アズマイラ/Asmira

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1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
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アズマイラ/Asmira

預言者アズマイラ(the prophet Asmira または the prophetess Asmira) 「聖なる報復者/Holy Avenger」は死後に付けられた敬称。

フェメレフ/Femeref出身の女性。 自然と都市を等しく愛する、フェメレフ文化の典型と言える人物。

肌は褐色で健康的、唇は厚くふくよか、団子鼻で、瞳と髪の毛は黒に近い(雑誌のイラストの中には青い目で描かれているものも)。 純白で緩やかな衣で身を包み、金色の頭飾りや耳輪、首飾り、腕輪などの装飾品を身に着けている。この装束は、フェメレフとザルファー/Zhalfirの両国の様式の組み合わせである。 スケイルベインの精鋭/Scalebane's EliteForena(フォリナ)によると、「(アズマイラは)想像よりも小柄で、瞳には信頼と信念を映し、今まで出会った中で最高に穏やかな笑顔で挨拶をする」と言う。

予見の才能に恵まれ、数々の預言が的中している。

「Asmira」は「protector(守る者)」を意味するアラビア語「Asima」に由来する名称。

経歴

フェメレフに生まれ、聖職者になるべく育てられる。 訓練の中、教師である僧侶たちによって預言の才能を見出される。 その未来を見通す力は、神々から与えられた天賦の才とみなされている。

彼女の評判は次第に広がり、アズマイラはマンガラ/Mangaraの王宮(court)に招聘される。 ジャムーラ/Jamuraaの平和を願うマンガラの思想に感銘を受け、象徴としてザルファーとフェメレフ両国の様式を採り入れた、白と金色の衣装を身に着けるようになる。だがこの素朴な行動が、彼女と多くのフェメレフ強硬論派(hardliners)との間に隔たりを生んだ。

その頃、アズマイラは破滅の預言をする。フェメレフ各地の豊作な早摘みを見るに、”国は夏が終わる前に凶年に備えよ”、と警鐘を鳴らす。しかし、この言葉を受け入れるものは少なく、強硬論派は売名行為と批判。これに対し、フェメレフの教会と国家間に不毛な論争が巻き起こる。 激論が交わされる中、アズマイラが発するその他の警告も怒声にかき消されてしまった…

人民に牙を剥く野生動物や襲来するドラゴン…何の備えもしていないフェメレフは、この最初の何日かで、多大な犠牲を支払うことになった。中でも最悪な出来事は、フェメレフ国の首脳部(grand assembly)であるあまたの声の評議会/Council of Voices夜のスピリット/Spirit of the Nightによって全滅させられたことだ。

事ここに至って、民衆はアズマイラに救いを求める。今や彼女はフェメレフ軍のシダー(将軍)であり、全国民の精神的指導者でもある。 高い地位に就いた彼女は暗殺の第一の標的となるが、これまでに三度もその試みを回避している。

戦争行為そのものを嫌悪しているが、ジャムーラへの献身と戦争終結を願う意志を持つ彼女は、並ぶ者なき技量を有する神聖なる戦士(holy warrior)へと成長いった。 また、軍の指揮に際しては、経験に頼らず本能に従って判断を下しているにもかかわらず、予見の才能によって驚くような勝利の数々を掴んでいる。

ケアヴェク/Kaervekが戦争を起こしてから既に1年以上が経ち、アズマイラはテフェリー/Teferiの夢の啓示”<ruby><rb>\2</rb><rp>(</rp><rt>幻視</rt><rp>)</rp></ruby>”を受ける。 同じく幻視に導かれた英雄たちがザルファーの首都キパム/Kipamu近くで一堂に会する。そこにはアズマイラの他に、竜殺しの英傑ラシーダ/Rashida、シダー(将軍)・ジャバーリー/Jabari、偉大なる語り部ハキーム/Hakimの姿。 幻視の意味を唯一正しく解釈できるアズマイラは、マンガラを幽閉した琥珀の牢/Amber Prisonとそれが安置されたムウォンヴーリー・ジャングル/Mwonvuli Jungle奥地の宮殿の存在を、皆に明らかにする。その場でマンガラ救出作戦が計画された。アズマイラの使命は、ジャバーリーとハキームがケアヴェク軍を陽動している間に、ラシーダと協力してマンガラを救い出すことである。

アズマイラはラシーダとスケイルベインの精鋭3人とともにジャングルへ赴き、ウェザーライト/Weatherlightの助けを借りてプーラージ/Purrajが守る宮殿へ攻め込んだ。 一行とケアヴェクの守備軍との間に激戦が繰り広げられる最中、アズマイラは琥珀の牢に辿り着く。ジョルレイル/Jolraelにすら破れなかった秘宝の護法印/Relic Wardに守られた牢であったが、祈りを捧げ牢を破壊するための儀式を行う。だがその時、背後から忍び寄った殺し屋プーラージの不意打ちを喰らう。深手を負わされながらもアズマイラは最後の呪文を唱え、救出の儀式を完遂。 牢は砕け光の柱が立ち上り、アズマイラとプーラージの姿を呑み込んだ。光が収まると2人の姿は跡形も無くなっていたが、マンガラは無事に解放されたのだった。

その後、アズマイラには”聖なる報復者”の称号が正式に授けられた。

登場カード

イラストに登場

フレイバー・テキストに登場

参考

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