多相の戦士
提供:MTG Wiki
多相の戦士/Shapeshifterは、クリーチャー・タイプの1つ。基本的に青または青絡みの多色だが、アーティファクト・クリーチャーにもいる。 「Shapeshifter」とは「姿形を変える者、変身能力者」くらいの意味で、元々「戦う者」といった意味合いはない。「多相の戦士」という訳語は、第4版の多相の戦士/Shapeshifterを踏襲したもので、かなりの意訳である。
アーティファクト クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
刻印 ― (1):あなたは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚、追放する。
死面の映し身人形に追放されたカードが飛行を持っているかぎり、死面の映し身人形は飛行を持つ。畏怖、先制攻撃、二段攻撃、速攻、土地渡り、プロテクション、トランプルについても同様である。
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
飛行
ドラゴンプラズマが戦場に出るに際し、好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げる。ドラゴンプラズマのパワーはそれらクリーチャーのパワーの合計になり、タフネスはそれらのタフネスの合計になる。
(赤):ドラゴンプラズマはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
多相の戦士には他のカードを参照して特性を変えるものが多く、そうでなくともなんらかの手段でパワー、タフネス、能力などを変えられることが多い。 だが、「特性を変える」という特徴から、ルール的混乱を呼んだクリーチャーもいる。特にヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifterと不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifterは、新旧のカードの組み合わせにより現在でも予期しない問題を引き起こすことが多い。
実戦でよく使われたのは変異種/Morphlingと映し身人形/Duplicant。特に前者はかつて、最強クラスのフィニッシャーと呼ばれた一枚である。
ローウィンでは、多相持ちカードに印刷されているクリーチャー・タイプが「多相の戦士」となっている。 とはいえ多相は「全てのクリーチャー・タイプである」という能力なので、これはどちらかと言えば雰囲気付けでしかない。 また、多相能力と多相の戦士の間に直接の関係はないので、それ以前の多相の戦士が多相を持つようになることもない。
伝説の多相の戦士は、Halfdaneと墜ちたる者ヴォルラス/Volrath the Fallenの2体。 設定上でも両者は変身能力をもつキャラクターである(前者はトレイリア/Tolaria出身の殺し屋、後者はラース/Rathのエヴィンカー/Evincar)。
- カード化はされていないが、ヨーグモス/Yawgmothも多相の戦士である。
- (日本語では)「戦士」という語が含まれているが「戦士/Warrior」とは関係しない。
- 現実世界で「Shapeshifter」と言う言葉は、犬を指すことがある。様々な特徴を持った、膨大な犬種があることからの称である。