Su-Chi
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アーティファクト・クリーチャーにしてはかなりコスト・パフォーマンスの良いクリーチャー。無色マナ4つを生み出すというPIG能力を持っている。
戦闘用に使っていると能力が戦闘フェイズに誘発しがちなため発生したマナを利用しづらいが、生け贄に捧げる手段などを用意してマナ加速として使うこともでき、主にそちらの用法で使われることが多かった。ヴィンテージにおけるスタックスでは、かつては必須のクリーチャーであり、サクり台などで墓地送りにすることによりフリースペルのように機能することが貴重だった。
- 現在では純粋なメリット能力であるが、基本セット2010発売に伴うルール改定でマナ・バーンが廃止されるまでは、この能力はペナルティ能力としての側面が強かった。どの色でも使えるアーティファクト・クリーチャーはマナレシオが低めに設定されるのに、4/4のサイズを許されたのはこのためとも考えられる。
- その結果、初の「デメリットを持たない無色4マナ4/4のアーティファクト・クリーチャー」となった。陰極器/Cathodionについても同様。
- Masters Edition再録時に構築物のクリーチャー・タイプを獲得。
- アンティキティー版のイラストから、金澤尚子女史は「牛乳ドバー」と呼んでいるらしい。
- Vintage Mastersに新規イラストで収録された(参考)。アンティキティー版のイラストと大幅に異なる姿をしているが、おそらくは遺物としての個体ではなくスラン/Thranが栄華を極めていた時代の現役個体を描いたものと思われる。
関連カード
下位種
- 陰極器/Cathodion - 3マナ3/3、PIG能力で無色マナ3つを生み出す。(ミラディン)
- マイアの月帯び/Myr Moonvessel - 1マナ1/1、PIG能力で無色マナ1つを生み出す。(ダークスティール)
ストーリー
Su-Chi(スー=チー)は、スラン/Thranの遺物の1つ。壊れた頭部のみ発見されたが、トカシア/Tocasiaに多くの知識を与えた。外側にスラン語で「Su-Chi」と記されていたが、製造者か所有者か製品名かはトカシアには判断できなかった。後にウルザとミシュラ、トカシアの三人がコイロスの洞窟/Caves of Koilosを訪れた際に、洞窟の警備をしていた稼働品と遭遇している。
- コイロスの洞窟を警備していたSu-Chiは鳥脚(膝関節が背中側で折れる構造)をしていた。
- 名前の由来は4。「Su」は北京語、「Chi」は台湾語の4である。
登場
- The Brothers' War (小説)