双雷弾/Twin Bolt

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火+氷/Fire+Iceの火だけ抜き出した割り振り火力。

基本的に火+氷の下位互換と見て良いが、それでもなかなかの性能。超過した電謀/Electrickeryと同コストで、複数体に1点ダメージを撒くならそちらのほうが優れている。しかしこちらは1体に対して2点火力として使用可能で、プレイヤーに対しても撃てる点で汎用性が高い。同様に2枚分の働きをする炎の稲妻/Fireboltと比べても、2点分と4点分の差はあれど追加のマナが不要で即座にカード・アドバンテージを取りに行ける点では優れている。

アンコモンだった火+氷と異なりコモンなので、Pauperで使用可能。元々『火』だけでも使いやすかったので赤絡みのデッキにすんなり採用できる。タフネス1クリーチャーを多用する青単フェアリーやエルフ、トークンデッキ等に耐性を付けつつ、昆虫の逸脱者/Insectile Aberrationなど厄介なタフネス2クリーチャーにも刺さってくれる。

リミテッドでも優秀な除去。1枚でカード・アドバンテージが期待できるほか、裏向きクリーチャーに対する有効札になる。+1/+1カウンターを乗せる呪文や能力に対応して撃てればかなりのテンポが奪える。頭でっかちを並べて圧倒を達成しようとするデッキに対しても有利。霜歩き/Frost Walkerは良い的。

• 弧状の稲妻/Arc Lightningの下位種のようだが、そちらはソーサリー。合計ダメージと1:3交換でき得る点では劣るが、基本的にはこちらの方が軽くて唱えやすく、インスタントで使い勝手が良い。
  • 両者はタルキール覇王譚ブロックで共存している。
• 名前はおそらく雷/Boltと太矢/Boltを掛けた洒落。太矢とはクロスボウに使われる矢のことだが、イラストでは短弓を使っている。
• 開発の段階でも火+氷の存在は意識されている。分割カードの片方を抜き出して同じ名前で印刷することは混乱を招くため、意図的に避けられている。(参考)

参考

• カード個別評価：タルキール龍紀伝 - コモン