アーテイの嘲笑/Ertai's Scorn
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インスタント
このターンに対戦相手1人が2つ以上の呪文を唱えていたなら、この呪文を唱えるコストは(青)少なくなる。
呪文1つを対象とする。それを打ち消す。
数ある取り消し/Cancelの上位互換のひとつ。対戦相手が2回以上の呪文を唱えたターンは(1)(青)で唱えられる。
コスト低減効果は対戦相手が複数の呪文を唱えている必要があるため、軽量なカードを連打するデッキや青のミラーマッチで役立つだろう。減らせるのが色マナ・シンボルである点も嬉しく、他のコスト減少カードと併用しやすい。例えば同セットの傲慢なジン/Haughty Djinnをコントロールしていれば1マナで確定カウンターを撃てることになる。カードプールが広がれば軽量な呪文は増える傾向にあるため、なかなか優秀な確定カウンターといえる。
登場時のスタンダードでは青単テンポなどで使用される。軽量なものでは同時期にかき消し/Make Disappearや否認/Negateがあるため序盤での使い勝手には劣るが、打ち消し先を選ばない確定カウンターである点は強みとなる。続くイニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期では、カルロフ邸殺人事件参入後のアゾリウス・コントロールに採用されることがある。
モダンではカスケード・クラッシュがミラーマッチ含む続唱デッキ対策としてサイドボードに採用していた。対抗呪文/Counterspellと異なり条件を満たせばシングルシンボルで使えるので、続唱対策として多色デッキが使うことに適した性能であった。暴力的な突発/Violent Outburstの禁止で続唱デッキが数を減らしてからは採用率も落ちている。
リミテッドでは呪文を1ターンに2つ以上唱える場面がそれほど多くないため、終盤の畳み掛けに対する対抗策と割り切るのが吉。
ストーリー
完成化したウェザーライト/Weatherlight Compleatedの甲板からマナ・リグ/The Mana Rigへと降り立ったのは、数世紀前に死んだはずのアーテイ/Ertaiであった。対峙したカーン/Karnの動きを魔法で封じると、アーテイはその四本の腕でカーンの解体にかかった[2]。
脚注
- ↑ Dominaria United Release Notes/『団結のドミナリア』リリースノート(PDF)(Feature 2022年8月26日 Jess Dunks著)
- ↑ Episode 5: A Whisper in the Wind/メインストーリー第5話:風の中の囁き(Magic Story 2022年8月18日 Langley Hyde著)