タリオン/Talion

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タリオン/Talionエルドレインの森初出のキャラクター。カードとしての初出はエルドレインの森の慈愛の王、タリオン/Talion, the Kindly Lord

目次

解説

エルドレイン/Eldraineハイフェイ/High Fae。ノンバイナリー(男女どちらでもない性自認、原語の三人称では性別を限定しないtheyが用いられている)。三対の黒く大きな翅を持ち、手にはサンザシの杖を握っている(イラスト1,イラスト2)。

娘として、ハイフェイの姫君ことオビラ/Obyraがいる。

王として

タリオンはハイフェイを統べる王であり、幻影魔術により形作られた神出鬼没の宮殿に住まう。魔法のアーチを作り出し、遠方の存在を自らの宮殿に招き入れることも可能だ。王としての権能は、ハイフェイのアイデンティティであり力の源でもある「名前」を自由に与えたり奪ったりできることにある。

タリオンには数多くの尊称が存在し、その地位を物語っている――慈愛の王/the Kindly Lordハイフェイの筆頭にして最強なるもの/First and Greatest of the High Fae宮廷のあるじ/Sovereign of the Court笑いの君公/the Liege of Laughterエルドレインの一にして真なる君主/One True Lord of Eldraineなどが知られている。

人物像

その性質は僻境/The Wildsそのもののように奇妙で、古く、気まぐれである。タリオンは定命の者へはほとんど干渉せず、貴重な物を探すことを好む。今のところ最後に向かった旅では、僻境の最果てで数世紀をかけて原初のイチイの木の枝を見つけた。原初のイチイの発見者/Finder of the First Yewという異名はこれが由来である。

タリオンは自身への忠誠と尊敬を求めるが、実際は統治よりもハイフェイの種族としての謎めいた気まぐれに従うことに関心がある。その所有欲は強く、エルドレイン全体に対する脅威を個人的な侮辱とみなしている。

その他

経歴

ファイレクシア侵攻(機械兵団の進軍

他のハイフェイともども、新ファイレクシア/New Phyrexiaの侵略と前後してエルドレイン/Eldraineに再び姿を現すようになった。タリオンは侵略者からこの次元/Planeを守る術として、魔女エリエット/Erietteの眠りの呪いを用いることを提案した。だが、それほどの強大な呪文を唱えるためには彼女とその姉妹であるアガサ/Agathaヒルダ/Hyldaだけでは力不足であった。

そこでタリオンは自らも呪文に加わることで忌まわしき眠り/Wicked Slumberを作り出すことに成功し、三人にそれぞれ林檎、大釜、王冠の贈り物を報酬として与えた。こうして侵略者は動きを止め、エルドレインは救われたに思われたのだが……。

エルドレインの森

忌まわしき眠りはエリエットの策略によって暴走し、エルドレインの住民をも蝕み始めていた。タリオンはこの呪いを止めるため、半フェイの少年ケラン/Kellanを召喚し三人の魔女を倒す旅へ向かわせた。成功の暁には彼の父についての真実を教え、宝物庫からの贈り物を与えることを約束して。

だが旅の最中、ケランはタリオンもまた忌まわしき眠りをもたらした一人であると知ってしまう。自分を利用したことに激昂するケランに対し、タリオンは動じず、ただ魔女を倒すように命じるのみであった。

最終的にはタリオンの目論見通り、ケランは忌まわしき眠りを解くことに成功する。だが彼はタリオンからの褒美を断り、故郷で待つ母から真実を聞くことを決意した。

登場

カード名に登場

エルドレインの森
タリオンの伝書使/Talion's Messenger

フレイバー・テキストに登場

エルドレインの森
フェイの宮廷へ/Into the Fae Court[注釈 1]タリオンの伝書使/Talion's Messenger(慈愛の王として)、火がつく義烈/Kindled Heroism
おとぎ話
全知/Omniscience

イラストに登場

エルドレインの森
侵入者の放逐/Expel the InterlopersBOX特典カード版)
おとぎ話
全知/Omniscience(通常版、アニメ・ボーダーレス版共通)

登場記事・登場作品

脚注

注釈

  1. 発言者が明示されていないが「第1話 純なる心」における台詞と一致

出典

  1. @wizards_magic(MTG公式Twitter 2023年7月28日)

参考

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