ブラック・ロータス/Black Lotus
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1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
マジックの黎明期に存在したパワー9の1つ。
「黒く美しい水蓮(睡蓮)」のイラストが描かれたカード。
およそほぼ全てのヴィンテージデッキに入りうる、最高のマナ・アーティファクトである。
カードの単価は、一部のエラーカードを除けば全カードの中で最高の値であるとされる。 アルファ・ベータのニアミント以上にもなると、その値は数十万円にも跳ね上がり、多くのコレクターにとってはまさに一種のステイタスである。 それだけに、このカードに関する様々な逸話も多い。
コンボパーツとしての代表的なものは、オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersとの2枚コンボによる任意の色の無限マナ生成が挙げられる。
- このカードのおかげで"Lotus"(水蓮・睡蓮)=「好きな色マナを出せるマナ加速カード」という概念ができたといっても過言ではない。
そしてそれら"Lotus"は、能力にかかわらず、"Lotus"というだけでコレクターに人気がある。
- 非常に強力なカードの代表であるがゆえ、シナジーの重要性を教える為に引き合いに出される事がある。
曰く、「他のカードが存在しないならば、Black Lotusはただ3点のライフロス(マナ・バーン)を生み出すだけの酷いカードである」と。
- 実は、(直接的には)これより強いカードがアングルードに存在する。→Blacker Lotus
ただし墓地からの使いまわしが出来ないので、そういう意味では一長一短。
- [[1]]のジョークカードでWhite Lotus(ページ下段右側)なるものが存在する。
- 初期に販売されていたカードスリーブ内に封入されている9分割されたおまけカードの絵柄にも選ばれた(もう一枚はChaos Orb)。
- だが、日本に輸入されるロットには何故か右下の部分だけが欠損となっており、絶対にコンプリートすることが出来ない。
- 昔からマジックをやっているプレイヤーのカードホルダーの1ページ目にはよく右下だけが欠損した大きな絵柄のこのカードがあったものである。
1994年1月25日より、ヴィンテージで制限カードとなっている。
主な亜種
"Lotus"と名を冠するカードの多くはこれの流れを汲んでいるが、他にも亜種と呼べるものは存在する。
- ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond
- 水蓮の谷間/Lotus Vale
- 水蓮の花びら/Lotus Petal
- 金粉の水蓮/Gilded Lotus
- 水蓮の花/Lotus Blossom
- 睡蓮の花/Lotus Bloom
このうちライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond、水蓮の花びら/Lotus Petalはヴィンテージの制限カードになっている。
参考
- [Top 50 Artifacts of All Time]第1位(WotC、文:Zvi Mowshowitz、英語)
- [Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time] 前文(Braingeyser)・・・前述のシナジーの話が掲載されている
- カード個別評価:アンリミテッド(2nd)