吸血鬼
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吸血鬼/Vampireは、クリーチャー・タイプの1つで、人や動物の血を吸い不死を保つ怪物。マジックの最初期から存在しており、基本セット2010以降は黒の代表的なクリーチャー・タイプとして扱われている。基本的には黒単色か黒を含む多色であるが、赤単色のものも存在する。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
このターン、センギアの吸血鬼によってダメージを与えられたクリーチャーが死亡するたび、センギアの吸血鬼の上に+1/+1カウンターを1個置く。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
各終了ステップの開始時に、このターンにクロヴの吸血鬼がダメージを与えたクリーチャーが死亡した場合、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。あなたがクロヴの吸血鬼のコントロールを失ったとき、それを生け贄に捧げる。
3/3クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードが黒であるかぎり、吸血鬼の夜侯とあなたがコントロールする他の吸血鬼(Vampire)クリーチャーは+2/+1の修整を受けるとともに飛行を持つ。
多くの吸血鬼が持つ飛行を含め、能力の多くが吸血鬼のイメージに即して設定されている。その代表的なものが吸血能力と呼ばれる、クリーチャーを倒した際の自己強化能力である。
その他には以下のようなものがある。
- 倒した相手を配下にしてしまうもの(クロヴの吸血鬼/Krovikan Vampireなど)
- 味方を犠牲に強くなるもの(呪われたクロウヴァクス/Crovax the Cursedなど)
- 相手の血を吸い回復をするもの(夜の子/Child of Nightなど絆魂持ち吸血鬼)
- 相手の知識や精神を吸い取るもの(秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secretsなど)
- コウモリを使うもの(骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire、センギアの吸血魔/Sengir Nosferatuなど)
基本セット2010以前は、古典的なイメージを踏襲した上品で貴族的な雰囲気を持つ、中型から大型の飛行クリーチャーがほとんどであった。最初期から存在していたが、黒の代表的な大型クリーチャーにはデーモンも存在することや、上記のようなイメージと能力の兼ね合いの難しさから、その数は極めて少なかった(参考)。
しかし、基本セット2010において黒の代表的な種族となり、それ以降は、人々の中に紛れ込む現代的なイメージの小型クリーチャーが数多く登場するようになった。
ゼンディカー・ブロックでは吸血鬼が多数収録され、吸血鬼を参照するカードもいくつか登場した。また、いずれかの対戦相手のライフが10点以下の場合に強くなるというテーマ(流血メカニズム/参考)にそって作られた吸血鬼の一群が存在する。
ゴシックホラーがモチーフであるイニストラードでは、人間を襲うモンスターとして主要部族に取り上げられた。攻撃的な種族になるよう黒と赤に割り振られ、スリス能力が与えられた。赤単色の吸血鬼が初登場した。
- 伝説の吸血鬼はドラゴンの迷路現在、14体存在する。
- 自軍のクリーチャーすべてを吸血鬼にしてしまうメフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampireという吸血鬼もいる。
- ロード的存在にはBaron Sengirや吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnus、蟲惑的な吸血鬼/Captivating Vampire、血統の守り手/Bloodline Keeper、流城の隊長/Stromkirk Captainがある。
- プレインズウォーカーであるソリン・マルコフ/Sorin Markovもストーリー上は吸血鬼である。
ストーリー
背景世界における種族としての吸血鬼に関しては吸血鬼 (ストーリー)を参照。