骨の髄まで/Bleed Dry
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Bleed Dry / 骨の髄まで (2)(黒)(黒)
インスタント
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クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-13/-13の修整を受ける。このターン、そのクリーチャーが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
黒お得意のマイナス修整型除去。少々重いが-13/-13という凄まじい修整を行い、さらに死亡時に追放する置換効果も持つ。
これほどの数値の修整を受けて生き残るのは構築ですら一握り。リミテッドでは不浄なる密集軍/Unhallowed Phalanxがタフネスを1でも上げていれば耐えるが、逆に言うとそのレベルの尻でっかちでも無ければ耐えきれないということ。プレインズウォーカーこそ狙えないものの、多くの場合忌まわしき儀式/Grisly Ritualよりも扱いやすく、黒の主力除去として重宝される。
ただし登場時のスタンダードではプレインズウォーカーも対象に取れる大蛇の餌/Feed the Serpentの下位互換といえる。さらにソーサリーだが大蛇の餌と同効果でコストにも融通が利く踊り食い/Eaten Aliveが存在、追放や修整値に拘らなければ冥府の掌握/Infernal Grasp、血統の選別/Bloodline Cullingなどもっと軽く取り回しのよい選択肢が多数同居している。基本的に構築での出番はないだろうが、更なる下位互換のビホルダーの眼/Eyes of the Beholderよりはマシである。
- オブ・ニクシリスの残虐/Ob Nixilis's Crueltyの上位種。
- 登場時のスタンダードにおいて素でこれを耐えるものは怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isleのみ。
- 効果を受けたクリーチャーが同一ターン中に別の手段で死亡した場合も追放される。
- 「bleed dry」は「金を残らずむしり取る」という意味の慣用句。だが直訳すれば「カラカラになるまで血を流させる」こと。イラストを見るに文字通りの意味のようだ。
- 「骨の髄まで」は日本語の既存の慣用句に当てはめつつ、「骨髄」から血の香りも漂わせる名訳と言える。