悪斬の天使/Baneslayer Angel
提供:MTG Wiki
Baneslayer Angel / 悪斬の天使 (3)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行、先制攻撃、絆魂、プロテクション(デーモン(Demon))、プロテクション(ドラゴン(Dragon))
5/5驚異的なコスト・パフォーマンスを誇る天使。
速度こそ賛美されし天使/Exalted Angelには及ばないが、パワーが5で先制攻撃も持つため、対ビートダウンにおける制圧力はそちらよりも勝る。 また、飛行持ちのファッティが多いデーモンとドラゴンに対するプロテクションを持つため、それらにブロックされずに攻撃ができ、ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteにも除去されない。この能力は多相に対しても有効である。
除去耐性に欠けるため、出た当初は「コスト・パフォーマンスは高いが5マナで除去耐性がないのは痛すぎる」という理由で(特にコントロールデッキでの)採用率はそれほど高くなかった。しかしその後は圧倒的なカードパワーから「5マナなのに除去されやすい」というよりも「5マナにして除去されなければゲームを決められる」という考えの方が強くなり、一度は除去されることを前提とした4枚投入なども多く行われ、結果スタンダードではビートダウンからコントロールまで白を含む多くのデッキに採用されることとなった。またエクステンデッドでもこれを採用したルビンZooが優勝を果たすなど、スタンダードに限らない活躍を見せている。
ただしそれでもアドバンテージ能力や除去耐性を持たないことは全く無視できるわけではなく、採用できるデッキは非常に広いが、対するデッキ(特にコントロールデッキ)によってはサイドアウトが必要になる。
- レアリティの差と言ってしまえばそれまでだが、同じ基本セット2010に収録されているセラの天使/Serra Angelの立場がほとんどない。警戒を持たないので上位互換とはならないが、別の方法で攻撃と防御を同時に行える絆魂を持つ上に、それ以外のスペックも圧倒的に高い。
- イラストは本来第9版のセラの天使として描かれた没イラストの流用である。セラの天使のイメージに合わないという理由で採用が見送られ、今回改めて日の目を見たという経緯がある(→Just the Right Angel参照)。
- そのスペックの高さから、「悪斬ゲー」と呼ばれるような一方的なゲーム展開を生み出してしまうこともある。絆魂と先制攻撃の組み合わせにより、いくら相手のクリーチャーが並んだ不利な場面でも、1体立っているだけで膠着状態にしてしまう。絆魂のルール変更もその圧倒的な制圧力を後押ししている。
- また、スペックの高さやさまざまな環境で用いられることから、かつての賛美されし天使/Exalted Angelのように白い悪魔と呼ばれることもある。(特に賛美されし天使と区別するために新・白い悪魔と呼ばれることも多い。)