の側にかけるコンバット・トリックを用意しておくと対策になる。
- 「北方の」と訳されているがマジックでBorealといえば、コールドスナップの舞台となったドミナリア/Dominariaはテリシア/Terisiare大陸のボリアル/The Borealを指す。過去のカードでは「ボリアルの」と訳されており、イラストもボリアルの風景と矛盾しない。
- 基本セット2020が初心者向けとして、固有名詞・背景設定への言及を控えていることと無関係ではないだろう。
- 日本語訳が同じ北方/Northlandという地名もあるが、英語名が異なる。
- あるいは、Borealという単語で初心者には「北の」「北風の」と解釈させつつ、昔からのプレイヤーには「ボリアル/The Boreal」を思い出させるダブルミーニングと判断したか。「北方」という単語を使って初心者には単に「北の方」と解釈させつつ、昔からのプレイヤーには「北方/Northland」を思い出させる日本語名にしたのかも知れない。意図されたものであるなら、指す場所は少し変わってしまったが気の利いた翻訳と言えそうだ。