能力語
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能力語/Ability Word は、似た機能のカードを1つにまとめて表現するために使われる機構。
Tribal Flames / 部族の炎 (1)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
版図 ― クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。部族の炎は、それにX点のダメージを与える。Xは、あなたがコントロールする土地の中の基本土地タイプの数に等しい。
Metamorphic Wurm / 変態するワーム (3)(緑)(緑)
クリーチャー — 象(Elephant) ワーム(Wurm)
クリーチャー — 象(Elephant) ワーム(Wurm)
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、変態するワームは+4/+4の修整を受ける。
3/3キーワード能力とは異なりそれ自体にルール上の意味はなく、雰囲気付けの役割が大きい。開門や懲罰者などのような「公式の通称」を、カードに直接書いたものと思えばよい。
いずれの能力語もルール文章から削っても問題なく意味が通るように書いてある。また(例えば地震/Earthquakeが飛行の有無を参照するように)他のカードから参照されることもない。
比較的新しい概念であり、初めてカードに印刷されて登場したのは神河救済の魂力と掃引である。その後、ゴチ・スレッショルド・刻印もキーワード能力から能力語に変更されている。
- 英語版では注釈文やフレイバー・テキストなどと同じく斜体で書かれている。
- Magic Onlineなどの検索エンジンでカードを検索するときには、マーカーの役割を果たすため、とても便利である。導入の理由の一端はこれかもしれない。
- 銀枠カードなどのごく特別な場合には、ゲームに影響を与えることもある。
- コンフラックスで版図が登場したのを受け、同様の能力を持つ過去のカード群(俗に所有地カードと呼ばれていた)も、オラクル変更によって版図を使った記述に改められた。
- 一方で、例えば愚か者の秘本/Fool's Tomeは暴勇と、病みあがりの介護/Convalescent Careは窮地と似たシステムであるが、それらを使ったテキストにはなっていない。
- Mark Rosewaterによれば、能力語は同じシステムをもつグループであることを把握し易くするためにあるので、セットの中に1枚しかない場合には使われないとのこと(参考)。
- 一方で、例えば愚か者の秘本/Fool's Tomeは暴勇と、病みあがりの介護/Convalescent Careは窮地と似たシステムであるが、それらを使ったテキストにはなっていない。
- 予見は能力語ではないので注意。カードテキストだけを見るとなんとなく能力語にも見えるが、「予見」という単語には固有の意味が総合ルールできちんと定義されている。
能力語一覧
能力語 | 分類 | 主な登場セット |
スレッショルド(Threshold) | (各種) | オデッセイ・ブロック |
刻印(Imprint) | 起動型能力または誘発型能力 | ミラディン・ブロック、ミラディンの傷跡ブロック |
ゴチ(Gotcha!) | 誘発型能力 | アンヒンジド |
魂力(Channel) | 起動型能力 | 神河救済 |
掃引(Sweep) | 呪文 | 神河救済 |
光輝(Radiance) | 起動型能力または呪文 | ラヴニカ:ギルドの都 |
暴勇(Hellbent) | (各種) | ディセンション |
壮大(Grandeur) | 起動型能力 | 未来予知 |
族系(Kinship) | 誘発型能力 | モーニングタイド |
彩色(Chroma) | (各種) | イーブンタイド |
版図(Domain) | (各種) | インベイジョン・ブロック、コンフラックス |
上陸(Landfall) | 誘発型能力または呪文 | ゼンディカー・ブロック |
金属術(Metalcraft) | (各種) | ミラディンの傷跡ブロック |
同調(Join Forces) | 呪文または誘発型能力 | 統率者 |
陰鬱(Morbid) | (各種) | イニストラード・ブロック |
窮地(Fateful hour) | 呪文または常在型能力 | 闇の隆盛 |
湧血(Bloodrush) | 起動型能力 | ギルド門侵犯・ドラゴンの迷路 |
大隊(Battalion) | 誘発型能力 | ギルド門侵犯・ドラゴンの迷路 |
Family gathering | 呪文 | ホリデーギフトカード(Season's Beatings) |