Jesper Myrfors
提供:MTG Wiki
ジェスパー・ミルフォーズ(Jesper Myrfors)は、マジックのカードのイラストレーターの1人で、記念すべき初代アート・ディレクターである。
彼がアート・ディレクターであった期間はアルファからレジェンドまで(レジェンド以降から、Sandra Everinghamが引き継いだ)。その意味では、マジックのカードとアートの関係について舵取りを任されているため、非常に重要な人物であったといえる。Ron Spencerの代表作恐怖/Terrorの絵を90度回転させたのもまさに彼である。
カードのイラストレーターとしてはアルファの平地/Plainsを描いていることから、その重鎮ぶりが伺えるが、歴史的に見ればあくまで裏方に徹し、フォールン・エンパイアでその仕事を終えたため、日本では再録カードではじめてそのイラストを知るプレイヤーが殆どである。
彼の代表作はTundraなど4種のデュアルランド、奇妙な顔つきのエイトグ/Atogなども挙げられるが、何と言っても横綱はハルマゲドン/Armageddonだろう。この強力で、第5版まで絵が残ったこの印象的なカードは、彼の代名詞的存在といっても過言ではない。
- このほかにも、次のリストのように怪物や得体の知れない存在など、内なる恐怖感を与えるアートが多い。
- イラスト主導で製作されたザ・ダークでは、フレイバー・テキストに登場する人物の設定なども担当している。
手がけた有名なカード
- デュアルランド4種
- オームズ=バイ=ゴアの邪眼/Evil Eye of Orms-by-Gore(レジェンド)(イラスト)
- 黒死病/Pestilence(~第4版)(イラスト)
- 不吉の月/Bad Moon(~第4版)(イラスト)
- ゴブリンの王/Goblin King(~第4版)(イラスト)
- ハルマゲドン/Armageddon(~第5版)(イラスト)